母がなくなるまでは自分が母のおかげでこの世に存在するんだという当たり前のことを考えたことはありませんでした。


会社勤めの頃は会社がうるさかったので毎年人間ドックや健康診断を受けていましたが、近頃はよくサボってました。


乳がん検診はしてるからいいか、とか

特にどこも悪くないな、とか

持病の通院でたまに血液検査するから何かあったらわかるだろう…とか。


自分の体を大事にしているとはとても言えない状態でした。


母を亡くしてから自分の体は母が作り出してくれたんだな…と思うようになりました。


今までは自分の体は自分のもの。

そう思っていました。


でも、違う…。


この身体は母が大事に育ててくれたものなんだ。

私には記憶がない赤ちゃんの頃も、おねしょばかりしてた小さい頃も当たり前に出てきた毎日の食事も、転んで怪我をした時も、高熱があった夜も、反抗期の時も…

いつの日も母が大切に育ててくれた身体なんだ。


そう気がつきました。


だから、私は私を大切にしなくちゃいけない。

だって母の努力が愛情がこの身体を作り上げたんだから、私の勝手でぞんざいに扱ってはいけないんだ…。


そんな風に思ってます。


ね…だから、少しずつだけど元気になるからね。自分の身体も大事にするよ。


毎年しっかり人間ドックもいくし、運動も始めるよ。サボってた料理もやりはじめたよ。


お母さんが命をかけて教えてくれたことを無駄にしないように、自分を大切に行きていくからね。




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