◆この時期のヒイカは子持ちでふっくらしたものが出回るが、
卵巣ごと用いても柔らかく、甘味があって美味いと思う。
今回は未成熟であったため使用できなかったが、加熱すると身縮は避けられないので
卵巣ごと用いるとボリュームも出やすいかと思います。もし卵入りに出会ったらお試しください。
◆ヒイカは胴とエンペラ、ゲソに分けて、皮を剥いて使いました。
コリコリした触感と、甘味があって美味しいと思いますが、どうしても身縮するので
たっぷりと使ってあげることで存在感を出してみます。2人前で8杯、250円くらいでしょうか。
【 ヒイカのスパゲッティ・ジェノベーゼ 】
・Barilla No.5・・・150g
・ヒイカ・・・8杯
・ペスト・アッラ・ジェノベーゼ・・・50g
・パルミジャーノレジャーノ・・・大さじ3
・ニンニク・・・1片
・オリーブ油・・・50cc
・白ワイン・・・大さじ2
・フレッシュバジル・・・適量
・ヒイカはゲソ、軟骨、ワタを取り除き、エンペラを薄皮ごとめくり取る。
剥けたところからさらに胴の薄皮、エンペラの薄皮を剥く。
エンペラ部分の薄皮が向きにくければペーパーでこするようにすると剥きやすい。
・皮を剥いた胴、エンペラを適当な大きさに切り分ける。
・ゲソはワタを目の下ぐらいから切はずし、くちばし、吸盤を取り除いて足を半分に分ける様に切る。
①フライパンにオリーブ油、芯を抜いてスライスしたニンニクを入れ弱火にかける。
②オリーブ油にニンニクの香りが移ったら、イカをゲソ、胴、エンペラの順に入れ
軽く火を通し、塩胡椒を当てる。
③白ワインを加え、短時間で水気とアルコールを飛ばし火を止める。
④ペスト・アッラ・ジェノベーゼ、パルミジャーノレジャーノ、パスタの茹で汁を加え余熱で和える。
逆に、ボールにペストとチーズ、茹で汁を入れて湯煎にかけ、イカを加えても良い。
⑥盛り付けてバジルをあしらった。
小イカ(ヒイカ)は湯がいておけば、シーフードミックスのように冷凍が可能なのですが、
やはり美味しいのは2週間が限度。1か月くらいすると価値を失ってしまいます。
本当に鮮度がよく、大振りなものは半生くらいに仕上げてあげた方が、もっちりとして
美味しいと思います。
イカとバジルはテッパンの組み合わせ。
出会いものとして考えるなら、今少し早い季節から、夏場のこの時期までは
とくに美味しくいただけますね♪