今回の目標は、その1に書いた通り、
「全員と関わる!」
というものでした。
それの達成度を計る意味でも、
「放課後の孤独な作業」
というものをしました。
教育法則化運動などで有名な教育実践家、向山洋一先生の有名な実践。
子どもが帰ったあと、教卓に座って机を一つひとつ目で追いながら、クラスの子ども全員についてのエピソードや自分との関わりを、全員について記述していく、というものです。
向山実践は賛否両論が激しいですが、この実践を批判する人はなかなか居ないはず。
35人分やってみると、いかに自分が全員と関われてないか、見れてないか、そしてそれが出来てるつもりになっているかが分かりました。
多分、全員と何らかのカタチで関わってはいたはずですが、
なにせ、予想以上に思い出せない・・・
いつも駆け寄って来てくれる子でも、いやむしろそんな子ほど、具体的な場面となるとなかなか思い出せない・・・
そういう子ほど、対応が雑になっちゃうのかな~、とか思ったり。
悔しいけど、もうリベンジの機会はありません。
いつも、教材や絵本を引っ提げて、わくわくしながら登校しました。
いつもいつも、教室に入ると「口笛少年先生!」って嬉しそうに駆け寄って来てくれた。
休み時間や給食の時間は、必死で私を取り合いっこしてくれた。
すぐ調子に乗って担任の先生には叱られてばかりだけど、いつも元気で、時に甘えんぼで、どの子も根は優しくて、個性に満ち溢れていて・・・
そんなあのクラスの子どもたち全員、可愛くて可愛くて仕方ありませんでした。
子どもたちから、かけがえのないことを沢山教わりました。
あの子たちと会う度に、「絶対教師になりたい!」って想いが強くなってきました。
これから教師を目指す上で、このクラスがボクの原点となることは間違いありません。
帰りの会の時、
「ボクは、日本一幸せな教育実習生だと思ってます」
と言いました。
本気で、そう思ってます。本当に、実習先に恵まれました。
もう会えなくなるのは寂しくて寂しくてしょうがなくて、
今は虚無感でいっぱいです。
あの子たちの笑顔を思い浮かべながら、授業作りや絵本の選定、読み聞かせの練習に四苦八苦する生活とも、これでお別れ。
沢山行った分、本当に色んなことをさせてもらった分、すっごく楽しかった分、別れは本当に辛いです・・・
この経験、絶対ムダには出来ません。
これからいっぱいいっぱい勉強して、子どもに教わった沢山のことを、一つひとつ深めていって、
そして、
この国の教育を変えてみせます。
本気で。