原発再稼働前に代替エネルギー推進の意思をはっきり出して代替計画をはっきり示せ! |         きんぱこ(^^)v  

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  きんぱこ教室、事件簿、小説、評論そして備忘録
      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ


 皆さんは日本の原発再稼働についてどう思っておられるでしょうか。


 私の思っている原発について、書こうと思います。


 昨年の福島原発の問題もあり、1年経った今、たまたま点検によって原発がすべて止まる機会があったことから、推進派も反対派もなんだか変な話になっている気がしています。


 私の場合、大前提として


 原発の稼働については、代替エネルギーのインフラが確率されるまでは、危険を承知しながらも現状で出来る相当な安全対策を施しながら稼働させてゆく。


 と言うことです。


 勘違いしちゃいけないのは、原発というのは点検で停止しているからといって核分裂反応が止まっているわけではないのです。燃料棒はすぐには止まらないし、使い切って廃棄しようが使いさしで廃棄しようが核廃棄物に変わりはないということです。


 冷やして核分裂反応を押さえているだけのことで、その施設が地震や浸水などがあって、冷却機能に障害が出れば、原発が停止していても大きな事故になるわけです。


 だから今回の点検での停止を機会に原発を辞めるというのは無理がある。


民主党が悪いのは


 再稼働の進め方が、今年の夏の電力量が足りないからと言うことを大前提にして原発をどうするかと言うことを考えているから稼働理由に芯がないのです。


 もう今となっては、民主党は行きあたりばったりの軽薄な議員の集まりだし


 軽薄


 なんですよ。


 北朝鮮ロケットにしたって普天間移設にしたって消費税増税の進め方にしたって・・・。


維新の橋下さんが言っているのは


 原発を即座に廃止  ではないはずです。


 民主党や電力会社の原発再稼働のプロセスに問題があって怒っているわけですよね。


北海道電力: 約40 %
東北電力: 約16 %
東京電力: 約23 %
中部電力: 約15 %
北陸電力: 約33 %
関西電力: 約48 %
中国電力: 約8 %
四国電力: 約38 %
九州電力: 約41 %
沖縄電力: 0 %


 北陸、関西、四国、九州の電力管轄は、原発依存度が高い事は現状では仕方がない。

 ただし、仕方がないからすぐに稼働させるというのではない!



 原発っていうのは


 代替エネルギーが確保されるまでは危険を承知で稼働させるしかない!


 その間に必要なこと


①電力会社と政府が、はっきりと脱原発を国民に伝える


代替エネルギーを企業としても国民の意識としても、もっと積極的に考えて、進めて行く様に政府が道を作ってゆくこと


③福島の経験を基にして、防波壁の建設、耐震チェックや補強、冷却装置の故障に対する対策(修理や場合によっては配管などの設置一変更)など現在の原発に対する事故対策とそのシュミレーションテストを堂々と公表しながら進めて行く


④電力会社の電気料金の内訳をもっとはっきりと国民に示して、改善すべきところを改善する。


使用済み燃料の廃棄場所、その他汚染物質の廃棄場所を確保する。


代替エネルギー確保まで安全稼働基準、緊急対策パターンと手順、原発廃止計画スケジュール(中期・長期)を立てて公表する

 以上のことは最低限国民にはっきりと示す必要と義務がある。


代替エネルギーの開発に支障のある法律などを見直してゆく。


 更に出来るなら

〇電力会社の電気供給寡占の構図を崩してしまって、発電会社、供給会社、インフラ・保守会社などに分けて競合させながら国民に電力を供給してゆくビジネスモデルをどんどん考えてゆく。


既存の電力会社は、将来どういう役割の企業にするのかを示せ!

 例えば電力供給と保守は民間に競わせて、配電管理の会社にしてしまうなど。


 以上のことをしっかりと決める必要があります。


 しかし、今点検停止中の原発を安易には再稼働できません。

 橋下市長の再稼働反対及び民主党への反発は、単に原発再稼働反対ではなくって、上のようなことを政府も電力会社もしないから言っているのだとおもいます


 今の民主党は安易に再稼働させると、上に書いたことを有耶無耶にしてしまうから。



 民主党はもはや政治をしてゆく器ではない。



 次の選挙で負けても野党にすらなってほしくない。  解体してほしい。


 と、思っていますメラメラ