マイケル・ジャクソンが死んだ。

これ、現実なんですよ。

昨今の奇行とか考えると、
彼の死って言葉が、なんだか壮大なジョークに聞こえる。

まあ基本ブログなどで死者を悼んだりはしないほうなんだが、
マイケルの死だけは語らずにいられない。

普段あまりマイケルの話とかしないし、
熱烈なファンって言うワケじゃないんだけど、
やっぱりマイケルはすごいって、
心の中でかなり尊敬してたわけですよ。

小さい頃から

[マイケル=スーパースター]

なイメージだけがなすりつけられてて、
なおかつ物心ついてからは整形やショタ問題などの奇行ばかりが目立っていたから、
ギャグ的な感じで話題にすることが多かったけど、
ある時期彼のPVをいくつか改めて観て、
衝撃を受けたのを憶えてる。

約20年前のPVなのに、
何でこんなに洗練されているんだと。

ダンスとかあまり興味なかったけど、マイケルのダンスだけは本当に見る物を魅了してくると思う。


非常に失礼な言い方かもしれないが、
マイケルのPV観た直後にTVでEXILEを観たことがあって、
まあひとくくりにするのもなんだけど、
同じダンスを主体としたエンターテイナーとして、
マイケルを超えるどころかまだまだ達せてもいないなと。
(目指すところがそもそもマイケルではないのだろうけど)

まあ、パイオニア的存在だから、
超える超えないの話はナンセンスなんだけど、
いつまでたっても色あせないエンターテイメントって、
なかなかないじゃない。


自分が中学生のとき、ものすごく影響を受けたミュージシャンといえばジョン・レノンで、
でも、彼の事を俺が知った時点、というか、
俺が生まれる1年以上前に彼は殺害されていて。

時折、自分の人生と彼の人生が重なった時期が一切無い事が悲しくて泣けてくる事とかあったんだけど、
こうしてリアルタイムでスーパースターの死を知るって、
まあ、スーパースターなんて人それぞれなんだけど、
マイケル・ジャクソンほど世界的なスーパースターの死を味わうってもしかしたら初めてかもしれない。

まあ、俺の物心ついてから亡くなったスターといえば、
ジョージ・ハリスンとか、エンターテイナーで言えばキューブリックとか他にもたくさんいるけど。。。


まあなんだ、
エンターテイメントの頂点にいた彼のことだから、
今後彼の死を利用してアルバムとか映像作品とか新発売されてくると思うけど、
そういうのがきっかけでもいいから彼の音楽に触れる人が一人でも多く増えていけばいいと思う。

当然、彼の死を利用した商売を批判する人もいるだろう。
というか、人の死を商売に使うなとは誰もが思うだろう、
人の死を利用した商売を賞賛する事には抵抗があるだろう。

でも、どんなスターも、
話題性があればあるほどその死を金儲けに利用されるのは免れないわけで、
ならば世界最高のスーパーエンターテイナーだった彼は、
死すら最高のプロモーションに利用され、
結果、多くの人の耳に彼の音楽/エンターテインメントが届き、
彼が生きた残り香が少しでも大きく広がっていくのなら、
それもまたエンターテイナーとして最高の栄誉なのではないだろうか。

だってそうだろう、
今俺が死んだって、誰も笑いもしなければ(俺のこと嫌いな人除く)、
利用することもないんだぜ。