2月に入り畳表の製織中心の家業となっております

イグサの管理も徐々に始まっていき、3月に入れば本格的にスタートします


さて、今週の天気は以上とも言える暖かさ

3月後半から4月上旬を思わせる気候です

したがって、畳表を製織する際の加湿の具合には、最善の注意を計っております


基本的にイグサの加湿は、気温が上がれば上がるほど来やすくなります

その為、気温の差が10度以上有る今週などは、冬場の設定(加湿機)から春の設定に変えるなど経験を生かし、畳表の変色を防ぐ努力を行っています


明日からは、また寒が戻ると聞きました

その為、その度合いを考慮して再び加湿の設定を変える予定です


この様に一枚の畳表を製織するにも、きめ細やかな手間と経験を生かした判断が必要なのです

私が製織している畳表は、願い拘りがこもった芸術作品である事が少しでも理解していただけたなら幸いに思います

^^

大変ご無沙汰しておりました
気が付いてみれば・・・
可成りのご無沙汰ですね^^;


セレンディピティ.webnet -イグサの収穫風景

6月の中旬からほどよい雨もあり、心配していたイグサの伸長も予定通りに伸び、今日からイグサの収穫を開始しました

基本的に我が家は、ひのみどりの栽培が中心です
したがって、本来の収穫日は7月1日を予定しておりましたが、生育の遅れもあった為、2日遅れのスタートとなりました

今年の我が家のイグサの品質は、・・


長さは順調予定通りです^^
収量も昨年と変わらない平年並み
品質も良好です
しかし、・・


梅雨入りしてからの急激な身長の為、若干根白(元白)のが目立ちます^^;
二枚目(田んぼ)からは、この点は緩和できると思いますが・・

自然相手の農業です
したがって、人為的にどうにもならず、来年の課題となりました


今後は、気を引き締めて産地情報としてアップに心がけたいと思っています
可成り言い訳気見ておりますが、頑張りまぁ~すよ 
勿論、イグサ刈りもですけど・・
^^;

今後のblog更新にご期待を・・

では、おやすみなさい
zzz・・・


セレンディピティ.webnet -2009いぐさ

順調に生育していますよぉ~^^


い草の杭打ちも一段落
只今、次の作業の通り入れの真っ最中であります

今年のい草は、4月から5月にかけて天候が良かった為、長イになる芽の発芽が順調です
加えて品質も良好
後は、6月のほどよい降雨に期待を寄せているところです


今後の作業として、い草の伸長に備えて杭と杭の間を更に紐で縛り、網を張っていきます
収穫に向けてカウントダウンも始まりました
最後まで気を抜かず行きまっせぇ~ ^^

こんな物を作ってみました^^

中継ぎ表タペストリー

中継ぎ表を加工したタペストリーです!

現代ハウスの空間に合うようにカットした、縮小版です
本来、実物を飾るのが一番良いと思いますが、何せデカイ^^;
壁の広さ的に一間は、必要です
ちなみに私は、現物を玄関に飾っております
味があって古風な感じが良いですよ!

これは縮小版故、ちょっとしたところに飾る事が出来ます
不思議な事に和の空間を作り出すんですよ
中継ぎ表のひと味違った活用法でした^^

まずは、こちらを御覧下さい!

中継ぎ表 1

今期、熊本県いぐさ・い製品品評会で農林大臣賞(い製品)を受賞されたOさんが加工された中継ぎ表です
(4配表)

さて・・
なぜ、この中継ぎ表を加工しようと思われたのか!?
それでは、その経緯を紹介したいと思います

以前から中継ぎ表には興味があったそうで、次に自宅の畳主張り替えをする際には、是非中継ぎ表で・・
その様な強い思いがあったそうです

製織中を拝見しましたが、熟成表職人としての魂を感じました

中継ぎ表 2


中継ぎ表 3

従来中継ぎ表の原料は、剣先を活かした短いイグサを使います
しかし御覧のようにこの中継ぎは、違います
長イグサの本当に良い部分だけで加工されています
まさに贅沢の極みを思い、加工された中継ぎ表なのです

実物を拝見され、その感動を味わってもらいたいと願いますが・・
本当に綺麗ですよ!^^