今年は父の13回忌でした。

時期は7月。


非常に過ごしにくい季節です。


母は病気が発覚してしばらくは、

「お父さんの13回忌は、こんな体じゃ行く自信がない…あなた達に頼んでいい?」と話してました。


私も姉も母の意見に賛成してました。

暑い時期にほとんど食べれなくて東京から岡山まで行けるわけがないと…。


ところが、6月に入ると、

「13回忌は出席する。きちんとやらないと死んでも死に切れない。お父さんに怒られる」と言い出しました。


あまりにも繰り返し言ってくるので、

「これがもしかしたら自分で歩いて行ける最後になるかもしれない。幼い頃からの友人や兄弟にも会わせてあげたい」

連れて行ってあげなきゃいけない。そんな気持ちが強くなりました。


主治医の先生に相談したところ、

・発熱などがないこと。

・行く直前は抗がん剤治療を休む

・念の為、車椅子で行く


等の助言を頂きました。


新幹線もグリーン車にし、向こうでの移動はタクシーでと母と話しながら

「誰がお金出すのよー」

「お母さんでしょ?」などと冗談も言いながら、これが目標になっていい方向に向かうかも…。と思ったりもしてました。


6月24日、仕事の帰りに寄った私に、母は怠そうにしんどそうにベットから私を見て、

「まだ食べれるし、歩けるから私行くよ」と。


もうほとんど食べれてないし、歩くのも限界に近かったのに…。

「大丈夫!ちゃんと手配するからね」と言うと安心してました。


この約10時間後、母は亡くなりました。


 

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