CTの結果、胆管が詰まってきているとの説明を受けた翌日から、

37度越えの発熱がありました。

 

これまでも抗がん剤治療の次の日に、発熱することはありましたが、

今回は胆管が詰まってきていることから高熱が出るかもしれないといわれていたので、慎重に過ごしていました。

 

診察から3日目の朝早く、姉から

「昨日の夜、熱っぽいと言っていたけど熱を測らせてくれなかったので何度かわからない」…この頃、私と姉は母への対応でよくぶつかっていました。

 

あくまでも私から見た感覚でしかなく、姉には姉の考えがあったんだと思いますが、38度超えたら、必ず病院に電話をするようにと言われているにも関わらず、熱っぽいのに熱を測らなかったという行動が信じられませんでした。

 

「なんで熱測らなかったの?病院に言われてるじゃない」といっても、

「だって、怒るから。。。」

 

今振り返ったら、毎回母の治療に同行し、直接主治医から話を聞いていた私と、私を通してほとんどLINEで報告を受けていた姉とでは臨場感が違ったのかもしれません。

 

それに元気だった頃、一緒に暮らしながらもほとんど会話もない二人が、病気になったからといって関係性が急に変わるということも難しかったのでしょう。

頭ではわかっていても、私にはそんな楽観視できる状況じゃないのに。。。という思いがぬぐい切れませんした。

 

その日は日曜日。

このやり取りで心配になった私はすぐに母のもとへ。

 

熱は38度超えてました。

朝早く38度あるということは今後もっと上がるかもしれない。

普通の風邪の38度ではなく、素人にはどうしようもない状況での38度。

 

急いで病院に連絡をしたところ、母のカルテをみながら当直の先生より、

「胆管炎を発症しているのもしれないからすぐに連れてきてください」と指示が。

 

私はこの当直の先生の「すぐ連れてきてください」という指示にまたビビりました。

大丈夫だろうか。。。つい3日前にはまだ緊急ではないとのことだったのに。。。

 

とりあえず、母を着替えさせ、身の回りのものだけを持ち

バタバタと夫の車で病院へ。。。

 

救急外来で一通りの検査をしたところ、3日前よりも胆管が炎症を起こしている。

来週の処置入院を早めてこのまま緊急入院にしましょうと言われました。

 

このバタバタと緊急入院したことが、入院中の母の精神状態に大きく影響を及ぼし、

『せん妄』という症状が母に現れだしました。

 

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がん 闘病記(永眠)へ
にほんブログ村