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30代前半で糖尿病

自分への戒めや日記として書いていきます。



「まぁ、今これだけ食べても何の影響もないでしょ…」


ごはん時やおやつの話じゃありません。

夜中の1時や2時といった「寝る前」の話です。


ポテチ等のお菓子をバリバリ。

ご飯が残っていれば玉子や納豆と一緒にかきこむ。

気分次第では湯を沸かしてインスタント麺を食う。


お腹いっぱいとまではいかないけど、満足感は得られていました。

そしてPCで動画を見たり、録画しておいたCSI:マイアミを見ながら寝てしまうのです。



私は「食べること」を常に考えていました。


元々お腹が弱かったのですが、変な病気だといけないので内視鏡検査をしてもらいました。

診断の結果「IBS(過敏性腸症候群)」と言われました。


例えば快速電車に乗ったとします。

いくつか駅を飛ばして停車、またいくつか駅を飛ばすして…と目的地までその繰り返しです。

私の場合、「トイレに行けないな」と思うとお腹が痛くなり、下痢のような苦しみに襲われます。


電車が駅を出る → しばらく止まらないな=トイレに行けない → お腹が急降下…と言った流れです。


仕事上、車を運転するのでいつトイレに行けるか分かりません。

だから朝ご飯は食べない、昼もトイレをする時間が無かったり、これから向かう先にトイレがある事を知っている所へ行く予定の時しか食べません。



するとどうなるでしょうか。


トイレが近くにあっていつでも行ける環境の時に、まるでタガが外れたように食べてしまうのです。


具体的には仕事が終わって家に帰ってきたとき、休みの日です。


勤務時間が不規則なため、夕方から出勤して深夜3時に退勤したりします。


もう帰って寝るだけなのに某牛丼店で

メガ盛り+から揚げ5個+生玉子+豚汁+お新香を食べます。


何となくハンバーガーが食べたければ某Mに行って3セットほど買って帰ります。


家でゆっくり食べたいなーという時は弁当とインスタント麺とおかずを2つほど買って帰ります。



いずれのパターンにも、コンビニでスイーツとカフェオレ(1ℓ)とアイスをデザートとして購入します。



自分でも「このままじゃヤバいかも」と思っていました。

けど仕事前や仕事中に何も食べられないので食える時に食っとかないとね!と理由付していました。


こんな生活を続けていて健康であるはずもなく、今回「糖尿病」と言われてしまったのです。



だから



「なるべくしてなった」


と思いました。




前回のブログに書いた通り、私に「糖尿病」だと宣告したクリニック(医者)はなんか胡散臭くて信用できません。


だから近々かかりつけの病院に行ってもう一度検査をしてもらうつもりです。



今日はここまで!









会社の健康診断で血圧が高い事を知りました。

上が180、下が96という数値でした。


私の父親(63歳)が高血圧でもう15年ぐらい血圧を下げる薬を飲んでいます。

私とは違い、父親は健康に物凄く気を使っていて、肉より野菜だったし運動もしていました。

体形は30年以上変わっておらず(本人談)、血圧以外に悪いところはありません。


幸いなことに私の周りには病人と呼ぶような人がいないので

病気に対してはほとんど何も知りません。


高血圧=デブがなる病気だと思っていました。


そんな父親は「食べ過ぎはアカンぞ。痩せた方がいいぞ」と実家に帰るたびに私に言っていました。

そんな言葉を聞くたびに「高血圧野郎がヌカすな!」とまるで聞く耳を持たず、心の中で悪態をつくばかりでした。



自分が高血圧かも…と意識しだすと、体の不調がすべて高血圧由来だと考えるようになりました。


朝起きた時に頭が痛い、目の奥が痛い、体がジンジンと熱を持つ、器用だったはずの指先を動かすのが億劫になった…などなど。


しかし「病院に行こう」とは思いませんでした。


父親が「高血圧は一生薬を飲まないといけない病気だ。だから気を付けろ」と会うたびに言っていたからです。


33歳という若さで高血圧と診断され、投薬されると何十年もの間、薬を飲まないといけませんよね。

愚かな私は体を守ることよりも、誤魔化す方を選択してしまったのです。



2015年2月5日、朝起きたら強烈なめまいを覚えました。

今までにない、目の前の回転に首が引っ張られるような強烈なめまいでした。


「こりゃいよいよヤバいな…」


そう思ってその日はとりあえず出勤し、次の日を休みにしてもらいました。


高血圧で脳がどうにかなったんじゃないかと思っていたので脳神経外科へ行きました。

さっきも書きましたが、周りに病人がいないのでどの病院・医者がいいのかわかりません。

ネットで近所の脳神経外科のクリニックを探して行ってみました。


飛び込みだったので2時間ほど待たされ、コクリコクリと居眠りを始めた時にやっと名前が呼ばれました。


顔にデキ物がいっぱいあって、肩にフケを大量に乗せた50代中盤ぐらいの先生でした。

正直、不安になりました。


開口一番、「えらい血圧を上げてきたね!」と言われました。

大阪弁なので若干おかしく聞こえますが「凄く血圧が高いですね」って意味です。


症状を話すと「じゃあMRIとレントゲンを撮りましょう」と言われ

着替えをさせられてMRIの部屋へ入りました。


120キロ超えの私でも入れるのか…?と不安になりましたがスポッ!って感じで入りました。

20分ぐらいでしょうか。ガーガーという音を間近で聞かされてうんざりしているとやっと終わりました。

矢継ぎ早にレントゲン室に通され、首を中心に撮られました。


その時に「脳や首に緊急性の問題が無ければ今日は終わりです」と技師に言われました。

言われた通りに受付で待っていると名前が呼ばれ会計&処方箋です。


受付の看護婦さんが結果について何も言ってこないばかりか、今度いつ診察に来いとかこういう事に気を付けてっていう注意事項すら言ってこないので

「あのー、検査結果はどうだったんでしょうか?それと今度はいつ来れば…」と喋っている最中に

「簡易画像では異常は無かったみたいです。今度は2日後ぐらいに来てください。その時に今後の話があると思います。」とぶっきらぼうに言われました。


その時にもらった薬は「めまい止め」「整腸剤(胃腸薬)」「血圧を下げる薬」でした。


なんか思い描いていたのと違うなーと思いながら家に帰って嫁に病状を説明し…ようと思いましたが、よく考えるとなんでめまいが起こっていたのか説明を受けていないので説明できませんでした。


2日後、またクリニックを訪れました。

前回「直近の健康診断の結果を持って来てくれ」と言われていたので持って行きました。


またもや2時間近く待たされ、ようやく呼ばれた時には疲れ切っていました。


MRIの画像とレントゲンの写真をパッパッパッと見せられて

「はい、脳や首には異常は無いですね。たぶん緊張性のめまいでしょう」と言われました。


持ってきた健康診断の結果を渡すと「血糖値が高いなぁ。ちょっと検査しますから処置室の前で待っていてください。」と言われました。


恥ずかしながらこの時点では何の検査なのか、血糖値が高いとどうなるのか、何の病気を疑われてるのかはまったく分かりませんでした。


処置室前に行くと看護婦さんが待ち構えていて「これにオシッコを入れてくださいねー」と紙コップを渡してきました。

トイレの小窓にオシッコを入れたコップを置くと、すぐに奥から看護婦さんの手が伸びてきて回収されました。


「なんだ?そんな緊急の検査なの?」と思っていると

次に処置室に通され丸い小さな椅子に座るように言われました。

壊れないかなぁと心配しながらゆっくり座ると

「指を出してくださいねー。はい消毒しますよー。はいチクッとしますよー」と考える暇も無いくらいに主導権を握られ、指に何かされて血が出ました。

それを機械になすりつけて「ハイ結構ですー。受付前でお待ちくださいー」と看護婦さん。


これ、前と同じパターンやんけ!と心の中で思いながら受付前で会計の順番を待っていると

看護婦さんがやってきて「先生がお話があるのでこちらへ…」と真顔で言うのです。


こりゃなにかよくない事が検査で分かったんだなと鈍い私でも思いました。


待合室を抜け、診察室の前を通って裏へ…たぶん他の患者の目があるからでしょうが、なんかすごく怖かったです。

裏から診察室に入るなんで普通は無いし、特別なんだろうな…

検査直後に特別って…なにか重大な病が見つかったのか?と不安に思いながら看護婦さんの後についていきました。


先生の前の椅子に座ると「○○さん、糖尿病ですわ」と言われました。



はぁ?



素直な感想はこれでした。



糖尿病?なんで?俺が?まだ33歳やで?


こんなことが頭の中を駆け巡ったような気がします。


覚えていないのです。


先生から説明を受けている最中、そのクリニックの看護婦さんほぼ全員が私のことを見ており、

その目は明らかに「可哀そうに…」と言っていました。


その看護婦さんたちの目が気になって先生の話が全く頭に入りませんでした。












その時のもらった結果がこれです。↑


この数値がどれぐらい悪いのかも分からず、ただ「糖尿病と診断がつく」と先生に言われ

処方箋をもらいました。


ちなみにですが、12月に行われた会社での健康診断の時の血糖値は「126mg/dl」でした。

HbA1はわかりません。



これってどの程度の進行度なのか、それぐらいのヤバさなのかも教えてもらってません。

また、食事に関する事や運動に関することも教えてもらってません。


ただ「糖尿病と診断がつく」「糖尿病の薬を出された」という事しか分かりません。


普通こんな感じなのでしょうか?



もちろん正常値ではないので健康体ではないと思いますが

ネットで調べてみると限りなく正常値に近いとも思えます。



その先生のことを疑っているわけではありませんが、

今度はかかりつけの病院に行って調べてもらおうと思います。






今日はここまで!








このページにたどり着いたという事は「糖尿病」に関心があるって事ですよね。


旦那様や奥様が、あるいはおじいちゃんやおばあちゃん、もしかすると子供や孫が糖尿病と診断されて…という方もおられるかもしれません。


私自身、こんなブログを初めておいてアレですが、イマイチ実感できていません。


ですが、ここに至るまでの経緯を書くことによって、画面の向こうでポテチを食いながら

「痩せなきゃなー」と思っている人を救えるかもしれません。



まず簡単に私を取り巻く環境について書いておきます。


私→30代前半、妻子あり。結婚12年目。

身長 180cm、体重 128kg。

仕事→主に車を運転。一日平均13時間労働。勤務時間はバラバラ。



ウチの家系は母方が糖尿病の家系でして、

私の祖父(78歳)が糖尿病の合併症でほぼ失明、片足切断

私の曾おばあちゃん(祖父の母親・88歳で逝去)も糖尿病だった

という状況です。


身近に糖尿病患者がいながら自分もそうなってしまったという情けなさに似た感情が渦巻いています。


糖尿病であると宣告されたのが2/5でした。


今にして思えば

「なるべくしてなった」

と思います。


次回は宣告されるまでの私の生活を書いていきます。