春を告げる Le premier | Ta助の厨房

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料理人 Ta助が
真の「食」を求める旅録

◆まだまだ朝晩肌寒い日もありますが、

  市場を見回しますと、そろそろ食材からは春を感じられるようになってまいりました。

  明日からは、春をテーマに話題をお届けしようと思います。


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  ◆これこそ春の代名詞でしょう。ただ、食材としての出荷のピークは冬場からスタートしています。

   ともあれ、ほのかな苦みが美味しく感じられるのは、春ならではの良いところだと感じます。


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  ◆山菜類もまた春ならではの味覚。油とも相性がいいので、パスタなどに利用するのもいいですね。


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  ◆花蕾を見ると、いかにも春らしい。草木萌え出ずるでしょうか。


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  ◆蕗の薹のイメージは雪が残る初春。こちらが多く出回り始めると、

   春も半ばから初夏に向かう頃でしょう。


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  ◆冬春は良いブロッコリーも出回りますね。アブラナ科の野菜はまさに最盛期です。


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  ◆野菜ではアブラナ科に属するものが最も多い。

   良いブロッコリー、キャベツ、大根などの産地では

   必ずと言っていいほど、様々なアブラナ科の野菜に出会えます。


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  ◆これが出回り始めると、春ですね。

   かつては高原野菜の扱いでもありましたが、現在では日本中で栽培されるようになりました。

   収穫直後から急速に鮮度と味が落ちる野菜こそ、地元のものに求めたいものです。


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  ◆かつて和海藻(にぎめ)と呼ばれたほど、日本を代表するこの海藻もまた、

   成葉となった春先のこの季節が最もおいしい季節です。


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  ◆夏場に産卵期を迎える貝類は、春先栄養を蓄える時期が美味。   
   砂泥地、砂地の伊勢湾に臨むこの地域では、良い貝類にも出会えます。

  
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  ◆春先に産卵期を迎えるこのタコは、

   卵を抱いたものが美味であり好まれる。


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  ◆春告魚の話題は以前にいたしましたが、

   今年は3月6日に解禁だったそうです。


  



  さて、春の食材は派手さはないですが素朴で、味わい深いものが多く、

  淡い持ち味を引き立ててやる細やかな手間も料理には欠かせないものですね。

  

  明日よりは野菜だけでなく魚介類も含め〝春〟をテーマに、

  いくつかの食材をピックアップし、料理の話題と共にお届けいたします。  

  明日からもどうぞお楽しみに。