【中国の高速鉄道】
日本の新幹線とフォルムまで似ている中国の高速鉄道車両。
落雷での故障による衝突事故は、ひどいものですね。
目で見える部分は真似ができても、目に見えない部分、特に安全性を重視するためのソフトウエア設計までは、真似ができなかった。
私が昔コロナのファンヒーターや三菱のエアコンのマイクロコンピュータのプログラムをやっていたころ、たとえばリモコンの送信テストなどは、あるリモコンボタンの送信テストを最低1000回以上繰り返してテストします。
そして、1回ミスがあれば、もう一度1000回テスト。2回以上受信エラーがあれば私のところに戻ってきました。
「1000回中2回受信ミスがあったのでプログラムを修正しなさい」と言って戻ってくるわけです。
これは結構大変です。プログラムは間違ってはいないのです。一つの命令の実行時間が、当時は10マイクロ秒から400マイクロ秒。(10マイクロ秒とは1秒の10万倍のスピード)
送信する波長を10万分の一伸ばしたり縮めたりしなければならない。プログラムの命令コマンドで。(笑)
しかし、ちょっと間違うと、ファンヒーターの二酸化炭素検出部分だったら人が死ぬわけです。
実際、30年ほど前にトヨストーブのファンヒーターで人が死んだ事もあります。
自動車のマイコンでもそうですが、人命にかかわる部分のチェックは相当厳しいものです。
アメブロのプログラム修正などは、こんな心配がないから気楽なものです。
私は今までに百人以上の中国人と話をしてきましたが、その80%の人が、こういった安全性など細かい部分にこだわりが無い。
すぐに妥協して「適当にやっておけばわからない」と勝手に断言する。
断言するから信用できなくなる。
中国人同士でもそうみたいですね。
確かに技術を盗む能力に長けている、日本人以上だろう。
勢いもある。
けれども、こういったこだわりや妥協しやすい(慎重さが無い)体質では、信用されることはないでしょうね。
この辺りが本当に克服された時の中国は、ものすごく怖いでしょう。
【唖然! 事故車両を地中に埋めるとは・・・】
さらに今日のニュースで、事故車両を地中に埋めたとある。
中国は13億人もいるせいか、人命や人の気持ちの価値が薄いのでしょうか。
二度と起こらないようにするために、事故の検証をしっかりと行うべきところを誰が命じたか知らないがトットと片付けようとする。前述の勝手に断言というやつだ。
客観的把握と安全対策の意識の低さ。
犠牲者の遺留品すら無視する、人を重んじる心の薄さ。
もし、太平洋東北地方の震災が中国であったら、瓦礫も遺体もすぐに地中に埋めてしまうのだろうか・・・。
追伸:
中国人は人懐っこくて優しくて喧嘩が嫌いなんです。
けれども、「何か」にものすごく我慢して生きている。
愛国心(そうではなく強い劣等感かもしれない)ということに勝るとも劣らず、強いストレスを抱きながら生きている人が多い気がします。
加えて情報の偏りや少なさがあるのでしょうか。客観的な判断材料である情報はあり程度必要だし、人を重んじる心や客観的な判断力は、やはり教育のなかで培われるものなのだと思います。
もちろん中国人の中でも、今回の件で怒りや批判を持つ人がかなり多くいるはずですが、それを日本みたいに大っぴらに批判ができないのでしょう。
「こんなやり方は許せない!」と思ってもネットでこっそり言えても、公には何も言えない。しかし外国からは批判が出る。
いけないことはわかっているけど言えない、外国からは中国人みんながこんなことをするように書かれる。だから悔しい思いをして我慢するしかない。そんな中国国民も沢山いることは知っているつもりです。
【ほとんど無茶苦茶な対応】
7月26日のニュースで、一旦埋めた車両を今度は掘り起こし始めた。
死者の数も40人を超えてはいるが
こんなに少ないわけがないだろう
追突車両は6両編成で、乗客は約500人。一両平均84人だ。
時速100~150キロほどで衝突して20m下に3両が叩きつけられた。
その中の乗客は生きている期待が薄いだろう。
仮に生きていてもすぐに車両が埋められたからひどいものだ。
死者の数は150人から200人ほどあるのではないか。
家族が見つからないと言っている人もいる。
鉄道省の幹部だかだれだかしらないけれど、頭がおかしいのかと思わざるを得ない。
ひどいを通り越して無茶苦茶だ。
【地震分布】
今朝は大きな地震がありました。
地震の数が減った時に大きな地震が起こる傾向があるように感じます。
下の画像は気仙沼沖の震源です。
過去から発生しているエリアや今回新しく発生した(出来たと思われる)断層などが予想できますね。
地震分布のエリア(○印)は、少し変更しています。