緊急入院、胆管シャント処置、弟の他界が重なり、母のストレスは最高潮に達していたのだと思います。

 

叔父の葬儀の日も頻繁に電話をかけてきて色々と話してきますが、

その度に話す内容が異なります。

 

昨日緊急に手術を受けたとか、

先生が来てしばらく入院になったとか。

と思えば、留守電に明日の何時に迎えにきて等、

普通の会話ではありません。

 

叔父の告別式から帰り、次の日の朝一で病院に行くと、

母は帰り支度をして携帯を握りしめ、廊下をうろうろしていました。

 

「あぁー、よかった。昨日からずっと待ってたのに」と母。

母を一旦、病室に連れていき看護師さんを捕まえ何が起きているのか、

母が話していることの何が本当なのかを確認しました。

 

看護師さんの話はそれほど複雑なものではなく、

そんな簡単な話を理解できないほど混乱している母。

母のストレスがよほどのものだったのだと実感しました。

 

帰りのタクシーの中でも10年以上前に他界した父のことを

今ニューヨークにいる、元気かしらと突然言ってきたり・・・

 

せん妄。。。。怖い現象でした。

 

退院して、2、3日すると母のせん妄は落ち着き、入院中にこんなことがあったんだと話したら、「ええっ!!!」と本当に驚いていました。

 

そして、私と姉が相談して(母曰く)へんな宗教みたいな病院に勝手に入れたという発言に対して、心底誤ってました。

「いつも迷惑かけて色々世話をしてくれてるあなた達にそんなひどいこというなんて」…と。

 

1週間も経った頃にはすっかり元の母に戻っていました。

 

この先もなんども入院することになるだろう。。。

大丈夫だろうか。。。

 

 

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