私もそうだけど、高品質な衣類を安価で売ってくれるユニクロに感謝する人はたくさんいると思う。
けど、同等の品質のものを同等の価格で売ってくれるなら、別にユニクロじゃなくても構わない。
電気製品が安く買えるならヤマダ電機でなくても構わない、ランチが安くつくならマックじゃなくても構わない。ユニクロも同じ。
これが、低価格路線で市場を制覇した企業の宿命。感謝されていはいても愛されていない。失くなっても、代わりがいれば誰も悲しまない。
それが、アップルやホンダやソニーとの違い(後ろの2つは、今ちょっと怪しいけど)
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だから、優秀で会社を愛している社員ほど「低価格路線からの脱皮」を図りたがるんだろうと思う。
でもそれに付いてくる顧客はいない。高くなったら安いところで買うだけ。
だから、その目論見はたいてい失敗する。
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結局、ユニクロは、日本では低価格路線を貫くしか手がないと思う。(海外では話が別。長くなるから書くのは別の機会にしますけど)
安物屋の会社って言われたって別にいいじゃん。みんな愛してはいないけど感謝している。それだけでもで十分スゴイことじゃないのかな?
私としては、柳井さんが言っている「高品質かつ低価格」を徹底的に進めて欲しい。
それが実現したら、超一流企業になる。
そのほうが、半端な高価格路線より、よっぽどカッコいい!
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160526-00000869-fnn-bus_all