デッドマンウォーキング。
これも、グリーンマイルと同じく、死刑が確定した人間の物語。
しかし、グリーンマイルのような奇跡時なことは起こらない。
また、冤罪ではない。
人を殺めた人間に同情はない。
死刑が確定した人は、死刑の直前に人間に戻るという。
死刑が無罪になどならない。
相当な冤罪でない限り無理なのだ。
グリーンマイルでは電気椅子。
しかし、この時代は
注射を使って殺す。
前日に鎮静剤と抗ヒスタミンが打たれる。
後で打たれる麻酔でアレルギーが出ないようにだ。
そして当日は
最初の投与で麻酔が打たれる。
次に、肺を収縮させる薬が投与される。
そして最後に、心臓の動きを停める薬の投与。
しかし、当人はやすらかな表情で亡くなるらしい。
内臓は具茶具茶なのにだ。
しかし同情はない。
もし、私の子供が殺されたら・・
恐らく夢もなく希望もなく廃人のように生きるだろう。
実際に死刑囚の精神アドヴァイザーを務めた修道女ヘレン・プレジャン
の実話を基に映画化を熱望したS・サランドンがヘレン本人を演じる。
監督はサランドンの夫ティム・ロビンス。
【ストーリー】
黒人街に住むシスターがいた。
彼女はルイジアナにある州立刑務所の死刑囚と面会する。
犯罪者には変わりないが、死刑というものが
淡々と行われて良いものかどうか
実話を基に繰り広げられる展開の結末は・・・。
監督 ティム・ロビンス
出演
スーザン・サランドン 、ショーン・ペン 、ロバート・プロスキー 、
レイモンド・J・バリー 、R・リー・アーメイ 、セリア・ウェストン