ギャンブル小説「とったらんかい!」--始まり-- |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

--始まり--

彼女は痩せてはいたが胸はあった。
とても綺麗な形の胸だった。

私たちは打ち解けていた。

彼女は結構喋った、話術がうまく、相手の気持ちをよく考えながら会話が出来る人だった。

のんびりベッドに入り、話をしながら、口ずけをして、胸から優しく触った。

彼女の声は感じ出すとハスキーになってきた。

活発に話す割には、ベッドではしおらしかった。

前に付き合っていたひとが、暴力をよく振るったらしく、なかなか別れられずにやつれたみたいだ。

仕事は看護婦だか、色々疲れが重なって、仕事もやめたらしい。

胸の突起を舌で転がしながら、片手を下腹部に持っていった。

彼女の息が乱れてきた。

そこは充分に潤っていた。

私が上になり、一つになった。

その後彼女とは付き合うようになり、会社の事務員にもなってもらった。
彼女は(ミーコ)と言った。

協会の人が事務所を見に来た。

審査は後日行われた。

結果は、800万の申請に対して400万を認められ、銀行に振り込まれた。

立て替えた事務所代と中古パソコンの仕入れでほぼなくなってきた。

ミーコは仕事を手伝ってくれた。

「三ヶ月やって、全然だめなら自分でするのはやめるよ」

と言って最初に三ヶ月分の給料をわたした。

残りのわずかは、自分の生活費用に残した。

世の中はウインドウズと言うosが大方支配していた。

私は知り合いの紹介などから、中古パソコンを入れていき、その中から私に出来る仕事ネタを見付だして仕事の量を増やしていった。

仕事の合間にミーコにパソコンを一から教えて、装置のマニュアル作成など簡単な作業ができるようになってきていた。

客はすこしづつ増えてきた。

なぜかしらぬ間に、付き合っている女性と会社と仕事が出来て、毎日が充実していた。

ミーコは大阪だか親と離れて一人暮らしをしていた。

彼女のマンションはレディースで入りにくかった。

朝、事務所で会って、作ってくれたコーヒーを飲みながら仕事の段取りを決めて、ミーコに仕事を渡して、わたしは営業や外回りの仕事に出かけて、夜に戻ってそのまま制作仕事をするか、ミーコのマンションに、そっと忍び込んで、朝まで過ごした。

わたしの元々の住まいは倉庫のようになっていた。

ミーコとはたまに思い出した様にセックスをした。

彼女とのセックスにゴムはつけずに、たまに中だしだった。

彼女は子供を産めない体質のようで、悩みもし、なかば諦めもしていた。