心臓発作の予防薬 と 糖尿病患者の嘆き・・ |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

 ひょんなことから、私は糖尿病になってしまいました。

 10年程前に流行ったEBウイルスを拗らせて、ある日突然糖尿病になりました。こんなことがあるのです。それも、一生治らないインスリン依存型の糖尿です。

 毎朝毎晩(たまに昼も)ノボリン30Rというインスリンを自分で投与している毎日です。


 まぁ・・・これはある意味慣れました。


 どうせならいいもの食いすぎて糖尿になりたかった…と思う程度です。


 しかし、確かに、合併症は怖いです。心のどこかで、

 いつ失明するのか・・・・・

 いつ、心臓発作を起こすのか・・・

 いつ、脳をやられるのか・・・・


 普通の人より体が腐っていくのが早いだけなのですが・・。いつも心のどこかで怯えながら、真面目に投与しています。


 糖尿病になって一番ショックを受けるのは、恐らく生命保険に入れないということでしょうか。まれに入れる保険も有るようですが、支給条件を読むと怪しいものです。

 あと、免疫力が下がって来ますので、普通の人なら簡単に治る風邪でも、なかなか治らなくなります。

 今の私がそうですが、咳風邪をこじらせて気管支炎になってしまいました。痰に膿が出るようなら肺炎ですとまで言われると必死になります(笑)昔、ウインドサーフィンをやっていた頃は風邪なんか引いた事もなかったのに、人間の体というのは変わるものですね。

 勿論心臓発作や失明は大ショックです。

 治療にかかる費用は、私の場合インスリンとリピトールという薬に診察料で約2カ月で20000円。(勿論3割負担の金額、保険証がなければ月に3,4万円)

 しかもこの不況で給料が下がっても医療費は下がるどころか、保険料の自己負担が上がっています。


【リピトール】

 ちなみにリピトールという薬はご存知でしょうか? ファイザー㈱が独占販売している薬で、悪玉のコレステロールを抑える効果があります。

 この薬は高いけれど効果抜群。


砂坂を這う蟻-1


 高コレステロールの人は結構沢山居ると思います。

 この薬は血中のコレステロールをどうのこうのするわけではなくて、肝臓内で造られるコレステロールの生成を阻害させることによって、結果的に体全体のコレステロールを抑えると言う薬です

 ということは、むやみに飲んではいけないということなのです。特に肝臓病の人は要注意。

 服用される場合は、必ずお医者さんの指示に従ってくださいね。


 このリピトールの特徴はコレステロールを抑える。と言う事にしか効果がない薬なんだそうです。

 それが逆に良いのでしょうね(副作用がないから)

 だから

・心筋梗塞

・脳溢血

・脳梗塞

 の予防になると言われていますが、コレステロール抑制薬として売り出されながら、本当の目的は心筋梗塞などの血管病の対策薬のようです。

 実際に販売することによって、人間の臨床実験が行われています


【ジェネリック】

 このリピトールはファイザー㈱の特許なので現在独占販売されていて、一粒の単価が結構高い。

 ジェネリックと言うのは、このリピトールに限らず、特許が切れたあとに、同じ成分の薬を安価で製造販売することが可能になるわけですが、こういった薬をジェネリック医薬品(後発医薬品)と呼んでいます。ジェネリックのほうが優秀で安い場合も出てきます。

 
 厚生労働省さんへ!


 糖尿病患者にかかる医療費が高いよー!


 それにしても、ある日突然目が見えなくなったら、みなさんはどうしますか?

 

 どうやって仕事をして生きて行けば良いのか……。