肢体不自由児の療育施設でバイト始めました。 | 特別支援学級教員のブログ~人生、何事も勉強~

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3浪した大学受験、充実した大学時代を経て、小学校特別支援学級の先生になりました。
そんな日々に思ったことについて、たまに更新していきます。
コメントとか待ってます。

この夏から、肢体不自由児(手足が思うように動かせない子)の療育(医療と保育、主に保育)施設でアルバイトをさせて戴くことになりました。

私は特別支援教育を専攻していて、卒業と同時に知的障害・病弱・肢体不自由の免許が取れます。
しかしウチの大学には、知的障害の特別支援学校はあるのですが、肢体不自由はありません。そんな現実から、普通にカリキュラムをこなしているだけでは、肢体不自由児と全く接することなく肢体不自由の特別支援学校教員免許を取れてしまいます。
それはちょっとまずいだろう、と思っていたところに、サークルの先輩からこのバイトの話を戴き、やってみることにしました。

まず、肢体不自由の子どもに接するのは初めて。そして、ボランティアや実習でなく「仕事」として障がい児に接するのも初めて。

その中で、初めは不安ばかりが頭の中を過りましたが、何日かやってみて、この仕事に出会えて良かったって心から思います。
ブログには、単発の記事にして書こうかとも思ったのですが、日記を読み返してみると、得られたものが多すぎて、とてもじゃないけど一回分の記事には収まらないことに気付き、シリーズ化してみよう、と思い至りました。

今回は、そのイントロ部分。

まず、子どもと会うまでに抱いていたイメージとしては、どの子も寝たきりや車イスかな、という感じだったのですが、
実際はほとんどの子が上半身は自由に動かせて、中には危ないながらも歩ける子も居ました。

大学の講義で、「肢体不自由の学校に通っている子の7割は知的障害と重複(2つ以上の障害を持っていること)している」と教わりましたが、その施設にいるほとんどの子が、知的障害との重複児でした。

また、大学附属の特別支援学校にいる自閉症の子が、少し前までそこの施設でお世話になっていた、という話も驚きでした。
確かに、すぐに座り込んだり寝そべったりしてしまう子ですが、そんな視点でその子を見たことはありませんでした。

各障害の垣根って実はすごく低いのだと、自分は子どもの障害名から不必要な先入観を抱いてしまっていたのだと、
気付かされました。

1人の子を見ていく上で、色んな角度からアプローチしていかないと、その子の本質は見えて来ないんですね。

自分の中での色んな部分の考え方が、変わりました。


・・・と、今日は説明と感想だけで終わってしまいましたが、明日から、プライバシーに触れない程度に、色んな出来事を紹介していこうと思います(^^)