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Wanna realize !

迷ってもいいから、自分の信じた道を歩き続けて行きたい!



What's up !?



この前ふと思いついたアイデアを今日実行してみました。


「マンハッタンの街中をバスケットボールをドリブルしながら歩く」


アメリカに来ていろんな国の人たちとバスケをして、改めてスポーツの、そしてバスケの素晴らしさと、自分がどれだけ好きかを認識させられました。


人前をドリブルするということでちょっと変な感じですが、やってみないと得られないことがたくさんある!と信じてやってみました。


変な目で見る人もいるでしょうが、きっと声をかけてきたりしてくる人がいて素敵な出会いもあるはず!なんて。


とりあえず基本ルール


①目的はマンハッタンをドリブルして歩く事。バスケのスキルアップとかではない

②マンハッタン島南部の1stストリート~ハーレムの125ストリート(南から北へ)までドリブルで歩く

③1人で行く。写真を撮ってほしいときや道を聞きたいときは必ず街の人に声をかけるようにするため

④気になった場所や店は写真を撮ったり入ってみたりする。新しい発見をするため


こんな感じで。ちなみにマンハッタン島の仕組みがわからない人は下記を。

http://www.at-newyork.com/map/newyork.htm



それでは今日のお話を。


11時ぐらいに学校の寮を出発。電車を乗り継ぎ、マンハッタンの南部へ。とりあえず乗った地下鉄の終点、ブルックリンブリッジ前で降りました。


1stストリートがどこにあるかわからなかったので、とりあえず北上しつつ探す。せっかくなのでこの時点からドリブル開始。


ドリブルをし始めて5分ぐらいで、黒人のおっちゃんに声をかけられました。


「ヘイ、ボーイ。バスケしてんのかい?どこ行くんだ?」みたいな感じで。


とりあえず今回のチャレンジのことを伝えると、流石に125ストリートは長いと思ったようでびっくりしていました。


そして1stストリートを探しているということを伝えると、「自信ないけどたぶんこっち」みたいな感じで教えてくれ、しかも近くにあるストリートコートの場所も教えてくれたりしました。なんてノリがよくて親切なんだ。


「Good luck!」と激励され、そのおっちゃんとはお別れ。開始早々、素敵な出会いがあったもんです。


北上していくうちに、3rdストリートは見つかったのですが、その近くを頑張って探しても1stストリートが見つかりません。ここに時間をかけてもしょうがないので、とりあえず4thストリートのところで道行く人に写真を撮ってもらい本格始動。ブロードウェイをドリブルで北上します。


北上していくと、今度は黒人の4~5人組みに絡まれます。実は彼ら、マンハッタンでよく見かけるCD押し売り集団でした。普段は通りすがりの人に気さくに話しかけ、「タダだよ」って言って自作のオリジナルCDを配布。その後名前を聞いたりして、頼んでもないのにCDにサインし、強引にチップを請求するという、まぁ言えばほぼ詐欺か恐喝みたいなもんです(笑)僕の友達も数人被害にあっていて、多い人だと50ドルぐらいやられてます。


CD持った黒人連中が絡んできたので、正直「やべー・・・」と思いました。CDを買わせようとしてくるのは目に見えてましたから。とりあえずバスケボールをに反応してきて、「やらせて」って言ってボールを半ば強奪。とりあえずドリブルしたりして楽しみます。ちなみに結構うまいです。たぶんかなりのバスケ好きなんでしょう。この絡み自体は楽しかったです。でも人数多いしボール取られてるんで逃げられないです。


ほんで一通り遊んでから、CDの話へ。ほらきた。


対処法は知っているので、「いま全くお金もってない」の一点張り。「金じゃなくてもいいからなんか寄付してくれ」とねばってきますが、そこもお断り。何が寄付だ(笑)


無理だと悟ったのか、諦めてくれました。いつもなら諦めたらすぐ次を探すのですが、今日はちょっと違いました。「Enjoy your music and basketball.」と言って握手を求めてきてくれたのです。自分たちの好きなものをやっている人に対しての、彼らなりの愛情表現だったように思います。


そんなこんなでCD軍団ともお別れ。北上を続けます。


街はだんだん、クリスマスの雰囲気が漂ってきていました。勿論今週サンクスギビングがあるんですが、サンクスギビング的なものは割引とかセールぐらいでした。たぶん特に飾りつけ等はないのでしょう。クリスマスはリース、ツリー、イルミネーションといろいろあって楽しめますからね。


スニーカー等が大量に飾ってあるお店を発見。ワクワクして入ってみると、なんと店の中にバスケットゴールがありました!といっても飾り用らしく、僕はボールを持っていたので「シュート打たないで」と店員さんに3回ぐらい釘を刺されました。

店の中には、500ドル~3000ドルぐらいの超高価なスニーカーもそろっていました。流石に手が出ないですが、また見に来たいと思います。


さらに北上中、ユニオンスクエアで露店が集まって賑わっていたので少し寄り道。写真撮って、また北上を続けます。



ここまでで時間を使いすぎていたので、ちょっと頑張って進んでみました。


そして2時間ぐらい経った頃、やっとグランドセントラル(42st)に到着しました。近くのマックで小腹を満たし、更にドリブルは続きます。


ここから先はレキシントンアベニューという、割と線路に近いところを北上していきました。街中でのドリブルもだいぶ軌道に乗ってきたので、どんどん進みます。


北上途中、店の中から出てきたおっさんがいきなりボールをカットしにきたり、小さい子がじーっと見つめてきたり、25セントコインを手に握ってこっちを見てる子がいたり(たぶんパフォーマンスだと思ってチップを渡そうと思ったんでしょう。受け取っていませんが)、まぁいろいろ反応がありました。


たぶん3~4歳ぐらいの女の子2人とそのお母さんと会ったときのこと。


女の子がドリブルをじーっと見ながら歩いていたので、信号で止まった時に、指でボールをまわして見せてあげました。


すると「どーやってやるのー?」と聞いてきました。まぁ真剣に教えたところでつまらないですし、顔がボールの半分しかない小さな女の子です。「これは手品で、ボールにしかけがあるんだよー」と言っておきました(笑)


お母さんも一緒になってそう言ってくれたのですが、まだ気になるのか「もーいっかいやってぇー」ってとお願いしてきたので、もう一度。喜んでもらえたようでよかったです。


その子たちとバイバイしてさらに北上。


80stあたりでスタバにて休憩。ホットのキャラメルマキアートを注文したのですが、突然店員さんがもの凄く真剣にキャラメルを入れはじめ、綺麗な模様を書いてくれました。


I made it .....awesome!! と言って、店員さん本人もご満足の様子。お礼を言って飲みました。


さらに北上。日が暮れてきた頃(5時ごろ)に100stに到達し、ハーレム的な雰囲気が漂ってきました。すれ違う人たちもほとんどがブラックになってきて、わくわくと同時に少し怖い感じもしてきます。


とっととゴールしたかったのですが、結局学校のプレイグラウンド(バスケとかサッカーのコートがあるちっちゃい校庭みたいなとこ)に入ってみたりと結局寄り道。


夜のハーレムで一人でいろいろ寄り道するのは少し怖かったですが、まぁ意外と大丈夫な感じでした(笑)



歩いていると、ストリートコートでシューティングをしているブラックの青年を発見。


なぜか「これは行くしかない!」と思ったので、コートに突入。いきなり話しかけて、少し話をしました。ちなみに18歳で、近所に住んでいるそうです。


日本にはストリートコートがないんだよってことを教えてあげると少し驚いたようで、「この辺歩いていればいっぱいあるよ」と教えてくれました。知ってたけど、流石バスケの国アメリカ、と思いました。



ゴールも近づいてきた120stあたり、前方から黒人のおばちゃんがボールめがけて向かってきます。


おばちゃんは少しだけボールを触ってから、握手、ハグ、そして「良いサンクスギビングを!」と言って去って行きました。笑顔の素敵な、いい感じのおばちゃんでした。今日は素晴らしい出会いでいっぱいです。


そんなこんなでゴール、125stに到着。6時ちょっと過ぎでした。そのまま駅まで歩き、電車に乗って帰りました。



ドリブル開始から約5時間、学校を出てから帰宅まで8時間の長旅で本当に疲れましたが、やりたいと思ったことをやり通せた達成感、それからたくさんの素敵な出会いによってなんだか幸せな気分になりました。


やってみること。まずは動いてみること。それが新たな出会いを呼び、次の扉を開くことができるんだということを実感することができたように思います。まずは自分。自分が変われば、周りも変わっていくんだ。


自分のやりたいことをやっているときが、やっぱり一番幸せ。そのために、恥ずかしさとかいろんな余計なものを払いのけられる自分でいたいです。



最後になりましたが、道中出会ったNYのあったかくて素敵な人たちや、写真を撮ってくれた通りすがりの優しい人たち、そしてスタバの店員さんなど、今日僕に関わった全ての人たちへ。Thank you very much!


たくさんの人の温かさや優しさ、そして情熱に触れたことで、何気ないこともHAPPYに変わりました。僕がしたことって、ドリブルしながら歩いただけですから。それをHAPPYなものにしてくれた人たちへの感謝を込めて、今回の記事のタイトルをつけました。


いろんな人の協力があって、今回のチャレンジは素晴らしいものになりました。感謝です!!



本当に凄く長くなってしまいました。最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。


ではまた次回! Peace out !


NYでの滞在も残り3ヶ月をきり、そろそろ終盤、という気がしてきました。


今を全力で生きること。それが未来に繋がる。


だからこそ、残りの期間が3ヶ月であろうと3週間であろうと3日であろうと、その時その時を全力で生きることには違いありません。


しかし、どういう風に全力で生きるのかを考えるのも大切だなぁと思います。


何かを選ぶことは、何かを捨てること。(高橋歩)


自分のやりたくないことに費やした時間の分だけ、自分のやりたいことに使える時間が減るのだということ。


要するに、自分の欲求を知るということが大切だということです。



さて、アメリカに来ようと思った当初の目的はなんだったか。


それは「踏み出したことのない世界に踏み出す」ことでした。


まぁ要するに、「チャレンジすること」、「今までにしたことのない経験をすること」って感じですね。


もう1つあげるとするなら、「出会い」でしょうか。


はっきり言って、英語、ではなかったです。


今でも英語はペラペラ話せるようになりたいと思っていますし、これからも努力は続けていきたいと思っています。


でも僕にとって、英語は「手段」であって、「目的」ではないんです。


英語は世界共通語として、日本以外の国から来た人たちとのコミュニケーションを取るための、ツールなんです。



僕は最近まで、どうしても「英語」という「手段」にとらわれていた気がします。


勿論せっかくアメリカにいるんですから、できる限り英語を学ぼうとすることも大切でしょう。


でも僕は2月には日本に帰るわけで、日本では当然日本語を話すわけで、英語関係の仕事につきたいとも考えていないわけです。


何が目的なのか。何が手段なのか。


そこをはっきりさせることで、これからの時間の使い方も変化してくると思います。


反省はしても、後悔なんてするつもりはありません。


素晴らしい日々を。まだまだ学ぶことの多い3ヶ月になりそうです。





たすく


昨日、NYCでボランティア体験をしてきました。


ボランティア内容は「NYの子供たちに日本文化を教える」というものです。


NYで無料配布されている日系新聞に広告が載っていたので、メールにて応募しました。



今回紹介した日本文化は ①折り紙②箸の使い方③書道④着物の着付け の4つで、ボランティアをそれぞれグループ分けされてどれか1つを担当するとの事だったので、僕は書道のグループをを担当しました。


集まってきた子供たちは幼稚園から小学校低学年ぐらいの年齢層が主だったので、はじめは「書道は厳しいかなぁ」と思いました。実際、同じぐらいの年の日本人の子供でも、漢字を、しかもはじめて持つ筆で書くのは難しいと思うからです。


しかし、書き始めると意外にも上手に書けていたように思いました。


実際のところは「字を書く」というよりも「絵を描く」ぐらいの感覚でやっていたような気もしますが、何より積極的に取り組んでくれたことが驚きでしたし、上手に書けた要因だったように思います。


また、書道には周りで見ていた大人の人も興味をひかれたみたいで、「○○は日本語でどう書くの?」なんてリクエストされることもありました。


当然ですが子供たちとは英語でコミュニケーションを取らなければいけなかったので、思うように説明、指示できないことも多々ありましたが、それはそれで楽しかったです。



活動を終えてみて。


まずは、僕が思っていた以上に子供たちが日本の文化に興味を持ってくれて、楽しんでくれたこと。これは日本人として、それから企画を提供する側の人間として素直に嬉しかったです。


「違う」とか「はじめて」というのは、いつだって魅力的なものなんだろうな、と思いました。


それから、ハングリー精神の大事さ。今回参加してくれた子供たちは、みんなそれぞれ今回の企画を自分なりに楽しもうというモチベーションを持ってくれていました。


それは「知りたい」とか、「やってみたい」という純粋な気持ち。「はじめて」に対する、新鮮で素直な感情。


日常を楽しむ方法を、子供たちから教わったような気がします。



そして個人的には自分の中での「仕事」とか「作業」というものの大切さを感じました。


NYに来てからはただの学生をしていただけで、学校に行くか、イベントか、観光か、みたいなそんな日常を正直退屈に感じたりしていました。


しかし、目の前にやるべき作業があって、それを効率よくこなしていく方法を考えながら作業していくことで、久々に頭を回した気がしましたし、少しリフレッシュできたようにも思います。


バランス、でしょうか。仕事や作業で使う脳を使っていなかったのかもしれませんね。



そして今回、偶然にも「ぱれっと」というNPOの理事長であられる谷口さんという方にもお会いすることができました。


ほんの少ししかお話をする機会がなかったのですが、日本に戻ってから、またいつか再会し、ゆっくりお話できるといいなぁと思います。



いろいろな発見や出会いがあった今回のボランティア。2月までの滞在期間で、可能な限りこれからも参加していきたいと思っています。





たすく