一般的な企業の新年度=4月からいくつか新しい会計ルールの適用が始まる。

個人的に、最も手間が掛かって面倒臭そうに思う「工事進行基準」から解説します。
「工事」といっても、建設業だけに適用されるものではなく受託ソフトウェアや機械装置、造船なども含まれる。(例外は除く)

工事についての売上高をいつ計上するのか、によって大きく2つの会計処理方法が存在する。
・工事完成基準
工事の完成、引き渡しを終えた時点で売上を計上する
・工事進行基準
工事が進んだ分だけ売上を計上する

今までは、工事完成基準と工事進行基準を選択できたが、新ルールでは原則的に工事進行基準を採用することになる。
工事完成基準に比べ、期毎の状況を適切に把握できるという利点があるが、進捗度の見積が重要なポイントとなる。

進行基準の何が面倒か、難しいかというと工事の「進み具合」の見積作業である。
各決算期末までにどれだけ「原価が発生した」かで進捗度合いを見積もるのが一般的。
見積の精度によって、売上や利益が前倒し計上されてしまう恐れがあり、各企業は積極的に教育活動を行なっている。