Fanfare for the common man

Fanfare for the common man

日本テーザー協会より、「普通の人」がTasarをよりディープに楽しむためのサポートをゆるい企画でいきますので、宜しくお願いします。まずは、左のテーマより「はじめに」をご一読ください。

Amebaでブログを始めよう!

オーニング(トップカバー)について、今まで記事にしていなかったのですが、屋外での保管上とても重要なものになります。

 

ただ、このオーニング、かなり高価なのです。ボートを保護する意味ではある程度致し方ないところですが、少々消耗品的なところもあり、いまひとつ絶対オススメという製品はないような気がします。

 

今回、関東を直撃した台風15号で、1997年5月より愛用しているサンブレラタイプのオーニングに決定打を受けたので、記事にしてみました。

 

まず、オーニングのタイプは、いつかの生地があり、これが耐久性や使い勝手に影響します。

形状としては、スタン側から被せていくものであることは共通しているのですが、ロングタイプとトップのみのタイプがあります。他に、追加要素としてボトムカバーもあります。

 

前述の通り、今回廃棄したのは22年使用しました。2009年以降は出艇回数も激減したとはいえ、それまでは結構使用していました。使用頻度(動かす頻度)よりも長い年月耐えてきたというところの方がポイントかもしれません。

さて、「消耗品的なところもあり…」なんて書いちゃっていますが、客観的に見ると実はかなり耐久性がよく長持ちしています。もちろん、傷みやすいところを考慮しながら、結構大事に使用していますが、けっこう長く使いました(最後は、別のカバーも足してたけど…)。

周囲の船を見てみると、割と他の素材のものでも長く使っている方が多いように思います。

 

ただ、心理的には割とすぐに傷む感じがします。その理由は、比較的早い機会に次の写真のような穴が見受けられたり、縮んで最初の設計通りにカバーされなかったり、みすぼらしくなることが多いからです。尚且つ、最初のコストがカバーにかける費用としては高い印象があるんですね、これ。

 

 

 

 

 

 

 

事情としては、そうそう買い替えがあるものでもなく、売れないので、コストも上がるし、在庫も抱えられないといったところでしょうか。

 

前置きが長くなりましたが、個々にあくまでも個人的なレビューを…

まずは、ファクトリーゼロのウェブサイト、PSJのウェブサイトを参照してみます。

※2019年9月現在

 

テトロン生地のトップのみのものは、税抜価格45,165円で販売されているみたいです。オーニングのページには見当たらなかったのですが、通販のページで確認。かなり昔、一般的だったボートオーニングのタイプですが、これ、生地が硬化する印象があります。生地が硬化するものは、被せる時も外す時も畳む時も扱いにくく、カートップして車内に積み込む時も潰れにくくて邪魔になります。

 

サンブレラ(と思われる)生地のトップのみのものは、ラインナップからなくなったみたいです。これが私が22年使用したものでしたが、生地の硬化がなく、いわゆるテントや店頭の日除けなどに使用される生地で、カートップの際にも折りたたみやすく、きれいにたためるので被せる時もやりやすいです。生地自体は少し縮むため、バウ側がほんの少し足りなくなります。

形状がトップのみなので、両サイドのボトムカラーは日焼けします。サンバーストにしたくない場合、ロングスカートがよいのですが、ボトムの紫外線劣化までを気にするのであれば、ボトムカバーをオススメします。尚、ボトムカバーは税別価格54,880円で販売しています。

 

サンブレラ(と思われる)生地のロングスカートのものは、マストが立てられないC型が税抜価格51,200円、マストが立てられるB型が税抜価格53,860円で販売されています。税抜価格10万円前後のものありました。

生地については、前述の通り。ロングスカートのものは、生地の縮みが顕著でバウ側が結構足りなくなります(※上の写真参照)。

マストアップタイプ(B型)は、テーザーの場合、必要ないと判断しています。テーザーは割とマスト周りの出艇前チェックは重要なので、マストは倒しましょう。ダイヤモンドのテンションくらい確認して当たり前です。これ左右でテンション変わると片側だけローテーションレバーが戻りやすくなりますよ。また、余計な切込みが増える分、生地が縮んだ際に影響出やすいと考えています。

 

グレーの生地のものは、生地の名称がよく分からないのですが、ビニル系のもので厚地の重いタイプのと薄くて軽いタイプのものがありました。

厚地のタイプのものは、テトロン同様に生地が硬化する印象があります。また、生地も縮み、バウ側がけっこう足りなくなっていました。こちらは5万円台くらいだったかと思います。現在、販売はないようです。

薄くて軽いタイプのテーザーのロゴが入ったものはマイラーセールが出た後に販売されたかと思いますが、使い勝手はよさそうでした。ただ、耐久性は不明で、ガンネルまでの完全にトップカバーだったような気がします。「デッキ (ミディアムデューティー) マスト立てタイプ (グレー)」というのがコレかな? 税抜価格42,500円です。

 

以上が一般的なラインナップなのですが、こうしてみると、コストや使い勝手などを総合的に検討して、サンブレラ生地と思われるソフトオーニングのC型(51,200円)というのが、やはりいいのかなと思います。

 

今回、さらに調べてみると、関西にテーザーのオーニングを扱っているところがありました。

これ、送料・代引き手数料込みで、30,032円(消費税8%込)でした。

 

はい、試しに買ってみました。

 

予め断っておきますが…、この製品を推奨するわけではないです。実績的には、個人的な評価はサンブレラ生地です。コスト的にもバランスがよいと思います。ただ、今回の製品は、コストがかなり安く、テーザークラスであまり知名度は高くなさそうであり、試しに入手してみたので、掘り下げてご紹介してます。しかしながら、第一印象はかなりよかったです。

 

 

今回の台風で、長年使ったオーニングが下の写真のようにかなり裂けてしまいました。

 

 

 

カラスが潜り込んで、干からびた魚を保管したり、穴からロープをつついて引っ張り出すのも気に入りません。

 

 

ネットで注文すると、火曜水曜は休みなのでしばらくかかるよという旨のメールをいただきましたが、すぐに届き、原付でささっと交換に行ってきました。

 

 

ネットで注文した時、このオーニングはグレーのビニルタイプの厚手で重い生地が硬化するタイプかと思っていたのですが、届いた商品は、デニム素材のような布製でした。ネットで判断するには、生地の写真と情報が少し少ないですね。素材の評価は、よほどひどいものでない限り、5年くらい経たないと分からないと思いますが、結構よさそうです。新品だからか、少し硬い感じでした。

なにしろコストが安いのは、買い替えを決意させますよね。こういうことでオーニングを交換するハードルが低く、船が大事に保たれるのはいいことだと思います。まだ少し在庫ありました。

 

オーニングだけじゃなくて、中古艇がきちんと評価されて一定の価値で流通して、新艇への買い替えが進んで、新艇コストも下がり、クラスが活性化する状況にならないかな~。

海外だと中古の建物がきちんと評価されるのだけど、日本だと建物ってあまり価値が評価されにくく、近年インスペクションだのなんだのってやっているのですが、なかなか評価が上がっている様子は見受けられません。中古のボートも同じで日本での評価価値が低いですよね。中古が売れなきゃ、新艇も売れないと思います。置くところがないしね。

いずれにしても、競技人口が少ないから、なかなかうまくいかないか…。

 

話を戻しますが…。このオーニング、開けてみてちょっとうれしかったのが、これです。

 

 

シリアルナンバー。こんなものにまでシリアルナンバーが入っているところが好きです。

残念なのは、テーザーのスペルが違いますね。

 

 

せっかくなので、本体にも日付とシリアルナンバーを書き込んでみたら…。

 

 

ちゃんとシリアルナンバーのタグが付いていました。

 

あ、生地はこんな感じですが、分かります?

 

 

 

カバーをかけた感じはこんな感じ。ハイドセールってロゴがあります。

 


 

 

補強はあちこち入っていますが、あまりまだよく見ていません。

トラベラークリートのところが、穴があくとプラスチック製品でクリートが劣化しやすいのですが、そこは補強されていた感じです。

 

バウは、他のロングスカートタイプと同じベロクロで止めるタイプでした。

他に、プラスチックバックルがよくある部分についています。予備も1個入っています。

 

個人的には、このプラスチックバックル、ただのロープでいいです。

これくらい結ぶの大した労力じゃないと思います。

 

オーニングをかける前に、スパー類がない側にお風呂マットを乗せています。

水たまりができにくく、オススメです。出艇の時にバースにものを置く下敷きにしていますし、ひっくり返して修理する時など、何かと緩衝材が必要な時に重宝します。

 

 

あとは、ロープが当たるところはあてものをした方がいいですね。

古いカーペットとかがよさそうです。5cm幅くらいで15cmくらいの長さに切って、両端にロープを通す穴を開けて、ロープを通しておくと使いやすいです。

カートップの時も同じようにパンチカーペットなどをガンネルやチャインに当てています。

左側のメニューより必要な内容を選択してご覧ください。

初めての方は、「はじめに」をご一読ください。

本件、国内の票決については、全て「賛成」とのことで、ワールドテーザーカウンシルには日本テーザー協会として、全て「賛成」で投票したとのことです。

 

1月にも書いたとおり、全般的に各リージョンのメジャラーのチェックを受けていない起草案であるような気がしてなりませんでした。個人的には、いろいろ考えてみたもののやっぱり差し戻しが適切に思いましたので、投票しませんでした。

 

この記事では、個人的な見解に終始し、特に結論のない話をしますが、もうちょっとクラスルールを考えてみようとの主旨で書いています。

 

本件投票に際し、特に疑問のある「A8 大会計測」「同じ建造仕様(specifications)で作られた」を加える提案について、メジャラーの解説によると「(いままでに)いくつかの仕様変更があった」とあり、この仕様変更の具体的な認識を質問したところ、以下のような回答でした。

---------------------------------------------------------------------------------------------

念頭にあるのは、艇体に関して言えば今般のセンターケース形状の変更、それから2800番台半ばごろからの艇ではサイドステイ取り付け部周辺がフラットになったというのもあります。
艇体以外で言えば、ブームは29erタイプのものへの変更がありました。セールもマイラーに変わってますね。これは正確に言えばマイラーセールが選択肢として加わったと言うべきでしょうが。
これらのことはテーザー界では一般に知られた仕様変更かと思います。そういった公知の事に基づいて、テーザーの仕様の判断をします。
A8の変更案は、計測について議論する時は同じ仕様のサンプルを5つ集めて比較のベースを揃えましょう、ということになります。違う仕様で比較しても仕方ないので、5艇集まらないこと自体を特に問題にする必要はないと考えています。

---------------------------------------------------------------------------------------------

 

このルール、「疑義が生じたときには、5艇のサンプルを集めてお話ししないとダメですよ」が元の主旨なんだと思うのです。ところが、今回の変更に関するこの回答によると、「"同じ仕様"」が優先され、元のルールの主旨が変わってしまっていると思うのです。

細かいことを言っているようなんですが、実は提案自体が細かいことを気にして、ルールが変わっちゃったような気がしてならないのです。その部分がどうもすっと腑に落ちない内容だったのかなと思います。まぁ、この冬は忙しくて余裕もなかったし、以降の話を議論するとややこしいので、私的見解として(今更ながら)まとめるのですが・・・

 

元のA8.1のルールは、あくまでも主張の食い違いが生じた場合の話で、メジャラーが計測する時のルールではなさそうな気がします。5艇揃える必要がないのであれば、A8.1自体を削除した方がよさそうです。疑義が生じた場合の裁決を審問の結果に委ねればいいだけのことです。

本件でも報告されているクラスルールに記載されない細かい仕様変更(例:デッキのフォームの厚みの変更)などについては、サンプルの集めようもなく、そういう仕様変更があったのかないのか、デザイナー・権利保持者に確認するより他ないように思います。

 

また、クラスルールでは、optionalspecificationsと2つの言葉を使い分けているように感じます。specificationsは、次の内容に登場します。

 

D.2.2 The Hull and deck shall be built from tooling manufactured and supplied by the designer or copyright holder, and shall be constructed in accordance with the specifications of the designer.

 

このspecificationsは、具体的にクラスルール上明記されていません。

例えば、かつてのハル(700番台)には軽量な素材が使われていることが知られていますが、特にその公式なエビデンスはありません。つまり、このspecificationsは、一般選手には判然としない内容です。

specificationsは、クラスルールには明記されず、デザイナー・権利保持者が管理する内容で、時代によって変化がなされることがあります。但し、それがオフィシャルかどうかは問わず、告知されることはあります。その一例が、今回のセンターケースの形状などです。

しかしながら、それらの仕様変更の"一部”は、ひとまず仕様変更としてリリースされ、その後にクラスルールにてoptionalとして承認されることが多いように思います。

この段階においては、optionalとしてクラスルールに組み込まれ、全ての人に認知されたものとなります。

 

そもそも、この手順があまり宜しくないのですが・・・。そこは"とりあえず"さておき・・・。

 

このspecificationsは、要するに必ずしも認知できている内容ではないと思うのです。メジャラーでさえも知り得ないことさえあり得るのでは。

もし、この言葉が、optionalであれば、クローズド規則である本クラスルール中で認められたオプションとして明文化された内容なので、誰にでも認知できます。

であれば、加えるべき言葉は、「同じ建造仕様(specifications)で作られた」ではなく、「オプション(optional)を適用した内容については、同じオプションを適用した」のようにも思いますが、前述のメジャラーの回答にあるように「違う仕様で比較しても仕方ない」こと・・・、そこは当たり前の部分なのです。optionalはクラスルールと照合すればよいだけで、それでも尚、疑義が生じるのであれば、5艇のサンプルが必要かもしれませんが、ルール上明文化されている内容で疑義が生じにくいようにしてあるものです。

 

それでは、このA8.1のルールの存在意義ってなんなの?ってところに戻って考えると、クラスルールでは認知できない「specificationsなのか、はたまた、ユーザーの改造行為によるものなのか」、こうした疑義が生じたときの解決方法が主要な目的なのではないでしょうか?

 

なので、「同じ建造仕様(specifications)で作られた」を加えるのは、余計におかしな改変なのではないかというのが、個人的な見解なんですが、いかがでしょう?

 

告知されないspecificationsは歓迎したくありません。そうしたことがもし起こっていたとき、このルールが役立つこともあり得るのでは? 誤解を恐れずに言えば、A8.1は、認知されていないspecificationsを探すルールなのかもしれないとさえ思うのです。

 

質問の回答で例示されているサイドステイトラック(RCB)などは、従来のクラスルール上はoptionalのひとつであり、回答が正しければ、今回の変更によって起こるのは、optionalspecificationsと2つの言葉の混同の始まりでもあります。このoptionalというのはとても大切で、クラスルールで認められたもの以外は禁止ですよとするクローズド規則である本クラスルールの特別な例外規定です。これ、他の言葉と混同するのはいかがなものでしょうか?とも思います。

 

整合性をとろうとして、運用不能なルールにしてしまった印象を受けます。

元のルールのまま、運用レベルで解決すべき方がいいと思いました。

 

 

クラスルールの変更提案が2019年1月12日付で告知されました。

 

まず最初の印象としては、「ちょっと何を言っているか分からないな」と思う部分が多々あり、背景や想定している内容がいまひとつ分かりにくいので、ひとつずつよく読んでみました。

 

前身のブログだと、気軽に個人的な見解を書きやすかったのですが、今は少々個人的な見解を展開してよいのか・・・、悩みます。しばらく公開した後に、非公開に変更しようと思います。

 

ただ、どうもこの提案、十分な協議がなされてできた草案ではないのではないか…という疑問があります。もし各リージョンのメジャラー間でこれだけの内容が議論されていれば、その段階で「こういう議論がなされているよ」というアナウンスがなされていても不思議はないと思うのですが、本件、唐突に提案が告知され、審議するように要求しています。結果、インターネット上での臨時総会という形で決議をしようとしています。

 

これでは、各メンバーは手続き上に必要な票決に参加を要請されているだけで、自分たちのルールをよく理解する機会さえ与えられていないのではないかとさえ思います。吉川さんの時代は、オーストラリアやワールドテーザーカウンシルでこんなこと言っているだのなんだのという途中段階がニュースレターで紹介され、吉川さんの個人的な見解やその背景などが語られていたので、それぞれがその内容に対して意見を持つのに十分な理解を得る機会があったと思うのです。それもそうした内容が郵便で通知される時代の話です。

 

インターネットでタイムリーに情報が伝達できる時代に、こんなに唐突に既にYES/NOでしか参加できない形で情報公開されるのか…、各リージョンって票を数える役割に使われるだけなのだろうか…。ちょっと先を急ぎすぎじゃないでしょうか?

 

正直なところ、現チーフメジャラーのクラスルールを是正しようとする姿勢には賛成で、クラスルールと今まで慣例的になされてきたことのギャップなどを正しいレールに乗せ直そうとルール整備に切り込む取り組みには敬意を表したいところです。

クラスルールは、個々の事案やイベントに合わせた一定の範囲の中で融通できる特約ではなくて、基本となる約款に当たるものと思います。今後の将来におけるある程度の変化を見据えて、きちんと対応できる基礎とするべきものだと思います。

その変更などに関しては、最初の案の一定期間の縦覧とパブリックコメントの収集、それを踏まえたメジャラー間の協議の末、審議案が出されるべきではないかと思います。

そうしないと、議論の過程がないので、一見して特に問題がなさそうに読めると、盲目的な承認をしてしまう方が多いのでは?と思います。

やろうとする試みがクラスにとって非常に有益であるだけに残念です。もう少しステップを踏んではどうかと思います。

 

要するに、勝手な推測を繰り返すようですが、どなたかが単独で起草したものをいきなり評決しようとしているのではないかと思います。まだ、YES/NOで回答できる段階ではないのでは?…というのが、全体的な印象です。

従って、JTAとして差し戻してはどうか?というのが率直な意見です。

 

あくまでも個人的な見解ですが…。

では、個々の内容をそれぞれ改めて考えてみたいと思います。

 

〓〓〓[前段]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

Please see attached proposed rule changes to 1) clean up the rules following on from the 2017 Hull Specification change 2) convert some class interpretations into rules and give the chance for the class to agree or not agree to the changes 3) make a change to allow blank spars to be fitted out by owners as per common practice.
ルール変更案
1) 2017年のハルの仕様変更に伴うルールの整理。
2) いくつかの”解釈”をルールに組み込む。またその変更に関して賛成/反対の決をとる。
3) 通常行われているように、ブランクスパー(おそらく素管の状態のスパーのこと)にオーナーが艤装品を取り付けるのを認めるように変更する。

〓〓〓[以上]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

 

〓〓〓[ハル仕様変更関係]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

Proposed Changes to Tasar Class Rules in Relation to the Centrecase. 
Introduction 
In 2017 World Sailing approved specification changes to the Tasar hull to improve the build quality of the hulls being produced. For administration purposes, and to reduce the perceived or real impact of the new hull specification on owners of existing boats, we need to make some changes to the Tasar Class rules.
(Note that the term ‘ISAF’ has been retained within the Tasar Class Rules throughout this document pending a more global update of the class rules.)
センターケースに関するクラスルールの変更案
建造中のハルの品質を改良するために行われた仕様変更をワールドセーリングは2017年に承認した。ルールを運用する上で、また新艇の仕様が既存のテーザーオーナーへ与える可能性または実際に与える影響を小さくするために、クラスルールにいくつかの変更を加える必要がある。

World Sailing Approved Changes to Hull Specifications
The following specification changes were approved by World Sailing in 2017:
Changes required to reinforce and strengthen areas:
1.  ‘The need to add an additional extra layer of 300g Cloth of 2m x 800mm down each side under the side decks, down the carlins and all the way down to the sides where it meets the floor. (Increase of weight estimated of 2kg)’
2.  ‘The need to reinforce the Thwart (Increase of weight estimated of 0.5kg)’
Changes required to maintain the overall hull weight:
3.  ‘To reduce foam thickness from 8mm to 6mm on the top-sides, the forward deck and the aft deck.’
4.  ‘To replace the ‘rhomboid’ daggerboard centre-case with a foil section envelope capable of accommodating a section consistent with a 29er Class foil.’
5.  ‘To remove all the stainless steel and alloy mounting castings along with all the wood backing pads and to replace them with FRP landing and pads.’
2017年にワールドセーリングは以下の仕様変更を承認した。
数箇所を補強するために必要な変更:
1. サイドデッキ下の側面、カーリンの下、床面と接する側面まで2m×800mmの300gのクロスを追加する必要性(およそ2kg増加)。
2. スウォート強化の必要性(およそ0.5kg増加)。
全体的なハルウェイトを維持するために必要な変更:
3. デッキのフォームの厚みを8mmから6mmに減らす。
4.  rhomboid(偏菱形、ひし形、長斜方形)のセンターケースを29er用にも対応可能なフォイルケースに交換する。
5. ステンレスおよび合金の取り付け金具と木製の裏打ちパッドを取り外し、FRP製のものに交換する

Rule Changes Proposed:

Add "built to the same building specifications", to A.8.1
    A.8 Event Measurement
    A.8.1. In the case of a measurement dispute on any part or item of the boat, the following procedure shall be adopted;
   A sample of 5 other boats,
built to the same building specifications, shall be taken and measured using identical techniques. The dimensions of the disputed boat shall be equal to, or between, the maximum and minimum dimensions obtained from these 5 boats. If the boat in question is outside these dimensions the matter, together with any relevant information, shall be referred to the ICA, which shall give a final ruling. If any of the dimensions of the sample are considered to be unusual, all relevant information shall be referred by the ICA to the ISAF.

replace C2.2 (n)
C2.2 Optional (old version)
    (n) A restrictor device for holding the daggerboard forward and vertical may be used provided it is made of material sufficiently resilient to permit the tip of the daggerboard to rotate aft under impact load, e.g. sponge rubber, styrofoam, etc.; and further that it does not extend forward of the aft edge of the daggerboard. No non-resilient material may be incorporated in the restrictor or used as fairing. The padding allowed by C.4.3 may be compressed or removed where the restrictor is fitted in the centrecase.

C2.2 Optional (proposed new version)
(n) The daggerboard case packing may be replaced with any material. This packing shall not extend beyond the surface defined by straight edge held perpendicular to the centreline and dragged along the bottom of the hull.

replace C.4.3
C.4.3 (old version)
Padding may be used in the centrecase - the thickness of such padding may be varied to provide an optimum friction fit for the daggerboard, but it shall be of substantially uniform thickness for the length of the centrecase.

C.4.3 (proposed new version)
Padding may be used in the centrecase - the thickness of such padding may be varied to provide an optimum friction fit for the daggerboard.

改定案:
「同じ建造仕様で作られた」をA8.1 に追加する。
A8 大会計測
A8.1 艇のいかなる部分でも、計測で論争する際は次の手順を採用しなければならない。

同じ建造仕様で作られた5艇のサンプルを取り、同一の手法を用いて計測しなければならない。疑わしい艇の計測数値は他の5艇と同じか、5艇の最大値と最小値の間になければならない。もし問題の艇がこれらの数値から外れていれば、適切な情報とともに世界テーザークラス協会に報告し、最終的な裁定を受けなければならない。もしサンプルの計測数値が異常であると考えられる場合は、全ての適切な情報が世界テーザークラス協会からISAFに諮問されなければならない。

C2. 2(n)の改定
C2.2 オプション(現行版)
(n) ダガーボードを前向垂直に保つように制限する仕掛けは、衝撃的な力が加わった時にダガーボードが後ろに回転するのを妨げないよう十分に弾力的な材料、すなわちスポンジ、ゴム、スタイロフォーム等でできている限り用いることができる。また、この仕掛けはダガーボードの後縁から前に伸びてはならない。この仕掛けに弾力的でない材料を用いてはならない。センターケースのなかでリストリクター(ダガーボードを垂直に保つよう制限する仕掛けのこと)がある部分では、C.4.3で認められているパッドは、潰れたり取り除くことができる。

C2.2 オプション(改定案)
(n) ダガーボードケースの詰め物はどのような素材に交換しても良い。この詰め物はセンターラインに対して垂直でハルのボトムに沿って動く直線の境界線を越えて伸びてはならない

C4.3の改定
C4.3 現行版
センターケースにパッドを詰めてもよい。パッドはダガーボードを最適な摩擦によってフィットさせる厚さで、センターケースの長さにわたってほぼ均一の厚さでなければならない。

C4.3 改定案
センターケースにパッドを詰めてもよい。パッドの厚みはダガーボードを最適な摩擦によってフィットさせるように変化しても良い。
〓〓〓[以上]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

(上記に関する個人的な見解)

ハルの仕様変更がなされたことについては、その過程や個々の意見は分りませんが、結果的にクラスに容認されているような印象を受けています。それをクラスルールに当てはめる際には、誤解のない内容であるべきと思います。

具体的には、A8にこの追加分を単純に組み込むのはいかがなものかと思います。提案では、今回のハルの建造仕様を前提として紹介していますが、改正が成立した場合、クラスルールに残るのはこの「同じ建造仕様で作られた」という内容だけになります。

個人的な見解では、本条はワンデザインであることを守るための条文のひとつと考えています。承認されたビルダーから供給されたもの、それと同一の艤装品への交換のみを認めていれば、ワンデザインは十分に守られるかもしれませんが、クラスはそういう選択をしていません。オーストラリアやイギリスで行われているようなキット販売などが認められていて、それは従前からクラスルールにおいても容認されるべき状況・慣例となっているように思います。当然、個々でのハルへの艤装品の取付などにより、ワンデザインとしては弊害といえる状況も生じることが予想されます。それだけではなく、複数の製造場所があり、それもいろいろな変遷を辿っていることから、完全な統一は図れているかは疑問があり、製造年や製造場所ごとの差異も生じていてもおかしくありません。それらの違いを許容できる範囲に留めておくために有効な内容が本条になります。従って、ここには誤解や解釈が生じるのを特に避けるべきと思います。

そもそも異なる建造仕様があること自体がイレギュラーなのですが、2017年のハルの建造仕様の変更を認めるためにルールを変更するであれば、その建造仕様変更を図と文面でルール上に明示した上で、サンプル取得は、仕様変更後のものか、それ以前のものかの2つに限定するべきと思います。つまり、ここでいう建造仕様の違いをきちんと付則などで定義を示すことが大切だと思います。

そうしないと、将来、製造場所ごとの差異が、カナダ仕様、オーストラリア仕様などの「仕様」として解釈される余地が生じるように思います。

 

また、ダガーボードケースの変更に関して、ここに記載されたC2.2やC4.3の改変で何を認めようとしているのか、文面ではさっぱり分からない。図示して明示する必要があると思います。

JTAメンバーでこれを図で示せる人はいるのだろうか?

 

〓〓〓[解釈の追加に関する説明]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

Convert some Class Interpretations into Tasar Class Rules
The following are rule changes that codify existing interpretations into the Tasar Class Rules.  A positive vote to these rule changes ensures that the original interpretation represents the wishes of the class as a whole.  Each of these are a separate rule change.
いくつかの“解釈”をクラスルールに変更する
以下は既存の”解釈”をクラスルールに組み込むための変更である。これらのルール変更に対する賛成投票は元のインタープリテーションがクラスの要望を全体的に表していることを確かなものとする。それぞれ個別のルール変更となる。

〓〓〓[以上]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


〓〓〓[解釈:コンパスルール]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

Compass Rule
To replace the Tasar Class Interpretation 32 with a class rule to identify the compass types which are allowed.
The current interpretation 32
32. No electronic device which could be used to increase boat speed or gain a tactical advantage shall be attached to a boat or carried by a crew member, other than (a) time keeping devices, and (b) compasses as allowed by rule C.2.2.g, provided these cannot calculate speed or location information for use while racing.

Proposed new rule
C.2.2 (p) COMPASS, ELECTRONIC EQUIPMENT AND TIMING DEVICES
(a) Compasses mounted on any part of the deck or the cockpit is permitted if the hull cavity is not pierced by anything other than the fasteners. An additional wrist mounted compass is permitted. Electronic, self-contained, digital compasses using only magnetic input are permitted.
(b) Timing devices are permitted.
(c) A timing device and electronic compass may be integrated in the same device.
(d) A compass or timing device must not be capable of displaying, delivering, transmitting, receiving, calculating, correlating and/or storing information about wind speed, wind direction, boat speed or boat position.

コンパスルール
どのようなコンパスが認められるのか明確にするために解釈32をクラスルールに置きかえる。
現在の解釈32
ボートスピードを増したり、戦術的なアドバンテージを得られる電子機器をボートに取り付けたり乗員が身に付けてはならない。ただし、規則C.2.2(g)により、(a)時計と(b)コンパスは、レース中にスピードや位置情報を計算できない限り許される。

改定案
C2.2(p) コンパス、電子機器、時計
(a) 艇体に締め具以外の穴を開けないのであれば、デッキやコックピットの任意の場所に コンパスを取り付けてもよい。追加のコンパスを1個、手首に着けてもよい。磁気のデータだけを表示する単独動作の電子式デジタルコンパスは許可される。
(b) 時計は許可される。
(c) 時計と電子コンパスはひとつの機器内に収められていてもよい。
(d) コンパスもしくは時計は、風速、風向、艇速、艇の位置を表示したり、音声で流したり、送受信したり、計算したり、関連づけたり、保存したりできるものであってはならない。

〓〓〓[以上]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

(上記に関する個人的な見解)

前回のコンパスに関する投票は、選択肢が多く、票が分かれました。これもそもそも各リージョンでのパブリックコメントを集めて、収集した意見をある程度統合した草案を作って、その是非を問えばよかったように思いますが、どうもワンマン草案だったのではないかと思えるちょっと不思議な選択肢だったように思います。

推察するに、多くの方は時計もコンパスも認めていて、上記改定案(d)のような内容で概ね合意しているような気がします。

細かいことですが、何故、今回の改定案では「追加のコンパスを1個、手首に着けてもよい。」とこの部分に個数を限定したのか?、時代に合わせようというのであればちょっと不可解に感じます。現状でも時計にコンパス機能があるものなどは割とあります。各クルーが時計をつけるのに、余計な配慮をしなくてはならなくなると思いますが…。艇に1個ついているとスントの時計は1個(1人)しか着けられなくなります。

それよりも最大2つとしているコンパスに、「時計と一体になっているコンパス」を数に含めないようC2.2(g)に追記すべきだと思います。

電子デバイスに関しては、多機能化することがあり得るので、その対応を想定すると判断が難しい内容です。

また、GPSによる航跡記録など、一定の範囲で許可できる方法を残してもよいように思います。

この問題は、WTC内に委員会を設けて、有効な機器あるいは機能を数年おきに見直すことができるようにするのが望ましいと思いますが、運用が難しいですね。

 

〓〓〓[解釈:ローテーションレバーにおけるショックコードの使用]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

Shockcord to hold the Rotation Lever
To replace the Tasar Class Interpretation 7 with a class rule to allow the use of shock cord to hold up the rotation lever. If this rule change is not approved, then only masts
The current interpretation 7
7. The use of shockcord to hold the rotation lever up against the boom is allowed.

Proposed new rule.
F4.6 Shock cord to hold the rotation lever up against the boom is permitted.
ローテーションレバーを持ち上げるショックコード
ローテーションレバーを持ち上げるためにショックコードを使うことを認めるように解釈7をクラスルールに置きかえる。この変更が認められない場合、(以下、不明)
現在の解釈7
ローテーションレバーをブームへと持ち上げるためのショックコードの使用は許される。
改定案
F4.6 ローテーションレバーをブームへと持ちあげるためのショックコードは許される。

〓〓〓[以上]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

(上記に関する個人的な見解)

どういう背景で、どんな問題が生じているのかよく分かりません。現行ルールだとこの目的のショックコードの取付方法に意図しない制限でもかかるのでしょうか?

 

〓〓〓[解釈:ジブリーダーのプレート]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

Jib Cleat Mounting Plates
To replace the Tasar Class Interpretation 13 with a class rule to provide some flexibility in the jib cleat mounting plates as is common practice in the class.
The current interpretation 13.
13. Alterations to the mounting plates for the jib cleats to permit the sheeting exit angle to be changed, including the use of larger mounting plates, are allowed providing that the exit angle cannot be changed while racing.

Proposed new rule.
C.2.1 (h) There are no restrictions on the mounting plates for the jib sheets, except as restricted by C.2.2 (d).  The sheeting exit angle cannot be changed while racing.
ジブクリートを載せるプレート
ジブクリートのプレートにある程度の自由度をもたせるために解釈13をクラスルールに置きかえる。
現在の解釈13
ジブクリートを載せるプレートを、シートの出る角度を変化させる目的で変更してもよい。この場合、より大きなプレートを使用してもよい。ただし、レース中に角度を変えることはできないものとする。

改定案
C2.1(h) ジブシートの台座となるプレートにはC2.2 (d) で定められたこと以外の制限はない。シートの出る角度はレース中に変更できないものとする。
〓〓〓[以上]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

(上記に関する個人的な見解)

改定する理由が分かりません。そもそもC2.2(d)は、ジブクリートのプレートの話ではありません。このプレートの大きさと角度を変更できることを容認したのは、90年代にそうした改造があり、それを容認したからですが、今回、それを変更あるいは整理する目的が見当たりません。

むしろ、「the mounting plates for the jib sheets」というのが、C2.2(d)の話を持ち出していることから、ジブリーダー全体を示しているような誤解を受けないだろうか?を危惧します。このプレートは、ジブシートではなくて、ジブクリートを取り付けるためのものと思います。つまり、この変更によって、今までビルダーから供給されていない他メーカーのジブリーダーとジブトラックが認められる誤解が生じる余地を作るように思えます。

もっとも、これはジブリーダー全体のことを示していて、ジブリーダーとそのトラックに自由度を求めることが目的であれば、プレートとせずにもっとはっきりとジブリーダーとジブトラックの自由度を容認する規定を作ればよいと思います。

個人的には、ジブリーダー関係については、主にホルトとロンスタンの2社のものが使用されていることから、サイドステイスライダーのように製品をこの2つに限定して、サイズと角度の変更するために行うプレート交換のみを固定を条件に容認する方がよいと思います。

C2.2(d) Packing may be used under the jib fairleads providing that the measurement from the deck to the underside of the top of the fairlead does not exceed 40 mm.

C2.2(d) ジブフェアリードの下のパッキンは、デッキからフェアリードの頂点下側までの距離が40mmを 超えない範囲で使用することができる。


〓〓〓[解釈:ウィスカーポールの素材]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

Whisker Pole Construction Material
To replace the Tasar Class Interpretation 24 with a class rule to disallow carbon whisker poles. Note if this rule change does pass then any f.r.p material (including carbon) will be allowed in the manufacture of whisker poles.
The current interpretation 24.
24. Whisker poles, ie. tubes, manufactured from any carbon fibre material are not permitted.
Current rule
F.1.6 The whisker pole shall have a maximum length of 2038 mm and shall float. Material shall be aluminum, wood or f.r.p. Diameter, fittings and method of attachment to the clewboard of the jib or jib sheet are optional and unrestricted

Proposed new rules
Appendix 3 - Definitions 
GRP (Glass Reinforced Plastic) – A composite material made from glass fibres bonded with polyester, epoxy or vinylester resin.
F.1.6 The whisker pole shall have a maximum length of 2038 mm and shall float. Material shall be aluminium, wood or GRP. Diameter, fittings and method of attachment to the clewboard of the jib or jib sheet are optional and unrestricted.
ウィスカーポールを作る素材
カーボンウィスカーポールを不許可とするために解釈24をクラスルールに置きかえる。このルール変更が通過しない場合、ウィスカーポールの製造においてカーボンを含むどのようなFRP素材でも可能になることに注意されたい。
現在の解釈24
カーボンファイバー素材で作られたウィスカーポール(例:パイプ)は許されない。
現在のルール
F1.6 ウィスカーポールは全長2038mm以下とし、水に浮かなければならない。材質はアルミニウム、木、F.R.P.とする。直径や艤装、ジブのクリューボードやジブシートへの取付方法は任意とし規定しない。

改定案
付則3 定義
GRP(ガラス強化プラスチック)―ポリエステル、エポキシまたはビニルエステル樹脂で固着されたガラス繊維から成る合成材
F1.6 ウィスカーポールは全長2038mm以下とし、水に浮かなければならない。材質はアルミニウム、木、GRPとする。直径や艤装、ジブのクリューボードやジブシートへの取り付け方法は任意とし規定しない。

〓〓〓[以上]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

(上記に関する個人的な見解)

特にないといえば、ないのですが、現行ルールでもカーボンを解釈24にてはっきりと否定していると思います。

全般的に言えることですが、これだけ細かいことを整備したいのなら、クローズド規則に従った形で、今までの蓄積を整理し、許される改造行為等として、解釈に示されていた内容をクラスルールに整理した方が提案者の望む内容となるのでは?という印象です。

手続き上が大変になるかもしれませんが、ひとつの内容について、ルールと解釈の両方を確認しなければならない現行ルールの状態を整備した方がスッキリします。


〓〓〓[解釈:スパーへのパーツ取付]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

Allow owner to attach specified fittings to spars
Allow the owner to attach fittings as per the class specification in the circumstance that the spars have been made available as blank sections from the builder (as is common practice within the class), and to source and fit out their own whisker poles (also as is common practice).
Replace rule F1.1
Old version
F.1.1. Spars and rigging shall be to the design and specifications of the Designer and items meeting these specifications shall be available from the builder and may not be drilled, altered, or otherwise changed except as allowed by C.2.2 - C2.4.
F.2 Manufacturers
F.2.1. Spar manufacturers shall be licensed by the designer, or after his death or retirement, the copyright holder of the TASAR class design.

Proposed new version
F.1.1. Spars and rigging shall be to the design and specifications of the Designer and items meeting these specifications shall be available from the builder and may not be drilled, altered, or otherwise changed.  Except for 
changes as allowed by C.2.2 - C2.4 and/or
the drilling of holes for the purposes of attaching fittings to meet the class specifications and/or rules.
F.2 Manufacturers
F.2.1. Spar manufacturers shall be licensed by the designer, or after his death or retirement, the copyright holder of the TASAR class design.  Manufacturers of whisker poles do not need to be licensed.
オーナーが規定の艤装品をスパーに取り付けることを許可する
このクラスで良く行われていることだが、ブランクセクション(おそらく素管の状態のこと)としてビルダーからスパーが入手できる状況では、オーナーがテーザークラスの仕様通りに艤装品を取り付けることと、独自のウィスカーポールを調達して艤装することを許可する。
現行ルール
F1.1 スパーとリギンは設計者のデザインと仕様に一致しなければならない。これらの仕様に合う部品はビルダーから入手可能で、C.2.2~C.2.4で許されているものを除いて穴をあけたり交換したり変更してはならない。
F2製造業者
F2.1スパーの製造業者はデザイナーからライセンスを与えられなければならない。デザイナーの死後または引退後はテーザークラスデザインの著作権保持者からライセンスを与えられた製造業者でなければならない。

改定案
F1.1 スパーとリギンは設計者のデザインと仕様に一致しなければならない。これらの仕様に合う部品はビルダーから入手可能で、以下の場合を除いて穴をあけたり交換したり変更してはならない。
a) C2.2からC2.4で認められた変更。および/または、
b) テーザークラスの仕様および/またはルールに合わせるために艤装品を取り付ける目的で穴を空けること。
F2製造業者
F2.1スパーの製造業者はデザイナーからライセンスを与えられなければならない。デザイナーの死後または引退後はテーザークラスデザインの著作権保持者からライセンスを与えられた製造業者でなければならない。ウィスカーポールの製造業者はライセンスを与えられている必要は無い。

〓〓〓[以上]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

(上記に関する個人的見解)

このルール、そもそもルール上に設計者のデザインと仕様を付則で定義して明示した方がよいのではないかと思います。そうしないと、このルールを守るのが難しいし、容易にデザイナーが仕様変更できるような気がします。29erブームへの変更も事情があるのが分かりますが、随分簡単に変更されたような印象があります。特に支障がないので、誰も問題視しないというだけのことだったのではないかと…。

ウィスカーポールについては、取付け方法が限定されていないこと、素材については選択肢があることから、クローズド規則である本規則において、それだけ容認されていれば、一定範囲の自作が認められているように思います。もしこの容認の内容に不備があるのであれば、制限の内容を改め、内容をまとめるべきであって、「ウィスカーポールの製造業者はライセンスを与えられている必要は無い。」というより、表現的には、ウィスカーポールは本項から除外する規定を加えた方が適切に思います。