※以下、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破のネタバレも含みます。





(つづき)



式波・アスカ・ラングレーちゃん(以下式波)も、

真希波・マリ・イラストリアスちゃん(以下マリちゃん)も、

綾波のクローンだという説がある。


真希波は、実は「まきなみ」ではなく「しきなみ」と読めるとか、

そんな根拠だったと思う。

確かにそれも面白い。

だが、綾波とその二人は、

本当に同じ遺伝子を元に作られているのだろうか。

性格・見た目からしてそうは思えない。

もしかしたら掛け合わせていたりはするかもしれないが、まんまクローンということはないだろう。


では、前回俺が書いたように式波もマリちゃんも惣流のクローンだとすると、

旧劇場版と今回の劇場版のつながりがおかしくなるのではないか。


以下、少々話がズレるように見えるがそこのところについても語りたい。



旧劇場版と新劇場版は、

序の時点ですでに噂されていたように、ループした世界何だと思う。


ただ、今回破であれだけ予想だにしない展開を見せている新劇場版。

ただの2回目のループというわけではない。

なんと、本人たちは自覚していないが彼らは人生を15498回繰り返している。


毎回まったく同じ人生というわけではないが、

その終わりの地点は必ず「人類補完計画が発動した」時。

やり直しのスタート地点は、セカンドインパクト発生の前日。

(同じような繰り返しをテーマにしたアニメがただいま絶賛放映中なので分かりやすいと思う)


人類補完計画が成功しようがしまいが、人類補完計画の発動とともに彼らの人生は繰り返している。


「おめでとう」「ありがとう」のやり取りの直後はセカンドインパクトだし、

シンジがアスカの首を絞めて泣き、「気持ち悪い…」の直後にまたセカンドインパクト前夜に戻る。


TV版の最後のほうで、綾波がパンくわえて走ったりする学園モノのifストーリーが流れるが、

あれはifではなくてTV版の1回前の彼らの人生なのだ。

ただその世界のNERVは表向きは中学校だがピンチになるとプールが割れて中からエヴァが出てくるという、

ちょっと変わった世界。

でも結局人類補完計画が発動してセカンドインパクト前日に戻ってしまう。


もし、セカンドインパクト前日から補完計画発動までの間、

前回の時間軸内で発生していなかったもの・存在しなかったものがあった場合、

その要素が1つだけ、はじめからあるもの・起こった出来事として次回のセカンドインパクト前日に引き継がれる。

RPGゲームでたとえると、

「つよくてニューゲーム」とまではいかないが、

ラスボスを倒した時点で持っているアイテムを一つ持った状態でニューゲームができる感じ。

ただ、何をひきつぐかを選んでいるのは基本的にはプレイヤー=世界の人々ではなく、

後述する"大いなる意思の力"。


そのような繰り返しの結果、今回の世界では海が赤くて魚がいなかったりするのだ。

ちなみにが、海が赤くなったのは旧劇場版のラストのように綾波巨大化・破損が何回かあったため。

さらに言うと綾波が味噌汁じゃなくてケチャップにハマったことが1回だけあって、

海が赤くなった原因はほとんどその回。

魚がいないのは、エヴァが魚を食って動く仕組みだったことが2000回くらいあったから。

あとケチャップを溶かした海で棲める魚はあまりいないから。



話をクローンに戻すと、

この繰り返しに気づいたある人物が、この繰り返しを止めるには惣流の遺伝子が必要だと判断、

"大いなる意思の力"にわずかに介入し、何回かの繰り返しを経て、少しずつ研究を進め、

ついにはクローン化に成功、

そうして生まれたのが式波とマリちゃん。

あとは人類補完計画発動直前に、アスカのクローン=式波の受精卵とマリちゃんの受精卵を、

大いなる意志の力に引き継がせることで、

惣流と式波、二人のアスカが同じ時間軸上に存在できるようにできたのだ。


そしてそのアスカ遺伝子を利用することにしたのは、

この世界がループしていることに気づいている数少ない存在、

渚カヲルなのだ。


つづく。