またまた1日あいて第3回目(￣ー￣；
いっそ隔日の方がいいのかな～
しかし、隔日じゃかききれないぞ
ということで、なるべく毎日頑張ります。
さて、今日の一冊は、
「謎解きはディナーのあとで」
東川篤哉 小学館
はい、すみません。
また有名どころです
今年度、本屋大賞受賞作品です
お話は大体ご存じだと思いますが、
本作主人公、宝生麗子は金融とエレクトロニクスと
医薬品とミステリ出版物などで世界にその名を轟かす「宝生グループ」
令嬢にして、国立署に所属する刑事だ。
そんな彼女の直属の上司は「風祭モータース」という中堅会社の
御曹司、風祭警部。本物のボンボン2人のとんでも刑事コンビ
のため事件は最初はいつも進まない。
そんなとき、麗子お嬢様のクールな執事、影山が
冴えわたる頭脳でビシッと解決。
本格推理ものなのにコミカル。ミステリの決定版！
というものです。
先にことわっておきますが、
ここから先は本当に題の通り偏見
に満ちているので、「この作品大好き！」という方は
ご遠慮ください。
まず先に言ってしまうと私はなぜこの作品
が本屋大賞に選ばれたのか、いまをもってわかりません。
確かに、ストーリーはコミカルでおもしろく、
主人公たちの個性やキャラも確立していました。
ですが、この作品を読んで一番に感じたことは
「このストーリーとこの描写なら漫画の方がいいじゃないか」
です。
別に漫画をあなどっているわけではなく、
表現方法としてこの文章の書き方とこの会話文の多さ
なら視覚効果の方がよいと思いますし、
トリックの説明も絵を使ったほうがわかりやすい
と思うのです。
私は本で読むおもしろさは文で直接語っていない
のに、余韻のようなもので確かにそれを感じさせる
ような、たとえて言うなら、
文や言葉で柱をつくりそれを組み立てた
ところにある空間も楽しめるようなものだとおもうのです。
この話の場合、事件のトリックやその後の会話
が中心で柱がびっしり組まれて隙間がないように
みえるのです。
さらに、事件を起こした経緯や心情は一応書かれている
のですが、薄いなと感じました。
もちろん、好みは人それぞれですし、
わざわざ書いておいて何ですが、私はこの本はあまりおすすめ
しません