たまに、内定を10も20もとっている「内定ゲッター」のような方がいらっしゃいます。
その能力は称賛に値します
しかし、
内定ゲッターになると危険があります。
これは、昨日書いた記事にも通じるところがあります。
内定をとるのが目的となってしまい、その先を見なくなりがちです。
見なくなる、と言うよりは、正しくは「見えなくなる」です
内定のその先のお話は昨日の記事に譲ります。
【就職後のミスマッチ】
http://ameblo.jp/tasuichisr/entry-11194114439.html
そして、
自分を過大評価してしまう危険があります。
悪い言い方をすると天狗になる、という感じです。
あちこちから声がかかり、ちやほやされる・・・。
→自分ってすごい、社会は大したことない。
非常に危険です
何かに似ていませんか?
私には、人気が「一過性」の芸能人に似ているように思えます。
入社前はすごく人気があるんだけど、その人気に溺れて自分を磨くことを忘れて、いざ入社してみると並の人材になってしまう、
並ならまだ良いですが、並以下になってしまう危険性もあります。
勘違いしてはいけないのは、その会社は内定ゲッターの方が入社しなくても問題なく回るということです。
地球も社会もその会社もぐるぐる回ります。
もし、あなたが内定ゲッターになりたいのであれば、
謙虚さだけは失わないようにしましょう。
さらに、10も20もある内定の中から1社を決める、これが大変です。
入社の決め手はなんでしょうか?
10も20もあると、全てが同じ業界というわけにはいかないでしょう。
比較も難しくなります。思い入れという点でも分散します。
逆に決め手に欠けやすくなります。
どこかに入社した後にこう思います。
他の9社や19社の方が良かったかも知れない・・・
これはどこの会社に入社しても思います。
隣の芝生は青く見えるという典型です。
人間の心理として、大多数から選ぶのと少数から選ぶのではどちらが後悔が残りやすいかと言えば、前者の方が後悔が残りやすいです。
それは、他の選択肢が多ければ、その分、他の選択肢にしていたらどうだったのかなぁと思えるからです。
選択肢が少なければその少ない中から選ぶしかなくそれ以上は考えようがありません。
飲食店に行ったとしましょう。
メニューが100個あったとします。(分かりやすく、かなり極端に多くしています。)
その100個のうち1個や2個を選びます。
あっっやっぱりあっちの方が良かったかも
その「あっち」の数がメニューが10個しかないお店より多いのは明らかです。
選択肢が多いということはそういうことです。
内定ゲッターになってはいけない、とは言いません。
多い方が安心出来るでしょう。
私が言いたいことは、
内定をどんなにたくさんとっても良いですが、その場合の注意点として、
就職後を見据えた内定を取り、謙虚さを忘れず、入社選びにあたっては「これだけは譲れない」という何か1つでも良いのでブレのない軸を持っていて下さい
ということです。
久しぶりにかなり長くなってしまいましたが、
「何のための就活か?」
ここの焦点をぼかさないようにして下さいね
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