今日からなるべく
毎日読んだ本について
生意気な感想をしていきます![]()
なにか気になったらみてください(*^▽^*)
「おそろし」 宮部みゆき 角川書店
なぜ初回からこんな有名どころを!!(・・;)
すいません
最近読んだので一番最初に
思い浮かんだんです。
三島屋変調百物語事始~江戸の裕福な商家三島屋に
主人の姪で17歳のおちかが身を寄せている。
一見、ただの器量よしのお嬢さんに見えるが、
彼女はある事件に遭って叔父夫婦の家に奉公しているのだ。
そんなある日、彼女に三島屋主人の伊兵衛が客の応対をまかせて
出かけてしまう。そのお客とのお話から不可思議で哀しい
百物語が始まる。
私は最初このお話を読んだとき、不可思議な
存在ー幽霊やお化けなどーで語られいるのになぜか
とても人間臭さをかんじました。
確かに、お話はどれも普通には説明できないこと
ばかりですが、私はそのどれも人間だけで解決できる、
もしくは人間が引き起こしているものに思えたのです。
そして、そうかんがえてみると人間が解決できるものにも関わらず
引き起こしてしまう人間の愚かさ、人間の身勝手さが哀切な物語
の後ろで見え隠れしている気がするのです。
最後に出てくる家守の「あなたは人でなしの味方ばかりしている。
何ひとつ悪いことなどしとらんのに命をとられた人は、あんたの眼中
になかった。」という言葉は全ての人間に当てはまるのではないでしょうか。
おちかに問いかけているようで私たちに問いかけているようにもみえる
このお話、一度読むことをおすすめします。
(昼に読むのがおすすめです
)