電気グルーヴ♡ | 島本了愛 Ameba 公式ブログ 「Sparkling Girls GoGo」

電気グルーヴ♡

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今日、見たかった電気グルーヴの映画、やっと見られた!!
延長延長してくれたおかげで見られたよ。




いろいろ追憶・・・。



私が彼等を知ったのはアルバム「KARATEKA」くらいから。

なんとなくオリーブ少女でエルベシャプリエでブルーハーツでドリカムでBzだった私が
18歳の時に突如「テレビブロス」を愛読し、
そして電気だとかを聞くようになるわけなんだけど、
そのきっかけは親友ちかおくんと出会ったから。
いきなり、オリーブからTVブロスに直角で方向転換してしまった。

その頃、アルバム「vitamin」「A」をなんとなく聞いてたなぁ。
今聞いても速いと思うbpm。それが気持ちよくて。

その時丁度
人生最高の「金なし、時間なし、やることいっぱい」の地獄に突入した。
朝から晩までバイト三昧。
冬休み夏休みは3つ4つのバイト掛け持ち当たり前。
それは学費と生活費(家に入れるお金)の為。
自分が好きに使えるお金なんて月1万円もない。

洋服は相変わらず買えないから裁縫がうまくなる。
痩せてるからTシャツが似合う。(3枚1000円で夏は持つ!)
パソコンが欲しくても買えないし学べないから
パソコン必須のバイトで勉強させてもらった。
私にはやることがいっぱいだった。
学校に行くためのお金を作ること、生活するために家にいるためのお金を作ること、
将来のために必要なことを勉強すること。
私は会社勤めはムリだって高校生の時よくわかったから
いつか独立しなくちゃいけないわけで、
そうしたら会社ってものを運営するためにいろいろ知らないといけなかった。
経理、営業、パソコンスキル、語学・・・
それらはバイトしながら身につけさせてもらった。
働きながら学ぶという方法を見つけた。
まだ仕事がたくさんある時代だったからね。
ありがたかったなぁ。

移動の電車は音楽聞いてる暇なんてなくて、貴重な睡眠時間だった。
だからきっと私は駅までの自転車の時間に、音楽を聞いていたのだと思う。


あのころ、18歳から29歳くらいまで、
色んな意味でギリギリだった気がする。
それでも駆け抜けたのは、音があって、友達がいたからだなぁ。

「お金がない、時間がない私」に
ちかおくんがよくミックスを作ってくれたっけ。
そこにセンスのいい音がいっぱい入っていた。
たまにちかおくんがそこにメッセージを吹き込んでくれた。
「ノリエ、ガンバレ。今が踏ん張りどきだ。」とかね。

そんなわけで。

電気が全盛の時はまったくシンクロできていない。
かろうじてアルバム。
ライブなんて行けたわけがない。
私は彼等の音楽さながらの速度を実写で生きてた。

あの2つのアルバムの速いbpmが
私のその頃のリズムだったんだなぁと、映画を見て気付いた。
あの頃、本当にすべてが速く行き過ぎた。
波に身を任せて、その波に合わせてどんどん進んだ。


音ってすごいよね。
自分を追憶できる。
忘れてたことを思い出せる。

映画の感想を言えば、電気グルーブは凄いってこと。
意識してなかったけど、
結構私の人生の時間に、そこここでシンクロしてきてた。
好きだー。