私は日本文化が好きです。


着物を着ることも好きですし、

お城や神社仏閣などを見て回ることも

好きです😊



少し前に、こんなイベントがある事を知り、

申し込みしていました。


能や狂言などは、お金を払って舞台を見に行くほど

興味がある訳ではないけれど、

ちょっと見てみたい気持ちもあり。



薪能、というのも趣があり、

余計に体験してみたいと思っていたので

ちょうどいいイベント‼️





市内にありながら、存在すら知らなかった

のですが、平安時代に創建されたという

とても歴史のある神社での開催。


鳥居を潜るとそこそこの長さの参道が。



今回あまりあちこちの写真を撮らなかったのですが、

赤い欄干の橋小さな橋を渡って、

さらに門を潜って境内へ。


本殿も写真は取ってません。



本殿より東側に能舞台が。

一応抽選があり、当選した400名が会場へ入れます。

(400人以上応募があったのだろうか?)


2時半の開場に合わせて行ったので、

前の方の先に着けました。



しかし!

開演は4時から。

日差しを遮るものはなく、

当日は最高気温が30度近くなる夏日☀️


暑くて居られないので、

席だけ確保したら、本殿の周辺の日陰へ。



皆さん考えることは同じで、

日陰には沢山の人が避難していました。



ベンチなどは数が少なく、

私と旦那氏はかろうじて座れそうな場所を

確保出来ましたが、

立ったまま日陰で時間を過ごす方も

いらっしゃいました。





4時少し前、幕が引かれてそろそろ始まるかなぁ、

と先に着く。

暑さも少し柔らぎ、なんとか帽子なしの私も

着席していられます。


私は初めての参加で勝手がわからず、

大した用意もせずに行きましたが、

慣れてる方は、日傘(開演後は使用禁止)、

帽子、座布団など、用意周到です。




第一部の地元の方の演目のみ

写真撮影可でした。


こういった地域で受け継いでいる文化って、

成り手の確保が難しくなっていくんだろうな。


実際、舞台奥の鼓や笛の方々は相当ご年配と

お見受けしました。



途中、笛の音がスピ〜って感じで抜けた感が

あったりして「頑張れお爺さん❗️」と

拳を握りしめてしまいました。




次の演目が始まる前に火入れ式が行われ、

篝火が灯されました。



お次の演目は狂言です。

野村萬斎さんのご子息、野村裕基さん他が

演じられる 蝸牛 です。


蝸牛はカタツムリですね。


NHKの 日本語であそぼ で、

野村萬斎さんが

で〜んで〜んむ〜しむ〜し

で〜んで〜んむっしむし〜

と、やっていたのを覚えています。


裕基さん、お父様に声がそっくりでした。


演目内容についても説明があったので

わかりやすかったです。



主人からカタツムリを取ってくるよう

命じられた太郎冠者はカタツムリを知らず、

頭は黒く腰に貝をつけて時々角を出す

藪にいるものと説明され、

藪で寝ていた山伏をそれと勘違いする、

というお話です。



確かに山伏は頭に頭襟(ときん)という

角に見えなくもないものを着けてますし、

ホラ貝を腰に下げています。



にしたって、人間やん。

間違えないよねー、普通。

なんて下世話なツッコミを入れつつ、

それこそが面白くなるポイントなのかな、

とも思いましたニコ




最後の演目は能。 鉄輪 という演目です。


今回新しい試みとして、

スマホでQRコードを読み込んで

イヤホンで解説が聞けるというのをやると

案内があったので、イヤホンも持って行きました。



演目が始まる前にどういった内容のお話なのか

説明があり、開演中も要所要所で説明があったので

今がどういったシーンなのかがわかりましたが、

何もなかったら全く分からなかったと思いますえーん



演者さん自体の動きは大きくないですし、

面を付けているので表情も面の表情が全てです。


その分、鼓や笛、謡の人たちが細かい部分を

表しているのかな?

なんて思いました。




能は特に難しくて、

今後お金を払ってまで見に行きたいかと

言われれば、うーん🧐となってしまいますが、

今回、鼓の音や笛の音、謡の方々の歌声は

とても印象的で、一度だけでもちゃんとした

舞台を見る機会があったことは

とても良い経験になったと思っています。




私は50歳になったとき、

興味を持ったことについては

できる限り経験を、行ってみたい場所には

できる限り行ってみようと決めました。



今回の薪能もそのひとつでしたニコニコ



さて、次はどんな体験をしましょうか。