小説外伝「思い出の映画」--デッドマンウォーキング-- |         きんぱこ(^^)v  

        きんぱこ(^^)v  

  きんぱこ教室、事件簿、小説、評論そして備忘録
      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ


ddd


デッドマンウォーキング。

これも、グリーンマイルと同じく、死刑が確定した人間の物語。

しかし、グリーンマイルのような奇跡時なことは起こらない。

また、冤罪ではない。

人を殺めた人間に同情はない。

死刑が確定した人は、死刑の直前に人間に戻るという。

死刑が無罪になどならない。

相当な冤罪でない限り無理なのだ。

グリーンマイルでは電気椅子。

しかし、この時代は
注射を使って殺す。

前日に鎮静剤と抗ヒスタミンが打たれる。

後で打たれる麻酔でアレルギーが出ないようにだ。

そして当日は

最初の投与で麻酔が打たれる。

次に、肺を収縮させる薬が投与される。

そして最後に、心臓の動きを停める薬の投与。

しかし、当人はやすらかな表情で亡くなるらしい。

内臓は具茶具茶なのにだ。

しかし同情はない。

もし、私の子供が殺されたら・・

恐らく夢もなく希望もなく廃人のように生きるだろう。


実際に死刑囚の精神アドヴァイザーを務めた修道女ヘレン・プレジャン


の実話を基に映画化を熱望したS・サランドンがヘレン本人を演じる。


監督はサランドンの夫ティム・ロビンス。



【ストーリー】

黒人街に住むシスターがいた。

彼女はルイジアナにある州立刑務所の死刑囚と面会する。


犯罪者には変わりないが、死刑というものが


淡々と行われて良いものかどうか


実話を基に繰り広げられる展開の結末は・・・。




監督 ティム・ロビンス
出演
スーザン・サランドン 、ショーン・ペン 、ロバート・プロスキー 、
レイモンド・J・バリー 、R・リー・アーメイ 、セリア・ウェストン