クリスチャン以外にも読んでもらいたい聖書物語 -12ページ目

クリスチャン以外にも読んでもらいたい聖書物語

世界には多くのクリスチャンがおられます。様々な教会があり、様々な聖書解釈があります。これから描いていく聖書物語は、人間から見た聖書解釈ではなく、あくまでも神様の目的や視点から見た聖書解釈であり、そこから知り得た人間の責任について書き綴っていきます。

 

 

40日断食

40日間の断食を通してイエスは空腹の絶頂に立っていた。
悪魔はイエスに3つの試験をもって襲い掛かった。
「もしあなたが神の子であるなら、これらの石がパンになるように命じてごらんなさい。」
イエスは答えて言われた。
『「人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである」と書いてある。』
それから悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、宮の頂上に立たせて言った。
『もしあなたが神の子であるなら、下へ飛び降りてごらんなさい。「神はあなたのために御使達にお命じになると、あなたの足が石に打ち付けられないように、彼らはあなたを手で支えるであろう」と書いてありますから。』
イエスは彼に言われた。
『「主なるあなたの神を試みてはならない」とまた書いてある。』
次に悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、この世の全ての国々とその栄華とを見せて言った。
「もしあなたが、ひれ伏して私を拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう。」
するとイエスは彼に言われた。
『サタンよ退け。「主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ」と書いてある。』
そこで悪魔はイエスを離れ去り、そして御使達がみもとにきて仕えた。
まず第一の試験の内容をみよう。
ここで石は神様の言葉即ち真理を指している。真意に置き換えて対話を再現してみよう。
悪魔はイエスに言った。
「40日も食べないでお腹をすかしているのは神様の目的を重要視しているからでしょうが、何のためにそんなことをするのですか。荒野でお腹をすかしたイスラエルの民はみんなキュウリもスイカもニンニクも食べたいと不平を言いました。あなたもいい加減、神様のことは忘れてお腹を満たしたらどうですか。楽になりますよ。」
イエスは答えた。
「人は食べ物が重要なのではなく、神様の真理こそが重要だ。食べることは生きる手段、HOWだが、神様の真理は生きる目的でありWHYである。神様の真理こそ最優先されなければならない。」
イエスは悪魔の誘惑を払いのけた。イエスの完全な勝利となりイエスは神様の真理と一体となり使命完成を成し遂げた。
第二回目の試験を悪魔は突きつけた。
悪魔は言った。
「あなたは使命完成したので神の子と認めます。宮の頂上つまり人間の最も高い位置に立ったと納得します。そこから飛び降りて見せて下さい。本当に神様が天使を遣わしてあなたを保護するかどうかを見たいのです。」
イエスは悪魔の真意を見抜いていた。イエスにメシヤの位置から悪魔の子の位置へ転落せよと誘惑しているのだと。
そこでイエスはその誘惑を拒絶した。
「私の父は私の父だ。試してみる必要はない。」
この勝利によってイエスは正しい父の位置を確立した。正しい父の確立は悪魔の子を神の子に引き戻す権利の確立を意味する。つまり調和完成に勝利したことを意味している。
第三回目の試験を見てみよう。
悪魔は言った。
「イエス、あなたは間違いなく宇宙の王です。ですから今高い山の上にいます。世界中の全てをあなたにあげますから私を拝んで下さい。」
イエスは激しく拒絶した。
「私は神様を代表している。お前こそ私に仕えるべきである。お前に仕えたアダムと違って私はそんな愚かなことはしない。お前が私に仕えることによってこそ敬慕完成が成就する。」
以上の戦いに勝利することによってイエスは三大責任を成し遂げた。霊界から襲い掛かった悪魔に勝利して、ヤコブが天使に勝った状態を回復した。
次は3.5年の間に如何に3人、12人、72人、120人の弟子を確立し、調和完成を成し遂げるかが課題となる。
イエスはガリラヤの漁師ペテロを筆頭に多くの弟子を集め、多くの教訓を与え、神様の目的と公式を満たせる基盤を築こうと夜も日もなく働いた。3.5年の間に内容を満たせなければ、ヤコブから2000年かけて築き上げたヤコブトライアングルの全てが崩壊する。もちろんイエス自身にも十字架の死が襲い掛かる。イエスがどれほどに真剣に、どれほど深刻に毎日を過ごされたか神様を除いて誰も知る者はいない。一日一日の時間の刻みが勝利を告げるためのものなのか、果たして絶望へのカウントダウンなのか誰も知らなかった。
イエスは弟子達に父から教わった全てを伝えなければならなかった。無知のままで悪魔に勝利することなどあり得ないことだった。聖書も読んだことのない弟子達に正確に伝えるだけでも途方もない挑戦だった。
つづく