教育実習日記⑱ ~久々の幼稚園編~ その1 | 特別支援学級教員のブログ~人生、何事も勉強~

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3浪した大学受験、充実した大学時代を経て、小学校特別支援学級の先生になりました。
そんな日々に思ったことについて、たまに更新していきます。
コメントとか待ってます。

今回は久しぶりの附属幼稚園での実習。
先月末、研究機関としての幼稚園の最大のイベント、学外への公開研究会がありました。そのため、10月は先生方がとてつもなく忙しく、実習はやらせて貰えなかったんですね。
もっとも、研究会に向けた雑用は沢山さらされましたが・・・

何だかんだで7月以来の保育補助。研究保育での観察ではなく、直に子ども達に会えて、とても楽しかったです。


さて。
ウチの大学の附属幼稚園では、4年制の学部1年生から、保育士がやってることと変わらないくらい自由に園児と関われます。
今回一緒に行った、保育補助は初めての友人にも、「こんなにフリーだとはね・・・」とビックリしていました。
あれ?このブログ読んでくれてるはずなのにな。伝わってなかったかな・・・?

ただそんな中でも一応の制約があって、とにかく「子どものやりたい遊びを邪魔しない」ことを徹底されています。
子どもの自発性を育てる教育方針のもと、
教師は「教える」のではなく「支援する」という立場を堅持するわけです。

例の研究会、一番の議題に挙がったのが、子ども同士の「つながり」を助長するための、「支援」の在り方でした。

私の実習先は年長さん。発達段階としては他者とのつながり、社交性がしっかりしてくる頃です。

しかし、それが出来ない子もいる。
それをどのように繋げていくか、保育環境や保育者の対応などを考えたりしました。


今回そんな視点で子どもを見ていると、
クラスの中でもリーダー格の女の子(以下Mちゃん)の動きが気になりました。
保育室内の他のグループの活動に凄く興味を持って、「私も入りたいな~」と言ってみたりだとか、女の子にしては珍しく、男の子に交じってサッカーをやってみたりだとか、
「クラス全体を繋げよう」という意識が感じられました。

クラスを運営する上でMちゃんのような存在をどう活用するか、考える必要がある気がします。

研究会で出会った小学校の先生曰く、幼稚園や保育園で培ってきた「つながり」が、小学校入学による環境変化で崩壊するそうです。
そんな時、Mちゃんみたいな子が大事になってくるのかなぁ、と。

もっとも、最終的には教師の力量であることは間違いないのですが。