10月22日
ICU15日目
バルーンパンピング(心臓補助の管)生活2日目
【バルーンパンピングを入れている状況】
バルーンは右足の付け根から入れられ
その管が直接心臓に伸びている為、
起き上がる事、右足を曲げる事、寝返りを打つ事が一切許されなくなりました。
なので常に仰向けで寝たきり状態でした。
唯一左足は自由だったのが救いです
右足を庇って変に力んでしまい、
肩や腰が針で刺されているような痛みに苦しめられました。
寝たきりの状態でご飯を食べるのはなかなか難しかったです。
常に吐き気が出るようになり嘔吐してしまう事もありました。
また機械の熱や強い点滴の投与からか体が異常な程熱くジットリとした汗をよくかいていました。
また機械の熱や強い点滴の投与からか体が異常な程熱くジットリとした汗をよくかいていました。
その為冬に近づいているというのに、
室内の冷房を19度設定にしてもらい
更に枕とおデコにアイスノンを装着。
それでも暑くて暑くて仕方なかったです...
でもそんな事はどうだってよかったのです。
右足が動かせなくたって
起き上がる事が出来なくたって
体が熱くても嘔吐しても
たったそれだけの我慢で心臓の動きが戻ってくれるのであれば、いくらでも我慢できました。
ただ今思えば、右足を鎖で繋がれていて1人逃げ遅れてしまう夢をよく見たりしていたので中々な精神状態だったのだと思います。
しかし心臓の動きは機械を入れて2日たっても良くなる事はなく、
連続した不整脈が出た時“急変”もあると母は先生から話されていたようでした。
バルーンパンピングは機械の音で24時間カチカチカチカチという時計の針のような音が病室に鳴り響きます。
今もそれに似た音を聞くととても怖くなります。