そろそろこんばんは
最近梅雨の雨のせいでほとんど山に行けずにイライラしている田中です。
山は当日だけでなく前日雨でも地面がぐちゃぐちゃになって行けないので、予定通りになかなかいきません
やはり山は暇な人向けです。
さて、今回は前回、前々回と予告した通り過去一案件の自信作です(たぶん)
今回紹介するのは千葉の君津市の二入の廃隧道(隧道:トンネルの古い言い方)
「追い待て田中、廃墟じゃね―じゃねーか」とお思いの読者様もおられることでしょう。
何をいまさらお思いになさらん、侍トンネルや岩窟ホテルでもう心霊スポットを記事にしちゃってますし、せっかく廃墟とは格段に難易度が異なる廃隧道に行ってレポートしないわけにいかないでしょう(逆ギレ)
まあそのなかでもかなり簡単な部類なのですけどね
もともと伝説的なサイト「やまさいかねが」で廃トンネルに魅せられて、難易度的諦めて廃墟にシフトした田中にとってこれは本望です。(でも今ではなんだかんだ廃墟の方が好きだよ)
御託はいらない、圧倒的すごみご覧あれ!!
本編スタート!!!
訪問2022年3月下旬
小ぶりの雨が降ったりやんだりしていた、そんな日だった気がする。
我が埼玉県から遠く離れた千葉県中部の君津市の君津駅でバスに乗った。
一回降りて小さなコミュバスへ乗り継いだ。
「追込台」って処刑場でもあったのかっていう、物騒な名前w(情報不足で遠いバス停で降りた)
歩いていくと野生っぽい木にみかんがなっていた。
ただでさえみかんは酸っぱいから苦手なのに、野生となると多分田中は食べることさえできないだろう。
ゴーゴーと山並みをこだまする水の音。
どうやら、この道の先の施設が音源らしいけど道が細すぎて心配になった。
他にも背丈を超える草が大量に茂って通れる場所が消滅している(3月)、放棄された工事現場もあった。
放棄された工事現場は私の近所にも多いが、せいぜい夏は片隅に背の低い草が伸びるレベルである。
入ろうと思っても生半可な覚悟ではできない、まさに危ないので入らないで下さいレベルマックスW
インパクトがあっただけにしかし撮り忘れて肝心の写真はないことが悔やまれる。(帰りに撮るつもりであったがこの後、大事件が起こる)
歩道すらない道の電柱にぼろぼろの有名政治家のポスターが。
なんと政界の暴れん坊、「木更津のダニ」ハマコーことはまだ幸一氏のポスターがあった。
彼の最後の選挙は1990年で第1次海部内閣の時だ。
しかし本当に当時のものなのかは疑問が残る。
30年間ちゃんと選挙があったにもかかわらず、引退したハマコーのポスターがずっと残っているだろうか。
また色褪せ、破れてはいるが劣化具合も30年も経っているにしては若干新しいような気がする。
15年とかそのあたりだろう。
近所で1番古い2012年の選挙のポスターはこれに近い状態だ。
でも根拠は勘ではある
また実際にこれを発見した時めちゃめちゃテンションが上がった田中もいた。
最寄りのバス停裏に、小屋の廃墟が。
、、、じゃな~い!!(メタルギアソリッドの〇セロットみ)
過去のブログを確認して分かったがこれはバス停小屋であったものだ。
しかしバス小屋にしては豪華すぎるような
裏にも民家の廃墟があったので近い立地から気づけなかった。
珍しい木製の電柱で漆が表面に塗ってありすべすべである。
火花が飛んだり、電線が揺れて電柱にあたったら着火しそうである。
ちなみに小さな集落の一角にあるので、普通に人がいる。
(部外者がいればすぐわかるということでもあり、事実田中の話をしているのを聞いた)
井戸店という何でも屋さえあり、車で行くのならここに停めてもいいだろう。
田中もバスを待っている間にここで買ったあんパンを食べた
ここが入り口で、もち廃道。
入り口からみるとかなり道が細く見える
謎の土管は独特の存在感をかもしだした
ここは本当に道かってくらい荒れているが、今は廃道探索のベストシーズンの3月の下旬である。(虫もないうえ、クマや蛇も寝ている)
入り口にはわずかに踏まれた痕跡があるものの、すぐに落ち葉の下に消える。
本当にトンネルにつながっているか、疑問になるレベルである
おわん型にくぼんでいるせいかめっちゃ暗いが、一応天気は良くないとはいえまだ午後3時である。
道は少しずつ上昇しながら、蛇行していた。
伸びすぎた木は垂れて道は覆い、視界の悪さに貢献し暗さに拍車をかけた。
道の真ん中に横たわる通行を妨げる枯れ木がここが廃道であることを強く意識させた。
たまにした集落沿いの道路の通る車の音も入り口の時点でとうに聞こえなくなった。
何の音もせず、ひたすら静かである。
雰囲気は怖いが、本当にここを人が通っていたのか。
人がいないなら幽霊はいないじゃないか、そんなことを考えていた。
グワァーーーー
とそのとき見たこともない種類のでかい鳥が飛び去った。
でかい鳥ってなんか怖いよね。
別に襲ったりはしないけど。
ちなみにキジを見つけても珍しさによるうれしさよりも体当たり荒れたらどうしようという恐怖が勝ってしまう。
何か見えたぞ
まちがいない、でも思っていたより小さいな
前言撤回くっそでっかい。
右に伸びる竹を見れば一目瞭然である。
それに圧倒的五角形が目を引く。
なぜゆえに五角形
またよく見ると向こうの出入り口が狭くなっている。
なんか光り輝いてもいるし、さながらドラえもんの「ガリバートンネル」だ。
(トンネルと通ることで小さくなれるといったもの)
当時は気づかなかったが、トンネルの上には鬱蒼とした竹林がある。
まあまあな長さなのに下に垂れているもの、トンネルの前に断面と水平に危なく横たわっているものなど竹の主張が強い。
怖い、とにかく
足が動かなくなったのでポットキャストをつけて通った。
続く
23/10/12数カ所だけ修正・加筆
また訪問時期を追加