小保方さんのSTAP細胞問題はつまるところどういうことなのか |         きんぱこ(^^)v  

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STAP細胞のことで毎日騒がれていますが、どういうことなのでしょうか。

素人なりにまとめてみました。

私としては、小保方さんがどうだったなどということは、別にどうでもよくて、STAP細胞が作れるのかどうかを知りたいです。


今朝のニュース(2014/3/26)を見ていても、129系統のマウスを使って作成を指示したが、B6,F1というマウスの細胞が使われていたというのはわかりました。

いずれも胚性幹細胞(ES細胞)の作成で使われているマウスの種類みたいですね。


いろんな臓器・組織の細胞に分化する能力を持つ細胞がIPS細胞やES細胞と言われているもので、

● ES細胞(胚性幹細胞)は胎児になる直前の大元の細胞を取り出して培養する(要するに他人の細胞を持ってくる)

● IPS細胞(人工多能性幹細胞)は人間の臓器として出来上がった細胞に遺伝子を組み込むと出来上がるもの(要するに自分の細胞で使える)


ですよね。


私は別に同じ種類のマウスであろうが違う種類であろうがSTAP細胞が簡単にできるならそれでいいではないか、そこん所をはっきり教えてよ。

って感じです。


一つだけ、私でもわかっていることはあります。


IPS細胞は遺伝子以外は自分の体の一部なのに対してES細胞は他人の細胞だからややこしい

ということです


そういう意味では他のマウスから細胞を持ってくるのはダメだ!


ということになります。


ただ、こういうことも言えます。


ES細胞は完全に他人の細胞だけれどもSTAP細胞は半分は自分の細胞だよ

ということですよね(^^;)


それはそれでいいのではないのですか?・・・・?


ES細胞なら移植して拒絶反応が起きるけれどSTAP細胞なら大丈夫

という研究結果が出たならば、それはそれで素晴らしいことになるのではないのでしょうか?


因みに、他人の受精卵に本人の細胞を入れてそこからES細胞を取り出すと俗にいうクローン人間が出来るそうですが、受精卵自体が一個の人間の基だから話がさらにややこしくなります。
(つまりこれでがんの治療などを行えるかと言えば、人間を一人殺して治療するようなものなのでダメだと言うことだとおもいます)


一番いいのはIPS細胞で、自分の細胞から細胞を作り直すわけなので、問題となるのは付け加えた遺伝子の影響だけになると思います。


こうやって纏めてみると、STAP細胞は半分は他人の細胞(遺伝子)ということになるので、他の人の遺伝子を持ってくると言う意味ではそこに人権が絡んでくるわけで・・・やっぱり駄目ですね(^^;)


小保方さんはどんな人間なのかは知りませんが、マスコミやすぐに人を蔑もうとしたがる連中にさんざん遊ばれてしまうでしょうから大変でしょうね。
やれAVの話が来ているとか誰かの愛人だとか書き始めていますが・・・
日本の研究の世界はこんなに軽薄なのか・・・と思われるのは仕方ないかもしれませんが・・・


こういうことなどもありながら研究は進んでゆくものだ


という風に、大きな心で考えてあげてほしいなと感じます。


失敗や勇み足などが繰り返されて研究や化学、技術そして人間そのものが出来上がってゆくわけですから。


このあたりは、むごい凶悪殺人などとは区別すべきことかと感じます。