たしゅみちゃんアワード2023各賞発表①

2023年は、2月に引っ越しして、3月に職場が替わり、また新たな出会いが沢山あった1年でした

また舞台女優さんがアイドルグループに加入して9月に本格的にアイドル活動をするという事で、封印していたアイドル界隈にも出向く様にもなりました勿論寂しい出来事や、悲しい出来事もありましたが、それでも舞台俳優さんには一杯楽しませて貰いました1年間で約50本観劇させてもらって、翌日の仕事の活力や癒しを沢山頂いた事を感謝致します本当にありがとうございましたまだまだ演劇等分からない1ユーザーに過ぎない私ですが、舞台俳優さんやスタッフの皆様、作り手の皆様の励みや益々頑張って素敵な作品を作って頂きたいという思いから、このたしゅみちゃんアワードは毎年発表させてもらっています是非温かい目でご覧頂きたく存じますどうぞ宜しくお願いいたします

ではたしゅみちゃんアワード2023

各賞の発表をしていきたいと思います

先ずは優秀演劇団体賞の発表です

優秀演劇団体賞

(受賞団体6組)

1組目　劇団6番シード(2年連続2回目)

2023年は節目となる劇団創設30周年を迎えて、記念作品を2作品上演しました先ずは劇団員である宇田川美樹さん主演『Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜』では、銀行立て籠り事件を題材に、犯人や人質や警察、銀行側とそしてなんといっても宇田川さん演じる交渉人と犯人との毒々しいやり取りが絶妙で素晴らしい作品でしたまた第2弾『屋根裏のバーニャカウダー』では、亡くなった父がバーニャカウダーとなって主人公の前だけに現れ、そこで起こる遺産相続を巡る騒動を描くコメディで、主人公の藤堂瞬さん、父の小沢和之さんの絶妙な掛け合いが楽しくて素敵な作品でした

2024年はどんな作品を我々に見せてくれるでしょうか⁉️おめでとうございます

2組目　pa-pi-produce～パピプロ～(2年振り2回目)

一昨年に続いて2回目の受賞2023年は第2回公演 『SUMMER FREESIA EXPRESSION』通称サマフリを上演この作品は、主宰である梅田悠、松木わかはと同年代36歳で活躍する舞台俳優にオファーをして実現した云わば『同級生公演』であり、これだけ集められた事それだけで素晴らしい事ですが、皆様が輝きを失わずに舞台俳優として各々活躍しているというのが奇跡だと思い、これから更に凄い舞台役者として輝く事を心から願った作品でもありました次はどんなワクワクするものを作ってくれるか楽しみですおめでとうございます

3組目　たままProduce (初)

2023年舞台女優である高宗歩未、真野未華、脚本家増野美由紀の3人による演劇ユニットが出来、9. 13～17までスタジオあくとれで第１回公演『アスター』を上演しました真野さんはそれこそ10代の頃から応援してきた女優さんであり、高宗さんも応援して5年ぐらいになるので思い入れがある女優さんですそんな2人と増野さんとでユニットを立ち上げて、第1回公演を観劇出来た(しかも初日)事は嬉しいし、これからの活躍益々期待してますおめでとうございます

4組目　@emotion(2年連続2回目)

2022年に続いての受賞自分にとってはなんといっても1.25～1.29まで上演された『NEVER EVER NEVER』東京公演が素晴らしかった全てのエンタメを凝縮したような作品で、もう1年前になろうかという作品ながら未だに脳裏に焼き付いているしかも5月には大阪公演も実現させ、彼らの勢いは止まらなかったそれだけに『IKIZAMA 』の上演中止は残念で仕方がないしかし、上映会や物販業務を遂行した事はファン想いで熱い人達なんだと改めて感じました2024年2月に平野正和さんが卒業されるのは残念ですが、これからも楽しみで仕方ありませんおめでとうございます

5組目　映像劇団テンアンツ(初)

率直な感想は映画みたいだった

映画も制作されている劇団が作る作品は情景が思い浮かぶんですある女優さんが出演するという事で映像劇団テンアンツ第53回公演『探偵かねだはじめたがやすけ　犬噛唐草殺人事件』を拝見させてもらっての自分の率直な感想ですテンアンツの舞台役者達の生き生きとしたお芝居に感動を覚えましたこれからも素敵な作品を作って楽しませて下さいおめでとうございます

6組目　ENG(3年振り2回目)

云わずと知れた毎年演劇界を席巻する演劇集団であるENG2023年も数々の名作を世に放たれ、凄まじいまでの反響をもらっている素晴らしい方々です3月に上演されたmissing～混血のハッシュタグ～では、これまで脇役ながら確かな演技力で魅了していた、シミズアスナさんを主演に抜擢これが世間の注目を浴び、関係者から絶賛されました8月に上演された『ヨリソウ重力』は昨年直前で公演中止を余儀なくされた作品で、今回リベンジでの上演になったのですが、パルクールというアクションを取り入れ、声に出せないぐらいの感動を味わい、11月に上演された『gagap 』は外部の団体劇団壱劇屋さんのテイストを取り入れ、脚本家や役者さんを積極的に登用するその柔軟な考えが素晴らしい作品を生むことを証明した様な作品でした早くも2023年3月にはENG10周年記念公演『FROG～新選組寄留記～』が上演される事が決まっており、益々活躍される事でしょうおめでとうございます

以上優秀演劇団体賞7組の発表をさせて頂きました受賞おめでとうございます

続きまして優秀演劇脚本賞の発表を行います

優秀演劇脚本賞

(受賞者6組)

1組目　竹村晋太朗さん(初)-劇団壱劇屋所属-

(受賞作品"gagap")

・PARADULE(作・演)

・PICKAROON! (作・演)

・「マッシュル-MASHLE-」(殺陣振付)

・煙突もりの隠れ竜(作・演)

・OBACHAN (作)

・gagap (作・演)

・幾魂の鎧武者(作・演)

2023年は以上7作品に関わっていた竹村さん自分は『gagap 』を拝見するまで存在すら存じ上げていませんでした只『gagap 』でのキャラクターを説明する時のボードを使うやり方とか、斬られる時の血飛沫を細かい紙吹雪にするやり方とか、壱劇屋さんらしい演出や台詞回しにキラキラ感があるなあと思い、素晴らしいと感じましたこれからも素晴らしい作品を作り続けて下さいおめでとうございます

2組目　秦健日子さん(初)-「秦組」&「建」主宰-

(受賞作品"ガクヤ")

ドラマ『アンフェア』の原作や、1作目のドラマ『ドラゴン桜』を作られた方として既に有名戯曲家脚本家である秦さん

今回山下菜美子さんとのご縁で、書く予定のない新作を書いてしまいましたが、素晴らしいキャストが集結して、戯曲家としてとてもとても幸せな時間を過ごせました。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました！秦建日子

とある様に、ナミプロの山下さんの為に書かれた『ガクヤ』という作品を拝見して、舞台本番を待つ楽屋のキャラ1人1人に細かな作り込んだ台詞回しに感動しました2023年の秦さんは

舞台『トムラウシ』（作演出）

小説『Change the World』（書き下ろし）

舞台『ザーッと降って、からりと晴れて』

舞台『古美術商の恋』

映画『ネメシス　黄金螺旋の謎』MV『水彩』（監督）

オーディオブック『女子大小路の名探偵』（原作・ディレクション）

舞台『ガクヤ』（作・音楽）

映画『女子大小路の名探偵』（原作・脚本）

映画『女子大小路の名探偵』

これだけの作品に携わっていて、やっぱり凄い方だと改めて感じましたおめでとうございます

3組目　松本陽一さん-劇団6番シード所属-(2020、2022から2年連続3回目)

(受賞作品"劇団6番シード30周年記念公演「Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜"」)

もはや彼は自分の中ではレジェンドであり、殿堂入りといっても過言じゃない程、毎年色々な作品を拝見していますが、2023年は3作品と少な目でしたでもやっぱりしっかり爪跡を残すのは流石レジェンドだなあと思います自身所属の30周年記念作品である「Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜"」では、まさに映画の様な警察側と犯人側との

やりとりの絶妙さ、登場人物の描き方も素晴らしくて、そこに絶妙に主人公のオバサンキャラをぶつけてくるユーモアも素晴らしかったです

他にも「ゼロヨンヨンの終電車」

「テンリロ☆インディアン」「Dressing Room」

「正典・まなつの銀河にゆきのふるほし」

松本プロデュース「ザ・コメディショーSecond」

「屋根裏のバーニャカウダー」

以上の作品を手掛けた松本さん

おめでとうございます

4人目　B.QUIET(初)

(受賞作品"『In the womb2023-あかちゃんといたい-』")

BOOT Re imagination of B.QUIET

～役者・俳優の方へより多くの舞台出演のチャンスと新たな作品への出会いを生むために企画された、 B.QUIETが今まで手がけた脚本作品の中でも、評判のよかったよりすぐりの作品を再演するプロジェクト～

という事でこの作品も再演だったようです不治の病に侵されながら、我が子を産む決意をした主人公とその子供の物語を描いた作品でしたが、涙が止まらなかった素敵な作品でした今後も沢山の役者さんの力になって下さいこの度はおめでとうございます

 ▶︎BOOT 『M-2024-』2月7日〜2月12日 新宿

5組目　佐藤信也さん(2020に続いて2回目)

「INDESINENCE Case:Dry Crimson Thistle」

スペースM&Aプロデュース

「瓶底のマクガフィン(改訂)」

劇団留級座 配信

「Case.001:Strange Love Story」「INDESINENCE Case:Beautiful Vermilion Ways」

『VAGUENIGMA-Two Detectives ACT2-』

「重圧世代の彼辺此辺アイデンティティ」五右衛門-Avenge Sibiling-」「舞台ENCUMBRANCE」CONCURSIO 「ジン-一夜之夢-」VAGUENIGMA Project 

「VAGUENIGMA-1954-

祀木刑事の捜査ファイル【心餓】」「VAGUENIGMA-the Fates Zero-

三淑女の纏綿ダイアリーズ」

エビスSTARバープロデュース

「MYSTIFISM -狐狗狸猫-」

Miプロデュース 「CROSSOVER」

以上2023年は12作品と関わった佐藤さん自分は2作品だけの観劇となりましたが、毎作品毎作品ワクワクザワザワドキドキする様な本を書かれて、「VAGUENIGMA-1954-

祀木刑事の捜査ファイル【心餓】」「VAGUENIGMA-the Fates Zero-

三淑女の纏綿ダイアリーズ」どちらも素晴らしかった登場人物と時代背景も素晴らしくてほんと楽しませて頂きました今後の活躍も期待してますおめでとうございます

6人目　福地慎太郎さん-EARLY WING所属 ツツシニウム、FLIPLIP主宰-(2年連続2回目)

昨年に引き続きの受賞となります

2023年は『missing〜混血のハッシュタグ〜』『ヨリソウ重力』2作品を観劇して、慎太郎さんの脚本家としての実力をまざまざと見せつけて頂き、ほんと楽しかったし、また映像として何度も見たくなる様な素晴らしい作品達でしたそして役者としてはやっぱり『gagap』の怪電は何度も吹き出し笑いしちゃうぐらいハマり役でした2024年は役者としては勿論ですが、主宰のツツシウムの方が動き出すのかなあとワクワクしておりますおめでとうございます

以上優秀演劇団体賞

優秀演劇脚本賞

2部門の発表でしたPart 2では

優秀演劇新人賞の発表をしたいと思います