そろそろこんばんは!!

漢字間違いを後輩に指摘され、穴があったら入りたかった田中です。

グダグダ人生の薬は美しい廃墟だ!ということで今回は原点回帰、秩父の廃村・山掴集落です。

岳集落をやってからだいぶ経ちましたが、みなさん覚えてますか?

ペシャンコの屋敷に、自殺未遂の燃え跡、古の手紙とか色々ありましたね。(雑)

同じときに訪れた廃集落が二つ残っていたのですが、しっかり写真が残っており書くのがめんどくさかったので先送りにしていました。

しかし気を引き締める意味も込めて山掴集落、本編へれっつごー!


訪問

2023年1月上旬


岳集落を降りて道を進むと、この世のものとは思えないデザインのトンネルが!

その名も寄国土(よすくど)トンネルで山奥にも関わらず奇抜なデザインで有名だ。

青めのエイリアンではなく、この地の伝統である獅子舞だ。

よく見ると加工並みのパッチリした目がちゃんとあります、怖い。

ちなみにこのトンネル付近にもダムの底に沈んだ寄国土集落関連の廃墟が残っているが、熊の出没が去年の9月にあったので控えた。

ちなみにトンネルを迂回する遊歩道もあったが現在は封鎖されている。

曲がっている上距離もある。

昼間だからか明かりがついてない区間もあり、本当に怖かった。

車では一瞬でも自転車だと数十秒かかるのだ。

橋を渡る前に脇道に逸れる。

道は最終的に現道に通じているが、この区間は集落にしかつながっていないので廃道だ。

ところどころにあった割れたコンクリートから生えた草が次第に数を増していく

真打登場!山掴トンネル。

なんと明かりが一切ない上、曲がりくねっている。

外から見えるのは暗闇のみ。

あれが「この世の終わり」ならこれは「あの世の始まり」と言えるだろう

怖いもの知らずの友達も流石に自転車を漕ぐのを止めた。

暗い、暗すぎる○ゅうまんごくまん○ゅう(寒)(埼玉県民なら誰でも知ってるCMより)

もはやライトが照らしているすぐ足元しか見えない。

怖いがとにかくペダルを漕いで脱出した。

長さはそこそこなので少し進むと出口が見える

落書きは出口にのみ少しだけあった。

流石に怖すぎて書く気にならないのだろう

一応出口近くにすれ違いのための待機場があった。

あまり使われなかったようで真新しかった。

写真はないがトンネルを抜けてすぐに山掴集落につながる道が現れる。

岳より狭い人1人倒れるかぐらいの急な道が続く。

岳より遥かに急で足が疲れた。

集落から離れたところにファースト廃墟。

これは小屋の土台?水汲み場?なんだろう、

倒壊がひどくて入るのはためらわれた

今書いていて足場が良くないところには決して入らないことに気づいた

生活感はないがけっこう色々なものが残っている

岳と比べて日当たりが悪く、正午近いが影になっている。

しかしジメジメしている程度で人が住めないほどではないと感じた。

なんかの廃墟本で読んだが、炭鉱の一角の洞窟に商店街を作ったりすることもある人間だ。(北海道)

割と太陽がなくてもどこでも住んでしまう。


集落の入り口にある有名な廃墟。

集落を囲う立派な石垣が登場

なんで有名かって?

怖がらせようようとする仕掛けがあるホラーハウスだからである(鼻から出たピーナッツ♪)

西洋風の人形が押入れから不自然にこちらを見ている。

廃村の静寂が身を包む。

風も吹かなければ鳥もいない、物音は一切しない。

…自分達を除いて


ま、マドモアゼルフランス語話せないザンス

小さくてわかりづらいが隣にあるのは和風な門松。

こんなとこでも国際交流

誰?

友達はビビっていたが、私はあんまり。

なぜなら怖がらせよう感が強すぎる

建物に対して場所を取り過ぎているので後付けだろう。先駆者の記録にもなかった気がするから置かれたのは最近だろう。

画像検索でも出てこず誰なのかは不明。

知っている方はコメントをください


建物の崖側にはみかんの木がなっていて、いくつか落ちていた。

何気なく見ると1/3房程度食べられて捨てられているものが多い。

皮も剥かれているし動物に違いない。

廃墟の住民か?

野生動物…


もしかして博士!?

(フラッシュアニメ「秘密結社鷹の爪」に登場する話す熊)


しかしよく考えると石ころ程の野生のみかんの皮を剥くことが、手の大きさ的に熊にできるだろうか。

おそらく猿だと思われる。

「モンキーなんだよお、田中ぁ」とディオに怒られそうである。


後2回は続く