相場横這 | 鏡市場のブログ

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畳表の主産地にある私設市場の『鏡市場』です。

畳表に関する現況やニュース等をお届けします。

10月27日あたりから暑かった夏日も急速に気温低下、肌寒さが感じられ北国は例年より早い降雪となり、早くもラッセル車が出動している報道あり。今年は秋が無く、一足飛びで寒い冬が到来したような・・・これから例年より寒さが一段と厳しくなるよう報道されている。(11月8日=立冬)

なんと今年の気温変化の激しいこと!


寒空になった圃場では農家の稲刈りも一部を残し作業終了。近場に点在するライスセンターの倉庫には新米が高々と積まれ、ひっきりなしに満載したトラックが飛び交う。製織農家では早くからポット苗の植え付けや秋の行事などにより生産は減少傾向にあるが、受注に間に合わそうと遅くまで織機を稼働させている農家もある。

相場は横ばいながらも展示会後の注文などから忙しくしている業者もあり、引き合いも多いことから上級クラスのは幾分強気ながら入用買い程度で殆んど横一線。中級クラス以下も横這い状態で、今のところ活発化は見られない。ちなみに当市場の10月平均価は1439円と9月の平均価より40円ほど値下がりしている。引き合いの多い上級クラスが平均価を保っている状況下で、刈取り後における藺草の作柄は近年にない不作期を迎えた訳で、各農家の価格差は酷く藺草農家は笑顔を出せない状況で、植え付け前にして深刻な時期を迎えている。

※減少する展示即売会を終えたある業者との会話

「展示する製品暢達時期は分かるが展示即売する時期はいつが良いのか迷っている。同じ費用をかけて開催しても展示時期により売り上げに相当な違いが出る・・・いつ頃が良いか・・・」と言う声も聞かれすべてが以前に比べ遅れがちなことから、展示会後における受注表の暢達に、生産間に合わない同業者たちの不満といら立ちが見受けられる。

新旧表の交差する8月後半より9月にかけ、ほとんどの織機が「今年こそは・・・」の期待をかけフル稼働するわけであり、市場への出店も数を増すわけであるが、訪れる入札業者の受注は少ないとみえ、落札率の悪い活気なさが相場として現れる。

製織率が下降する10月に入り「展示会協力を・・・」の強い業者の要請が始まる始末で、ほとんどが上級クラス中心であり、限られた生産農家に集中してしまう。ゆえに書いて業者の一方的な要請に対し、農家の不平も聞かれ、1日の製織数も限られ応じきれていないのが実情である。受注のない時期での表の買い付けはしたくない業者の事情も分かるが、製織率の良い時期に買い付けをしていただくことを切に願い、遅れ気味な11月に期待している。


当市場は国産の付加価値をつけるため、あらゆることに取り組んでおり、生産者が少しでも頭痛めることなく栽培に取り組めるよう努力している。