今なお17歳の痛み
夜走っている。
旅行のあと、足を休めるためにも中断していたが、再開した。
家の前から走り出し、川を越え、吹田メイシアターの周りを一周してホールの入り口前広場でだいたい15分。
そこで5分休んで、家まで折り返す。
その5分の間に、いつも胸にチクッと痛みを感じながら帰る。
吹田メイシアターは夏の吹奏楽コンクール大阪北摂地区の演奏会場である。
ここで多くの涙と笑顔がこぼれるのである。
階段を昇った正面玄関にはいつも見覚えを感じない。
下のレンガ床の角とスロープ、
そして「中の下」ランクのホテルのような褐色のガラス、
その先のカーテンとその隙間から見える長椅子。
それだけ見ればほんとにあのときのままだ。
ただ、夜の暗いガラスに映っている自分だけは、
やっぱり17歳ではない。
あの時このガラスで襟を直したな。後ろに先輩が見えたな。
それだけで胸が痛い。
結局そのときは金賞さえとれなかった。
翌年も府大会には行けなかった。
いつも、ここで楽器を組み立てて、
裏口からホールに入って
出て
楽器を片付けた。
自分にとっては1階裏口が正面玄関だ。
ちょっと歩いて駐車場にいくと、パーカッションを運んだところ。
ミッキーなんて名前でドラムを運んだとかさ。
ホールのイベントスケジュールが掲示板に貼ってあった。
いろんなポスターも広がっている。
2007年7月31日
第131回吹田市民劇場
中国舞踊
BEIJING DANCE ACADEMY
孫悟空か!?という姿をした中国雑技団のような人たちの写真。そして、なぜか第3部は西洋バレエで白鳥の湖のような写真。
北摂の中高生は、まさか自分たちが汗と涙と笑顔を賭けた戦いの前日にこんな不思議大発見な空間が繰り広げられてるとは夢にも思ってないだろうな。。。。
自分もそうだったんだろうけどな。
ふと男の子が見えた。イヤホンで音楽聴きながら植木の下でホールを見上げていた。
楽しそうでもない。むしろ辛そうな。
きっとコンクールに向けてうまく行かないんだろう。
なんとなくパーカッションかトロンボーンだと思う彼を横目に帰宅。
いつか胸を痛みを感じずにこのホールを見る日がくるんだろうか。
絶対来ないだろうな。
今、カルロス・ルイス・サフォンの「風の影」を読んでいる。
別に吹奏楽のすの字も出てこないのだが、主人公ダニエルが16,7のころにある女性に憧れそして破れていく姿を見て、なぜか吹奏楽を思い出すのである。
きっと彼の痛みとオイラの痛みは死ぬまで離れないんだろうなって思う。
旅行のあと、足を休めるためにも中断していたが、再開した。
家の前から走り出し、川を越え、吹田メイシアターの周りを一周してホールの入り口前広場でだいたい15分。
そこで5分休んで、家まで折り返す。
その5分の間に、いつも胸にチクッと痛みを感じながら帰る。
吹田メイシアターは夏の吹奏楽コンクール大阪北摂地区の演奏会場である。
ここで多くの涙と笑顔がこぼれるのである。
階段を昇った正面玄関にはいつも見覚えを感じない。
下のレンガ床の角とスロープ、
そして「中の下」ランクのホテルのような褐色のガラス、
その先のカーテンとその隙間から見える長椅子。
それだけ見ればほんとにあのときのままだ。
ただ、夜の暗いガラスに映っている自分だけは、
やっぱり17歳ではない。
あの時このガラスで襟を直したな。後ろに先輩が見えたな。
それだけで胸が痛い。
結局そのときは金賞さえとれなかった。
翌年も府大会には行けなかった。
いつも、ここで楽器を組み立てて、
裏口からホールに入って
出て
楽器を片付けた。
自分にとっては1階裏口が正面玄関だ。
ちょっと歩いて駐車場にいくと、パーカッションを運んだところ。
ミッキーなんて名前でドラムを運んだとかさ。
ホールのイベントスケジュールが掲示板に貼ってあった。
いろんなポスターも広がっている。
2007年7月31日
第131回吹田市民劇場
中国舞踊
BEIJING DANCE ACADEMY
孫悟空か!?という姿をした中国雑技団のような人たちの写真。そして、なぜか第3部は西洋バレエで白鳥の湖のような写真。
北摂の中高生は、まさか自分たちが汗と涙と笑顔を賭けた戦いの前日にこんな不思議大発見な空間が繰り広げられてるとは夢にも思ってないだろうな。。。。
自分もそうだったんだろうけどな。
ふと男の子が見えた。イヤホンで音楽聴きながら植木の下でホールを見上げていた。
楽しそうでもない。むしろ辛そうな。
きっとコンクールに向けてうまく行かないんだろう。
なんとなくパーカッションかトロンボーンだと思う彼を横目に帰宅。
いつか胸を痛みを感じずにこのホールを見る日がくるんだろうか。
絶対来ないだろうな。
今、カルロス・ルイス・サフォンの「風の影」を読んでいる。
別に吹奏楽のすの字も出てこないのだが、主人公ダニエルが16,7のころにある女性に憧れそして破れていく姿を見て、なぜか吹奏楽を思い出すのである。
きっと彼の痛みとオイラの痛みは死ぬまで離れないんだろうなって思う。