◆貝紐もしくは、単にヒモは、ホタテガイの外套膜のこと。
部位ごとにみれば、甘味と旨味が豊富で、繊維がホロっとほぐれる貝柱の人気は不動でしょうが、
貝柱とはまた異なる貝紐の弾力は、干物にしても美味く、これはこれで密かに人気がありましょう。
貝柱だけを料理に用いることがしばしばありましょうから、
今回は貝柱を除き、貝紐だけが残ったと想定し、これのみをさっと炊いてみます。
柔らかく炊く方法ではありませんので、噛みごたえのある仕上がりです。
予めご留意ください。
【 貝紐当座煮 】
【 分量 】(貝ヒモ100g分)
・貝ヒモ・・・100g
・水・・・50cc
・酒・・・50cc
・味醂・・・20cc
・濃口・・・20cc
・上白糖・・・大さじ1
・水飴・・・大さじ1
【 作り方 】
①貝ヒモを取り外し、ベロの破片などが付着していれば食味が変わるので丁寧に取り除く。
(貝ヒモのみにこだわらない場合、他の部位もまとめて炊く場合は①の工程は必須ではない)
②貝ヒモ以外の分量を鍋に入れ、沸騰させる。
③1割ほどに詰まったところで、①を加え落し蓋をし煮詰める。火加減は中火。
④煮汁がなくなる直前まで煮詰め、冷めると煮汁が飴状に固まるので
容器に移し替えるか、すぐに盛り付けてしまう。
画像貝ヒモの重量は30g。
パックで売られているベビーホタテ 1パック分の量です。煮汁の分量は単純計算(×0.3)して作りました。
生姜の千切りを加えて、ややカサを揚げるのもよいと思います。
少量でも作ることができ、1か月は日持ちもしますので、捨ててしまわずに。
1点注意するべきところを挙げるなら、材料のホタテは必ず鮮度の良いものを使用すること。
わずかな臭みでも、この手の料理法は凝縮して、仕上げ後に目立つようになりますのでご注意を。


