先程、上北ふたご先生の漫画版
「ハートキャッチプリキュア!」
の最終話までを読み終えた。
昨日発売された
「スイートプリキュア♪&ハートキャッチプリキュア!おはなしブック!」
に収録されている分だ。
絶賛放送中のスイートプリキュア♪については他で語るとして、
ハートキャッチプリキュア!について少し語りたい。
最終話まで観た感想など、
まとめてブログに書きたい気持ちはあったもののツイッターでつぶやいて満足してしまっており、
なかなか書くタイミングが作れなかった。
前提として「ハートキャッチプリキュア!」という作品は好きだ。
もともと好きなプリキュアシリーズだから観ていただけでなく、
キャラクターや音楽、設定、世界観など、第1話から色々と心ひかれる要素が多く、
中でもえりかというキャラクターは本当に素晴らしかった。
第1話からのいじめっ子表現、
ウザかわっぷり…強い個性を持った魅力的なキャラクターで、
ハートキャッチプリキュア!の世界を盛り上げていたと思う。
1年間楽しく鑑賞し、
イベントなどにも積極的に参加していたハートキャッチだが、
脚本については今ひとつのめりこめない部分も多かった。
特にキュアフラワーが復活したクリスマス回以降、
気持ちが余り入らなくなってしまった。
もともとこれまでのプリキュアと比較して色々と話が
「あっさり」
と進むというのがハートキャッチの印象だったが、
「とりあえず出しておきました」という感じでせっかくのおばあちゃんプリキュアというおいしい要素を、
今まで変身しなかったのにあんなに軽い扱いで何の説明も無く出してしまったあたりから
その他の要素も「あっさり」ではなく「雑」に感じるようになってしまっていた。
どうしても同時期にTOKYO MXTVで再放送されていたスプラッシュ☆スターと比較しながら観てしまっていたが、
クリスマス回以降は感情移入しすぎて胸が苦しくなるようなS☆Sと比べて、
何もかもが軽く感じられてしまった。
何も、友達でもなんでもない二人の女の子がお互いを「苗字+さん」付けで呼び合う関係から、
下の名前を呼び捨てで呼び合う仲になるまでに8話費やすほどの事をまたやれとは言わないが、
もう少し話の進行に納得が行くような作りにできなかったものかと思っていた。
そんなわけだから最終回は、
色々と伏線が回収されたりきれいにまとまったりはしないだろうな…と正直ストーリーには期待しないで観たわけだが、
あのはちゃめちゃっぷり・無限シルエットの美しさが見た目におもしろく、
思いの外「面白かった!」と思えた。
つぼみの成長については描ききっていないように思ったが、
あえて語らない美学なのか、
DX3で大塚監督がスイートの二人との対比でうまく描くだろうと投げたのか、
それはよく分からないし「あれはどうなったの」と突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めるが、
最期に「楽しかった」と言えてよかった。
同時期に観ていたS☆Sのラストは、
「楽しかった」どころか素晴らしさのあまりしばらく嗚咽が止まらないくらいだった。
だから「満足した!」とは言えたけど
「ハートキャッチを最後まで観て感激した!」
とは言えなかったのは少しさみしかった。
それから2週間経った昨日、
冒頭に書いた
「スイートプリキュア♪&ハートキャッチプリキュア!おはなしブック!」
が発売され、
そこに収録されている上北ふたご版のハートキャッチ漫画を最終話まで読んだ。
そこには、TV版と比較にならない感動があった。
詳細は書かないが、
例えば本編ではあまり良く分からないまま話が進んでいたデューンの憎しみの動機も、
最期の無限シルエットへの変化も、
1コマで納得・共感させられてしまった。
そして何より主人公であるつぼみというキャラクターの魅力・成長が、
余す所無く描かれていた。
通常、ページ数の都合で1ページに「ギュッ」と話を濃縮した場合話を省くと思われるが、
これは逆に本編で説明されなかった部分が、ページが少ないにも関わらず丁寧に描かれていたりする。
とはいえ前回のおはなしブックに収録されている分とあわせても全12話なので、
文化祭エピソードが無い等、漫画版だけでは話が完結するとは言えない。
だが、上北ふたご版のコミックスを読まなければハートキャッチプリキュア!のストーリーは補完されないと思った。
これはハートキャッチが好きだった人も、
あまり好きになれなかった人にもぜひ読んで欲しい。
おはなしブック!は昨日発売されたばかりなので本屋さんを数件まわるか、
アマゾンで注文するかすれば買えると思う。
最近、ブログを書くのがおっくうになってしまっていたが、
この気持ちは140文字では描ききれないのでここに書きました。
※友人の加藤レイズナが上北ふたご先生にインタビューした時の記事のリンクを貼っておきます。
プリキュアシリーズへの愛と熱意がビシビシ伝わってくるインタビューなので、こちらもぜひ!
前編:http://webmagazine.gentosha.co.jp/fusianasan/vol235_index.html
後編:http://webmagazine.gentosha.co.jp/fusianasan/vol236_index.html
「ハートキャッチプリキュア!」
の最終話までを読み終えた。
昨日発売された
「スイートプリキュア♪&ハートキャッチプリキュア!おはなしブック!」
に収録されている分だ。
絶賛放送中のスイートプリキュア♪については他で語るとして、
ハートキャッチプリキュア!について少し語りたい。
最終話まで観た感想など、
まとめてブログに書きたい気持ちはあったもののツイッターでつぶやいて満足してしまっており、
なかなか書くタイミングが作れなかった。
前提として「ハートキャッチプリキュア!」という作品は好きだ。
もともと好きなプリキュアシリーズだから観ていただけでなく、
キャラクターや音楽、設定、世界観など、第1話から色々と心ひかれる要素が多く、
中でもえりかというキャラクターは本当に素晴らしかった。
第1話からのいじめっ子表現、
ウザかわっぷり…強い個性を持った魅力的なキャラクターで、
ハートキャッチプリキュア!の世界を盛り上げていたと思う。
1年間楽しく鑑賞し、
イベントなどにも積極的に参加していたハートキャッチだが、
脚本については今ひとつのめりこめない部分も多かった。
特にキュアフラワーが復活したクリスマス回以降、
気持ちが余り入らなくなってしまった。
もともとこれまでのプリキュアと比較して色々と話が
「あっさり」
と進むというのがハートキャッチの印象だったが、
「とりあえず出しておきました」という感じでせっかくのおばあちゃんプリキュアというおいしい要素を、
今まで変身しなかったのにあんなに軽い扱いで何の説明も無く出してしまったあたりから
その他の要素も「あっさり」ではなく「雑」に感じるようになってしまっていた。
どうしても同時期にTOKYO MXTVで再放送されていたスプラッシュ☆スターと比較しながら観てしまっていたが、
クリスマス回以降は感情移入しすぎて胸が苦しくなるようなS☆Sと比べて、
何もかもが軽く感じられてしまった。
何も、友達でもなんでもない二人の女の子がお互いを「苗字+さん」付けで呼び合う関係から、
下の名前を呼び捨てで呼び合う仲になるまでに8話費やすほどの事をまたやれとは言わないが、
もう少し話の進行に納得が行くような作りにできなかったものかと思っていた。
そんなわけだから最終回は、
色々と伏線が回収されたりきれいにまとまったりはしないだろうな…と正直ストーリーには期待しないで観たわけだが、
あのはちゃめちゃっぷり・無限シルエットの美しさが見た目におもしろく、
思いの外「面白かった!」と思えた。
つぼみの成長については描ききっていないように思ったが、
あえて語らない美学なのか、
DX3で大塚監督がスイートの二人との対比でうまく描くだろうと投げたのか、
それはよく分からないし「あれはどうなったの」と突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めるが、
最期に「楽しかった」と言えてよかった。
同時期に観ていたS☆Sのラストは、
「楽しかった」どころか素晴らしさのあまりしばらく嗚咽が止まらないくらいだった。
だから「満足した!」とは言えたけど
「ハートキャッチを最後まで観て感激した!」
とは言えなかったのは少しさみしかった。
それから2週間経った昨日、
冒頭に書いた
「スイートプリキュア♪&ハートキャッチプリキュア!おはなしブック!」
が発売され、
そこに収録されている上北ふたご版のハートキャッチ漫画を最終話まで読んだ。
そこには、TV版と比較にならない感動があった。
詳細は書かないが、
例えば本編ではあまり良く分からないまま話が進んでいたデューンの憎しみの動機も、
最期の無限シルエットへの変化も、
1コマで納得・共感させられてしまった。
そして何より主人公であるつぼみというキャラクターの魅力・成長が、
余す所無く描かれていた。
通常、ページ数の都合で1ページに「ギュッ」と話を濃縮した場合話を省くと思われるが、
これは逆に本編で説明されなかった部分が、ページが少ないにも関わらず丁寧に描かれていたりする。
とはいえ前回のおはなしブックに収録されている分とあわせても全12話なので、
文化祭エピソードが無い等、漫画版だけでは話が完結するとは言えない。
だが、上北ふたご版のコミックスを読まなければハートキャッチプリキュア!のストーリーは補完されないと思った。
これはハートキャッチが好きだった人も、
あまり好きになれなかった人にもぜひ読んで欲しい。
おはなしブック!は昨日発売されたばかりなので本屋さんを数件まわるか、
アマゾンで注文するかすれば買えると思う。
最近、ブログを書くのがおっくうになってしまっていたが、
この気持ちは140文字では描ききれないのでここに書きました。
※友人の加藤レイズナが上北ふたご先生にインタビューした時の記事のリンクを貼っておきます。
プリキュアシリーズへの愛と熱意がビシビシ伝わってくるインタビューなので、こちらもぜひ!
前編:http://webmagazine.gentosha.co.jp/fusianasan/vol235_index.html
後編:http://webmagazine.gentosha.co.jp/fusianasan/vol236_index.html