これから見る人は読まないほうがいいです

まず、ヴンダー初戦のBGMで泣いた。
水面?(偽装なんちゃらとかいってたからホントの水じゃないんだろう)から浮上する戦艦に
NノーチラスのBGM、しかもオペレーターに大塚明夫さんがいて、
ナディア要素が今こんなところでちょうカッコよく盛られててたまんなかった。

16日に流された冒頭6分のシーンでもナディアBGMが使われてるって気づいてる人はいたけど(俺は気づかなくて、あとで原曲聞かされてあああ!ってなった)、ここまでモロに使ってくるとは。

ATフィールドを戦艦の推進力に使ったりしてるのもすごい面白かった、人間がここまでエヴァの謎テクノロジーを応用できるってのが、最初から描かれてたら安っぽくなってただろうけど。

追い打ちをかけるように、伊瀬茉莉也ちゃんが演じるオペレーターがいて、大塚明夫さん演じるおっさんとも絡んでて、個人的に狙い撃ちされてるのかと思った。

序盤はそんな感じで、予想を裏切るもなにも何も予想できないままワケわかんないけど楽しいシーンが連続だった。

シンジがNERVに行ってからは一転、どんどん謎ばっかり出てきてシンジが陰惨な感じになってきて、序とか破じゃなく、昔エヴァ見てた時の気分を思い出す。ヱヴァからエヴァに戻っていく感じ。
このあたりからのワケわかんなさは、新劇場版から観始めて、序とか破みたいなの期待してた人は怒るんじゃないかってくらい。
それこそ昔、『Air/まごころを、君に』を劇場で観て
「なにこれふざけんな!!」
ってなった高校生の頃の自分みたいな気持ちになる人がまたたくさん出るんだなあって思って、
楽しかったです。

にしても、現NERVはゲンドウ・冬月・アヤナミ・カヲル君の4人だけで運営してるんだろうか。次回作では、インフィニティだのガフの扉だのの謎は謎のままでいいから(説明されたって分かんない)、プシュって出てくるペースト状のメシは誰がどうやって作ってるのかとか、カヲル君がウォークマン直すところとかをきちんと描いて欲しい。

13号機起動からも全くワケわからない。けど、『エヴァンゲリオン』見てる感はすごく高かった。エヴァがファンネル使い始めたのもびっくり、特に反応せず普通に戦ってたアスカにもびっくり。昔だったら「◯◯兵装(←専門用語)まで使えるの!?」とか言いそうなのに。
関係ないけど、『破』の健康的なアスカも素晴らしいけど、片目だったりやつれてるアスカもいい。

頭蓋骨でできた丘みたいなところで2本あるロンギヌスの槍を手にする13号機、2本あるのが旧劇と何かが重なってることの暗示かなあ、以外はどういう意味か分からないけど、ゴルゴダの丘でイエスを処刑した13番目の男、ゴルゴ13と関係あると思う。本当は無いと思う。

最後に赤い大地でシンジ・レイ・アスカが歩き出すところで終わるのは、やっと、「改めてエヴァンゲリオン始めますね」って言う感じで良かった。
次回は荒野を歩いてふと入った店で、ランバ・ラルみたいなおっさんに何かおごってもらうところから始まると思う。

『破』はエンタメ性がめちゃくちゃ高いと同時に『エヴァ』から見てる人には衝撃が強すぎて、情報量の多さも相まって観終わったあと頭痛が止まらず、その日は何もできなくなったけど、
『Q』は時間短いしドギツイショックはあまりないから、2日連続でみても大丈夫だった。

早くサントラ欲しい!資料集みたいなのもあったら手出す。

【追記】
2回目をみて、7月に金曜ロードショーでトトロやったときに流れたCGで描かれたピアノの映像だけの予告編の意味がわかった。
Qではあからさまなギャグシーンが全くないから、あの予告編を観た人がピアノが映った瞬間笑っちゃうように用意してくれてたんだと思う。
今のところ、それ以外に意味が見出せない
参考:7月の予告編流れたあとのまとめてきなやつ
http://matome.naver.jp/odai/2134219450422091501