肢体不自由児療育施設バイト 6日目 | 特別支援学級教員のブログ~人生、何事も勉強~

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3浪した大学受験、充実した大学時代を経て、小学校特別支援学級の先生になりました。
そんな日々に思ったことについて、たまに更新していきます。
コメントとか待ってます。

今日の担当は、脳性マヒでてんかん持ちの男の子、養護学校小学部2年生。
この子はずっと表情が硬めで、「何とかして、この子の笑顔を引き出してやる!」と意気込んで、色々と試してみました。
朝に全体でやった手遊び歌の時に表情がほころんでいたので、音楽関連のおもちゃを与え続けました。
マラカスとかおもちゃのオルガンとか太鼓とか色々試しましたが、結局は鈴に落ち着きました。
しかし、反応はイマイチ。
ボールとか本とかも試してみましたが、ほとんど反応はありませんでした。
そして帰り際、振り子みたいなおもちゃを使って、「あなたはだんだん眠くなる~、眠くなる~」とか遊び心でやってみたら、
びっくりなほど食い付いてくれました!

お迎えに来たお母さんに聞いたら、目の前でそんな風にチラチラさせると喜ぶのだそうで。

最後に沢山笑顔を見れて、嬉しかったし、ホッとしました(^^)

一生懸命考えて考えて対応した分だけ、子どもは返してくれる。
そんな常套句が身に染みました。
あとで振り返ると、反応が薄い子だからこそ、懸命に向き合えたのだと思います。

またこの日は、担当の子以外と沢山接する機会がありました。
小学部2年生で、自分では全く手足を動かせない、(多分)アテトーゼ型の脳性マヒの男の子がいます。
身体的には最重度の子なので、私たち学生アルバイトにはなかなか担当させてもらえません。

マヒの関係で話すことは出来ないものの、こちらが言ったことはちゃんと理解してくれます。
なので、たまたまそこらへんにあった警視庁のパトカーとトーマスと(自分の)靴下を使った即興の寸劇をしてみました。
(中身は下らなすぎてほとんど覚えてません 笑)
取りあえず楽しんでもらえたみたいで良かった(^-^)
またそういう子は、放っておくと関節が固くなったり感覚が鈍ってきたりするので、支援者側で関節を曲げてあげたり、マッサージしたりということが必要になります。

しかし、実際にやってみると、筋肉が緊張してると腕が鋼のように固く、それを上手くほぐしてあげないと動かせません。
腕や足全体が特殊な方向に曲がっているので、どっちに曲げてあげればいいのかも良く分からない。
大学の講義で少し教わったことでしたが、やっぱり実体験と結び付けないと全然知識が入ってこないんですね。
関われば関わるほど魅力的な子だし、いつか学生のうちに、彼を担当出来るくらいの対応力を付けたいな、って思います。