僕のほうを向いて眠るあなたの頬にキスをして
行ってくるよとつぶやく


聞こえているのかあなたは寝息のまま
軽く微笑む


歩く暁の街はまだ暗く
瞬きは感じられない星々に
好きな季節が訪れようとしているのだと


そのうち吐く息が白くなっても
このようにして街を歩く


未来を誓うことに意味はないと知った今
何かを誓ったりはせず、ただ歩く


自分のために生きる自分のために磨く
当たり前のように誰彼に嘯いてきたくせに
自分のためとあなたのためが同じ意味になってきた


あなたのために僕は自分を磨く
そんな思いで歩く暁の街は
空は
誰がどんな思いでいようとも
表情を変えることはない




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