最近スポーツ界における『パワハラ』がよく取り沙汰されます。
思い出すだけでも相撲、アメフト、バスケ、バレー、体操など等々。
いずれも中学生以上がクローズアップされてましたが、今回は少年野球までテレビや動画サイトで取り沙汰されました。

私がこのチームを作るきっかけ。
娘が以前所属してたチームでのパワハラです。
子供にも親にも向けられました。
そんな私の思いに賛同してくれ、ついて来てくれた仲間と作ったのですが。そんな思いはこりごり。
だから絶対そんなこと2度とないチームを作ろう❗っていうのがスタートでした。
でもお陰様でそんな問題を知らない子供達が沢山入ってくれて、過去のその経験はその子達に関係がないことを頭にしっかり入れてます。しかし、
多分暴力だろうが暴言だろうがどんな内容であれ、パワハラを受けると、何故か一人ぼっちになったような気分になり、どんどんチームから遠ざかり、退部へと追い込まれる。そんな子供と家庭を作らないが私の方針でもあります。

最近よく耳にするキーワード
『今の時代は暴力とか恫喝は流行らない』
絶対そうだと私自身思います。

私は、学生時代暴力やプレッシャーと隣り合わせの環境で野球をしてきました。
『これをやったらしばかれる』なんて感情もあったかな?
でもそんな経験はかえって『糧』になってる部分もあります。『あんな経験より今後つらいことはない』と。
今取り沙汰されてる指導者の問題ほとんどが、何か変わって欲しい❗きっかけを掴んで欲しいと思ってそのような行動を取ったのだと信じたい。

智弁和歌山高校の高島前監督は『褒められて育った子はここ一番絶対に結果出しません。怒られて怒られて歯を食いしばって頑張ってきた子が最後は結果を出します』って言ってるのを聞いた事があります。
私もまさしくその通りと確信してます。
世の中失敗したらダメな事これからクソほど出てきます。特に受験(各家族の取り方はありますが)や、ビジネスの現場などでは。
智弁和歌山高校の生徒はそんな修羅場を日々沢山くぐり抜けて来たから、甲子園常連であるし、甲子園で優勝もしたと思います。その修羅場の経験を力に変え、甲子園のかかったプレッシャーガンガンの大事な試合や、大歓声の甲子園で結果を出す秘訣だとも思います。そして控えメンバーの思いも背負う。学校を背負う。そこで結果を出さなければいけない。
それを褒めて褒めて育てると実際そのようなプレッシャーに打ち勝てるのか?
ちょっと私はわからない。おそらく修羅場派です。

私は小学生を教えておりますが、まだまだそんなの考え過ぎっておっしゃる方もいるでしょうが、自分がもし小学生の時に気づけてたら?って思うと早いも遅いもないと思ってます。

現在の私は、子供達を怒ります。
しかし暴力は絶対にダメです。しません。
子供達を怒るうえで大切にしてること。
先ずは子供達それぞれ出来る基準が違います。
その基準をしっかり頭にいれてます。もちろん能力に応じてというよりは努力の内容に応じて接し方を変えます。
そして例外もありますが、基本的にプレー面で出来る出来ないの結果で怒らない。何故ならプロ野球や実業団でもミスはします。
どちらかというと、そのミスをした当人がチームメイトに『ごめん🙏』って言わなかったら指摘します。
また、まわりがフォローを入れなかったらまわりにいる高学年を指摘します。
ここで怒るという行為に対して絶対的に大切なこと。
親御さんとの信頼関係。
今の部員の親御さんに自分の思いが伝わってるかはわからないですけどここが一番重要です。
子供達の普段の自宅での様子や努力の度合いなどは個別で聞くようにしてます。

そしてコーチを含めたまわりのサポートです。
何故怒っているのか?をちゃんとコーチにしてもらいます。そのコーチと監督との信頼関係を築くのに沢山では築けないので指導者は極力最小限にしてます。

しかし転換期を迎えたスポーツ界
『スポ根』はなくなりつつあります。
子供達をこれからどのような人間に導いてやるのか?今後の人生に訪れる困難にどうやって打ち勝つ精神力をつけてやるのか?
悩ましい…。


試合中
実は怒ってます(^_^;)子供達笑ってないでしよ😁
次は暴言リストでも出しますか?