春を告げる Le troisième | Ta助の厨房

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料理人 Ta助が
真の「食」を求める旅録

◆ほのかな苦味や、えぐ味に春を感じ始めた季節である。

  先日紹介した紅菜薹(コウサイタイ)を和え物に仕上げていく。


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■紅菜薹(コウサイタイ)は別名、紅菜花(ベニナバナ) 中国から来たいわゆる〝春告菜〟である。




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  【 紅菜薹の浸し 】
  【 紅菜薹辛子酢味噌和え 】

  【 分量 】

  ・紅菜薹・・・1束

  

  浸しの地

  ・一番だし・・・400cc  ・味醂・・・40cc  ・塩・・・ごく少量  ・薄口・・・20cc
  (分量を合わせ、火にかけてひと煮立ちさせよく冷やしておく。)

  

  辛子酢味噌

  ・白味噌・・・40g  ・練がらし・・・3g  ・砂糖・・・15g  ・酢・・・10cc  ・卵黄・・・半個



  【 作り方 】

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  ①紅菜薹を湯がく。

   茎の太い部分から先に火を通し、ゆっくり10秒程度数えてから

   花蕾部分まで熱湯に落とし、さっと湯がく。


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  ②湯がいた紅菜薹を冷水に落とし、冷やす。

   紅菜薹はしっかりと火が入ると、水溶性の色素が抜け緑色になり、

   画像下のように、茹で汁にその紅紫色が残る。


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  ③冷めた紅菜薹の水けを絞り、冷やしておいた浸しの地に漬ける。   
    画像のものは、昆布も加えて漬け込んだ。


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  ④-A

   浸しなら、10~30分程度味が染み具合を確認しながら漬け

   提供直前まで冷やしておき、一口大に切りそろえ盛り付け、地をかける。

   糸花など天にを盛り付けるのが定番である。


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  ④-B

   辛子酢味噌和えであれば、③は漬けこまず、さっと浸しの地で洗い

   ④-A同様の手順で盛り付け、分量を合わせた辛子酢味噌をかける。


   今回は白味噌を使用したが、卵黄、酒、味醂、砂糖と共に

   火にかけ裏漉した白練(玉)味噌を使用することで、まろやかさを出してもよい。





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  これ単独で提供することはあまり多くはないでしょうか。

  春には、様々な魚介類、特に貝類が登場しますので、色々と和え混ぜ合わせることで

  より一層、春らしい料理になろうかと思います。
   
  また後日、貝類も合わせて紹介できればと思っております。
  












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