京都研修Part2  | あしだ畳店のブログ あしだのジョウ(畳)

京都研修Part2 



TTM京都研修 続きです。

建仁寺   祇園にあります 臨済宗建仁寺派の総本山

このお寺 見所満載でした。

まずはなんと言っても 風神雷神図



下の書は ダウン症の女流書家 金澤翔子さん が書いた 風神雷神 です。





この畳 畳の脇部分の縁が 青海波 という波? 海? をモチーフにした特殊な紋様の縁が付いています。 普段ではあまり見れない物です。 今回は後で改めて紹介しますが 高台寺・圓徳院さんと建仁寺さん2箇貴重な物を拝見できました。 皆様建仁寺、高台寺・圓徳院にいかれた際は注視してくださいね。



この龍の襖も凄すぎ!






 ここのお部屋は何所も圧巻でした。 畳床はあまり古い物ではないと感じました。 畳表の張替えをやってまだそれほどたっていないようでした。 付いてる表は ひのさらさクラス? かな っていう言い方ではわかりませんね。 熊本産の最高ランクの畳表です。 厚みがあって目が細かく奇麗な表でした。仕事も奇麗な仕事がしてありました。




この畳 素人さんが見るとただの畳だと思いますが 実はこれ最高級品いまや幻の表と言ってもいいかもしれない 中継ぎ表 がつけられています。 特徴は畳表の真ん中で二本のイグサを継いでいるので画像でわかりにくいかもしれませんが 畳の真ん中が畳縁に平行に少しだけ黒くなってるのがわかるでしょうか? これが継ぎ目なのです。 今では手織り中継ぎ表はほとんど手に入らないメチャメチャ貴重な畳表なんです。  畳屋をやってると 襖の見事な絵よりも貴重な仏像よりも まずは畳に目がいき気になってしまうんです。だから、京都のお寺さんは何所に行っても飽きないし とてもとてもいい経験、いい勉強になるんです








東陽坊 というお茶室  2畳台目の茶室、 2畳台目向板の控えの間 です。

中に入りたかったな~ でもこれだけ見れてもすっげー興奮しワクワクします。










お庭を含め 見所満載でした。


そして最後はこれ

法堂の天井に書かれている 双龍図   圧巻です!



次回は TTMクラブ研修の様子を書きます。