「尖閣・竹島は日本固有の領土」への批判記事 | 特別支援学級教員のブログ~人生、何事も勉強~

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3浪した大学受験、充実した大学時代を経て、小学校特別支援学級の先生になりました。
そんな日々に思ったことについて、たまに更新していきます。
コメントとか待ってます。

昨日、信じられないような記事を見つけた。

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領土の学習 思考の回路をふさぐな
http://www.shinmai.co.jp/news/20140129/KT140128ETI090005000.php
なぜ領土をめぐってもめているのか。将来の有権者にはしっかり学んでほしい。

 ただ、自国政府の主張を知るだけでは解決に向けた考えを巡らすことはできない。ましてや「問題は存在しない」では、思考は停止してしまう。

 文部科学省がきのう、中学、高校の学習指導要領の解説書を改定したと発表した。尖閣諸島と竹島を「我が国固有の領土」と明記した。解説書は授業や教科書作成の指針になっている。

 下村博文文科相はこの日、解説書だけでなく、法的拘束力のある学習指導要領そのものにも明記すべきだとの考えを示した。

 解説書の改定で、中学社会の地理的分野は「固有の領土」に続き、尖閣諸島では「現に我が国が有効に支配しており、解決すべき領有権の問題は存在していないことを理解させる」とした。竹島は「韓国によって不法に占拠されているため、累次にわたり抗議を行っていることなどについて的確に扱う」としている。

 もちろん、政府見解を知ることは大切だ。だが、相手国の歴史や見方を教えなくては平和的解決の道筋を考える学習にならない。

 中国は「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は古来、中国の領土。日本政府は日清戦争で秘密裏に窃取した」と主張する。韓国も「独島(竹島の韓国名)は6世紀の新羅の時代から固有の領土で、日本が主張する領有権問題は存在しない」と反論している。

 長らく平行線をたどってきた。本格的な衝突を避けるため、日中韓は領土問題を先鋭化させないための知恵を絞ってきた。

 安倍晋三首相は両国との関係について「対話のドアは常にオープン」と繰り返してきた。しかし、先の大戦のA級戦犯を合祀(ごうし)する靖国神社を参拝するなどでドアを自ら遠ざけた。日中、日韓の首脳会談は全く開催のめどが立たない。

 一方で、国内では内向きな「愛国心」教育を進める。第1次政権で愛国心を教育目標に盛り込んだ改正教育基本法を成立させた。続いて、現政権では改正法に照らして重大な欠陥がある教科書は不合格にすると、教科書検定基準を改めた。

 今の「道徳の時間」は、教科に格上げする。新しい検定基準を通った教科書を使い、子どもたちを評価する。

 単一の価値観をかざし、対立する国との対話を閉ざしたらどうなるのか。それこそ「歴史」の中から学びたいことだ。
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日本固有の領土を「我が国固有の領土」と言って何が悪いのか。
中国や韓国が反対しているという事実は、教えるべきかもしれない。どんなおかしな主張をしているかを、教えるべきだ。しかし、その上で「でも、竹島・尖閣は日本の領土です」と教えることが、どうしていけないのか。
日本の将来を担う子どもたちに、日本の領土の問題をきちんと教えるということは、最低限の教師の役割ではなかろうか。

道徳の教科化も引き合いに出し、「単一の価値観」などという読者の琴線に触れそうな言葉を用いて民衆を扇動しようとする。
全く、日本のメディアも堕ちたものです。

紙媒体の記事を見ると、この改定に対する日教組教師の批判的な意見が載せられていました。

コメントは、批判一色。
完全な情報操作。
そんなメディアこそ、歴史から学んで戴きたい。そう思います。

早く、教育現場を変えないと、日本が滅びてしまう。
冗談じゃなくそう思い、寒気がしました。