午前中、会社を休み次男と転校先の中学校へ向かう。
次男は大緊張している。
主任の先生から担任の先生を紹介いただいた後、
「では、ここからは我々の役割となります。お父さんはご帰宅ください。全てお任せください」
と言われ学校を後にする。
帰宅後も妻ともども落ち着かない。
夕方、会社で仕事中に担任の先生から連絡をいただいた。
「息子さん、凄く緊張していましたが、クラスの仲間が本当に温かく迎えてくれたので落ち着いたようですよ。息子さんが挨拶した後はみんなで「おお、よろしく!」と拍手があったり、男子生徒が腕相撲を挑んで負けて「スゲー、強ええ!」って驚いていたり。帰りも方向が同じ生徒と一緒に帰りましたよ。お父さんもお母さんも安心してください」
涙が止まらなかった。良い先生や仲間に温かく迎えてもらったのだなあと。
事前に上手に段取りをしていただいた先生には感謝してもしきれません。
次男は新しい中学校での1日を
「あ~疲れた!」
と振り返った。
本音だろう。
次男に大きな負担をかけているなあと改めて反省する。
この借りは高校受験合格に向けた手助けで返すしかないと前を向く。
と言っても私の自己満足でしかないのだが。
この日以降、次男は卒業まで1日も休まず新しい中学校へ通い続けた。