Fanfare for the common man

Fanfare for the common man

日本テーザー協会より、「普通の人」がTasarをよりディープに楽しむためのサポートをゆるい企画でいきますので、宜しくお願いします。まずは、左のテーマより「はじめに」をご一読ください。

※この記事は、検証が不足しているメモ的な内容です。他の方も知識も必要です。

※2025年沖縄国内遠征でのコンテナ積載とかなり前の記憶を元に記載していますが、積載時には何も記録していないことと積み下ろし時の結果は考慮されていないので、不確かな要素がかなり含まれています

 

 

◆ 積載量


20フィートコンテナの場合、以下の内容が積載することができます。

・Tasar×4艇

・アルミ船台×4台

・艤装品・工具箱・セーリングウェアなど×4チーム分

※艇・船台以外スペースは充分にありますが、ある程度の固定や養生は必要になります。

※積載してはいけないものがあります(スプレー缶などの危険物)。

※5艇は現実的ではありません。

※40フィートコンテナの場合、高さがあるハイキューブであれば10艇入るはずですが、船台は全艇分を積み込むのはできないものと思います。天井と床に2艇、左右の側壁に斜めに3艇ずつの積載になります。

 

 

◆ 固定のための準備品


□ スタイロフォーム(厚さ5cm程度? 今回用意したのは?)

□ ラッシングベルト(今回は運送会社から借用した)

 ※締め過ぎ注意(後述)

□ PPバンド(今回用意したのは、12mm?)

□ PPバンドのバックル(金属製)

 ※プラスチック製は強く引くと破損する。

 ※「Composite Strap用バックル」で検索するとよいみたい。

 ※1994年イギリスワールドの際に大谷さんに注意されていたが、伝承が途切れていた。

□ パンチカーペットなど

 ※ベルト。バンド・バックルに対する養生など(ガンネルやチャイン、ボトム)

◆各ボートの事前準備                                           

 

A:コンテナ内の高温対策

※特に赤道を越える時は重要度が更に高い。

 

・インスペクションハッチの蓋は外して別に保管する。

・ 船台のタイヤの空気をある程度抜く。パンク事例あり。

・ 空気入れを用意しておく。

 

B:各艇の養生

 

B-1. デッキの上に養生のスタイロフォームを貼り付ける。

・サイズはコンテナの側壁の凸部と凸部の間隔にあたるサイズ

・ジブリーダーの前方とスタンに両舷に各1ヵ所ずつ。合計4ヵ所

・その他、状況によってスタイロフォームを追加する。前後の壁と艇の間など。

他の艇と同じ程度の厚さにする。自分だけ厚くすると養生の効果は増加されず、2つのデメリットが生じます。まず、コンテナ内の空間を狭くするだけなので、各艇の船台を積載した時に他の艇の船台のシャフトが自分のボートのスタンに非常に近くなり、リスクが大きくなります。次に、ジブリーダーのあたりのスタイロフォームを厚くするとベルトで締めこんだ際に鯖折り状態になりやすいです。

:ジブリーダー近くの養生は、マストステップが壁に当たらない程度の厚さにする。

 

B-2. ロープ類は邪魔にならないようにしておく。

・外している方がいますが、(多分)コクピットの内にビニル袋にでも入れてまとめておく程度で充分だと思います。高速道路も走らないし、風も当たりません。重力でバラけなければよいかと思います。多分。

 

B-3. デッキ上の付属物は外す

・コンパスなど

※マストステップは外しません。

※ジブリーダーはスタイロフォームより低い位置になるように外に開いておけば、問題ないと思います。多分。

 

B-4. バウアイとガジョンにロープをセットしておく。艇の幅くらいの位置にダブル・ボーライン・ノットを作って、テークルとなるようにしておく。スタン側は上のガジョンにボルトをセットし、これにロープを結び、スタンの角の位置にテークルを作る。こうしておくと、天井付けや側壁付けの際にとりあえずの位置決めや仮止めが容易で作業効率が良い。天井付けは前後とも両側に必要。側壁は前後とも片側でよい。床置きは、後でもよい。コンテナ側にロープをセットしておく方が作業はしやすいが、大抵は久々にやることになるので、位置が違っていると反って手数が増える。

・天井付けの場合、2股にコンテナの幅を往復できる程度の長さ

・側壁付けの場合、コンテナの高さを往復できる長さ

 

C:艤装品の養生

・スパー類の養生。エアキャップで両端を養生するなど。

・ダガーボード・ラダーの養生。専用ケースに入れる。必要に応じてエアキャップなどで養生。

 

D:その他

・オーニングなどはコクピットのスヲートの下などに丸めて入れておくとスペースに余裕ができる。

 ※オーニングを備品やラダーなどの養生とする考えもある。

 

 

 

 

 

あのサイズっていくつだっけ?とか、ボート置場に行って、測らないと分からないサイズのメモ。

何かに必要で測ったものがあったら、コメント欄に書き込んでください。

日常生活では何の役にも立ちませんが、メモしておくと役に立つときもあるかもしれません。

※計測値は個体差などがあるかもしれないので、責任負いません。

 

マストハウンド(クラスルールF1.3のthe hounds

 穴の直径 10mm弱(約9.8mm)

 厚み 5mm弱(約4.8mm)

 

※NOTE:穴は、10mmくらいの穴にM6のシャックルを通していることが多いので、少し変形します。わずかにフォアステイ長を伸ばす方向につぶれていきます。厚みは、バウシャックル(Bow Shackle)のピンが長いので、スペーサー作る時に役立ちます。

 

 

 

テーザーのコクピットの床は、何故かヘルムスマンの方が滑りやすく、ロールタックなどに悩みが生じます。多くの方は、滑り止めテープなどを貼っていて、3Mの「Safty-Walk すべり止めテープ」などを勧められたことがありますが、これが最終結論と言えるようなものに出会ったことがありません。

 

テープ類や何か上張りする類は、それが剥離したり、ベーラーに詰まったり、ろくな結果にならず、一時的な解決にしかならないように思います。

 

結局、専門家に相談すると、ゲルコートを滑り止め加工することを勧められますが、ちょっと施行の難易度が上がります。…とは言え、段々、深刻化してきたので、作業してみました。

 

結論としては、施工も手順をきちんとすれば、それほど難しくはなく、いろいろなものが入手しやすくなった今となっては、ちゃんと道具を揃えて、実施するのが最良に思います。滑り止め効果も完璧です。耐久性はまだしばらく評価できませんが、とりあえずセーリングもしてみて、不安要素はなさそうです。

 

まずは、施工前の状態

 

 

一定範囲の表面を削ります。スピード調整機能付きのディスクグラインダーに紙やすりをつけて、荒目から加減をみながら表層部を削っていきました。元々、凹凸があるので、FRPが部分的に露出したり、ゲルコートの表面だけ削れたりですが、ゲルコートの表面が削れればOK。

 

トラベラートラックにシリコンスプレーなどをしたりしているのが付いている可能性もありますので、しっかり下処理します。

 

 

施行範囲をマスキングします。

これよりスタン寄りのエリアも加工してもよいのですが、今回はこのスペース。

アセトンでよく拭いて、脱脂します。最近はアセトンの入手が少し面倒になりました。

 

 

さて、この後、ゲルコート処理をするのですが、ここでいくつか専門家にご相談したり、情報を検索して、留意事項を確認します。

 

専門家のアドバイス

・ゲルコートはパラフィン入りのものを使用する【重要】。トップコートなどの名称で販売されています。

・滑り止めに使う骨材などは、ゲルコートに混ぜる。

・硬化剤は、新しいものを使用する。あまり古いものを使用しない。

・硬化剤の分量は、必ず測ること【重要】。重量を測り、適正割合(0.8%-1% ※施工時の気温による)をスポイトで調整しながら添加し、すぐに混ぜ合わせたら、即施工。

・施工の事前準備をしっかりしておくこと。施工時間に注意する。

・施工方法は、刷毛塗り。骨材をよく混ぜながら、均一に骨材が混ざるように。

・強いグリップが欲しい時は、アルミの粉を滑り止め材に使用してもよい。但し、素足だと肌触りが痛い。

 

ネットの情報

・気温30度以上で施工しない。

・骨材は混ぜるとするものとゲルコート塗布後に振りかける方がよいとするものがあった。

 

…ということで、一部、検討事項があります。

◎骨材に何を使うか?

→ 割と一般的な「滑り止め用の骨材」として販売されているものを使用しました。砂のようなものです。

◎骨材は混ぜるか、振りかけるか?

→ 実験しました。下の写真の上半分が振りかけた状態、下半分が混ぜた状態。どちらもグリップ力はありますが、振りかけた方がグリップは高く、混ぜた方が骨材の耐久性はありそうです。振りかけた方は、一部骨材が外れますが、ゲルコートへの食い込み具合の問題で全部が外れるわけでもありません。混ぜた方は骨材の上にゲルコートがのるのでその分グリップ力は落ちますが、充分なグリップ力があり、今後の耐久性はこちらがよさそう。結論としては、両方を採用することにしました。

 

 

真夏のシーズンに30度未満での施工はかなり難しいのですが、とりあえず、下準備は事前に行い、アセトン以降の処理を早朝に行い、後は、オーニングをかけておきます。

 

軽量は、小数点以下2桁まで測れる電子量り(1000円くらい)を購入し、風の影響のないところで使用します。

 

 

使用しなくなったタッパーなどを容器に使いました。

今回の施工エリアで200gを用意しましたが、充分すぎる量でした。

多少余裕は必要ですが、150gくらいで足りたかもしれません。

 

下の写真が余ったゲルコート

 

 

分量は適正だったようで、硬化はばっちりでした。余ったゲルコートがカチンカチンに。

 

 

骨材は、予めゲルコートに混ぜることが推奨されていましたが、実験した際に均一に骨材を塗布するのに次の手順で行いました。刷毛塗りなので、この方法が割と均一にしやすかったからです。

※ここは個人解釈的な手法になります。

まず骨材を振り掛け用に用意しますが、事前に電子レンジ用などに空気抜きの穴が開いたタッパーに骨材を入れて、蓋をしっかり閉めて、穴を開けておきます。

ここでゲルコートに硬化剤を添加し、すぐに刷毛塗りで全体に塗布します。

※ゲルコートに混ぜる場合は、硬化剤添加前に骨材を混ぜるようになるかと思います。

全体をゲルコートだけ一層塗ったら、骨材タッパーを塩を振るように、全体に撒き、さらにゲルコートを全体に塗布します。作業スピードが大事です。全体にゲルコートと滑材がだいたい均一になるように塗布したら、またすぐに骨材を振り掛けて、この状態のまま触らずにしっかり硬化させます。

 

とりあえずここまでで施工完了です。後は、振りかけた余計な骨材を掃ったり、洗い流します。

 

テストセーリングでも特に剥離しそうなところもなく、大きくロールをかけても滑らずに登りやすくなりました。

 

 

 

 

前回(2019年9月)の記事からの続きです。

 

2019年9月13日に使用開始したオーニング。非常に安価(2019年当時約3万円)でサイドスカートの長さなどもなかなか良かったのですが、その耐久性はどうなのか?その結果がようやく出てきました。

 

実は残念ながら、あまり乗る機会がなく、2022年江ノ島全日本よりほぼ放置状態でした。

本当にボートに申し訳ない気持ちです…。

 

2022年秋の江ノ島全日本の時点では、生地が硬化して弱ってきたかな…という状況でしたが、形状と機能は保っていました。

ところが、2023年7月下旬に見てみると次のような有様でした。

 

このオーニングは、3年強の耐久性だったことが分かりました。

ただ、後述しますが、もう販売されていないので、耐久性が分かっても大した意味はないかもしれません。

 

 

 

 

 

↓を指で押すと…

 

 

↓このように簡単に破れます。硬化して繊維がもろく、触感としては障子紙程度の強度で破れてしまいます。

 

 

それでは、新しいオーニングを購入しようとしますが、どうやら、ネットで見る限り、PSJでもファクトリーゼロでもテーザー用オーニングの新品販売の取り扱いがなさそうです。ネットで見る限り、前回の購入元、ゆうこうマリンでこのグレーのものとは別の新しいオーニング(ROBSHIP)があるだけのようでした。もし、他にも情報があれば、お知らせください。

価格は、77,000円(ネット表示価格・2023年8月現在)でした。

 

少ないニーズに応えてくれている企業に感謝です。

 

以下、新しいオーニングと今までのオーニングのコストパフォーマンスに関する見解をレポートします。

 

こんな感じ↓で届きます。運搬も容易です。

 

 

この日は、うーみんが来ていました。

ふーみんならかろうじて知っていますが…。

 

 

開梱するとこんな感じ↓です。

 

 

相変わらず、テーザーのスペルが違っています。

LASERと混ざっているのかな…、特に関係はないのだが…。

 

 

被せるとこんな感じ↓です。

 

 

さて、このオーニング、どれくらいの耐久性があるかは使用してみないと分かりません。

 

商品紹介ページでは、「素材選びから開発、設計、製造まで全てを一貫して自社で行った渾身の100%オリジナルアイテム」とのことで、素材に自信ありとのことで期待が持てます。

 

昨今の物価高は致し方ないとして、前回のHIDESAILSのものとは価格が倍以上異なります。

前回のHIDESAILSのものは、約3万円(2019年当時)で3年持ちました。

 

サンブレラは、かなりくたびれた状態になりますが、約20年使用できました。

 

グレーのヘビーデューティータイプは、価格と耐久性以前に硬化したり、折りたたみにくく、カートップでの遠征を信条とするテーザーにはそもそも不向きでした。

 

サンブレラは、かつてはショートスカートのもので約5万円くらいだったと思いますが、その後はロングスカートで約10万円くらい、今の物価だともっとするかもしれません。耐久性は、20年の使用実績はありますが、実質的には10年くらいだと考えていいのではないかと思います(根拠ないですけど)。

 

そうして考えると、一番信頼性が高いのは、多少高価でもサンブレラになるかなと思います。

 

しかし、HIDESAILSのものも1年あたり1万円ということを考慮し、ロングスカート仕様で、都度新しく入れ替えるのであれば、くたびれたものを長く使うか、入れ替え入れ替え使うかの違いとも言えます。個人的には割と悪くないと思っています。

もう入手できないので、現状ではその選択はないのですが…。

 

そこで、今回の製品がどのくらいの耐久性があるかに期待されます。

少なくとも7年は充分に使えれば、及第点。

サンブレラと同等の耐久性があれば、コストが下がる分、サンブレラを超えるパフォーマンスと思います。

 

今までのテーザーのオーニングを考慮した私的な見解は以上の通りです。

 

それでは、今回のROBSHIPオーニングのレビューを記載しておきます。

本当にこういう少ないニーズに応えてくださっていることに感謝していますが、申し訳ないけど、忖度なしの内容になります。

というのも、良いところだけではなく、残念なところがいくつかあるからです。

尚、個人的な総合評価は、デザインもアイディアもかなり高評価で、一部の改善を望むといった感じです。

 

まず、このオーニングの画期的なところは、知る限り初のバウ被せタイプのテーザー用オーニングというところです。

 

今から15年くらい前に、テーザーのオーニングはバウから被せるタイプの方が有利なのでは?と私的な見解をオーニングの特注などに詳しいUさんにぶつけたことがあります。積極的な賛同は得られませんでしたが、その理由は次の通りです。

 

1. バウから被せた方が縮みに対応しやすく、フィットし続ける。

2. スタン側の生地を少し長めにとってロープで締めるようにした方が縮みに対応しやすい。

3. バウ側をマジックテープなどで留めるのは、船台や長さがあり、操作性が悪い。

 

大抵のオーニングは、バウで留めるため、生地が縮むとバウが留まらなくなり、開いてしまいます。

これを防ぐためにバウ側の形状をフィックスした方がいいのでは?との考えです。

 

今回のROBSHIPのものでは初めてこれが採用されているので、今後が楽しみです。

尚、最初の感想としては、コクピット内に忘れ物をしたとき、一部だけを開けて、中にあるものを取り出そうとした時、こっちの方が楽かもなぁという副産物的な感想を付記しておきます。

 

一番重要なのは、生地の耐久性と生地の縮みですが、これは前述の通りで、商品紹介ページをご参照ください。

かなり自信はあるようです。検証には、長くて10年かかりますね。

 

その他、改善を希望したいところをレポートします。

 

まず、サイドスカートの長さが足りません。

 

 

全て白のボトムも結構ありますが、新艇オーダーだとツートンカラーにすることが多いテーザーは、ボトム側は白、その上に好みのカラーを入れることが多いので、オーニングはこのお好みカラー部分の色が退色しやすいことから、ここまで隠れるロングスカートが有利です。しかしながら、この新製品、少し足りないのです。

 

次に、補強のポイントですが、これ、とっても工夫されているのです。

しかしながら、他にも補強してほしいところがあります。

 

「スパー類を載せた状態でも使用できるように上面に余裕を持たしたデザイン」になっているとのことですが、特にロアーマストが関係します。

ロアーマストは、デッキの中心で尚且つスタンにできるだけ寄せてしまいたいのです。その理由は、スタン側はバースにロープで留める際にロープがマストにかかるのはやむを得ないのですが、バウ側はローテーションマストが下になるので、マストにロープのテンションをかけたくないので、これを避けるのは割と普通だと思います。

 

 

 

↑バウ側。マストからロープを外すと余計にオーニングのここに負荷がかかる。

 

 

ロアーマストを置くと↑このようにローテーションレバーが下に来る。このレバーやレバーの取り付け部品は、溶接の部分で破損しやすい。

 

 

↑スタン側。できるだけロアーマストをスタンに寄せている。

 

 

↑マストの下にあまり厚くないEVA樹脂マットを緩衝材に挟み、ロアーマストへのロープの負荷に対応しています。デッキの保護にもよいです。

 

このオーニングが一番傷む部分の一つがこのロアーマストの両端、マストをスタン寄りに寄せたところに合わせて補強を当てたいのですが、補強はなさそうです。

対応として、以前のサンブレラのパッチが残してあったので、それを今回はバウ側だけ補強で貼り付けましたが、製品の改良が望まれます。

 

 

製品の補強のポイントは、以下のようなところが補強されています。

他にも細かなところの補強がされているところはとても良いところですが、テーザー特有の気になるものをご紹介。

 

 

上の写真の通り、デッキ上では、ジブトラックとサイドステイトラックが保護されています。

ここはとっても良いのですが、破れやすいのは、トラベラーカムの部分です。トラベラーカムの部分もさっき貼った古いオーニングから流用したパッチくらい少し広めに保護してほしいと思います。

 

 

上の写真の通り、デッキ上では、何故かマストステップの保護と思われる補強があります。

ここは、マストステップを目的したのであれば、ロアーマストがあるためにそもそも当たらないので、あまり意味がありません。

 

ウィスカーポールのアイは、オーニング破れる原因となっているので、これの目的かもしれません。

ウィスカーポールのアイの部分は当然補強してほしいところですが、もう少し広範囲にしておかないと適切に当たらないかも…。

 

最後に、フィット感ですが、ちょっとタイトすぎます。

 

「3Dモデリングにより最初からピッタリとタイトにフィット」というデザインで、コスト面からも余計な生地を使わないとのことが商品紹介ページに記載されていました。

ただ、どうもこの生地は縮まないわけではなさそうで、縮みにくい縫製などによる工夫はされているものの、スタンが縮んで開くようになるのは困るなぁ…との印象です。

 

フィット感がよいとも言えますが、風でバタバタすることがなければ、多少ゆとりがあった方が、縮みにも有利で、突起物による傷みにも有利だと思うのですが…。

 

この結果は、何年か使用してみて、縮み具合をみなくてはなりません。

 

前述の内容も絡んでくるのですが、実際の使用上、ロアーマストを後ろに寄せる分、さらにタイトになってしまった気がします。

 

まずは、全体を被せただけの状態がこれ↓です。

バウ被せなのはとってもよいと思います。

 

 

 

左右のジッパーを斜めに引くとタイトフィットします。

 

 

右側を閉めてから、左側を閉めようとすると…。

 

 

左側は、完全に閉め切らず、わずかに開きます。

これは、ロアーマストの位置が影響したのかもしれません。

 

ただ、バックルもあるので、縮みさえしなければ、割といい感じです。

 

しかし、スタンのお好みカラー部分は完全に覆うことはできず、退色への対応は不完全です。

 

真ん中の前垂れを三角▽形状ではなく、四角にして、左右のサイドスカートの延長部分をその前垂れの上で結ぶようにすれば、しっかりカバーできて、縮んでも対応できると思うのですが…。

 

以上が最初に使用した際の所感でした。

 

個人的には、惜しいところはあるけど、理想的なオーニングに近づいてきてはいると思います。

 

尚、マストを立てたままにしてオーニングすることは、個人的にはやらないことなので、全く考慮していません。

マストの構造上やマストステップの構造や耐久性、いろいろと考慮するとそんなことをすることは考えにくい気がしています。

 

 

オーニング(トップカバー)について、今まで記事にしていなかったのですが、屋外での保管上とても重要なものになります。

 

ただ、このオーニング、かなり高価なのです。ボートを保護する意味ではある程度致し方ないところですが、少々消耗品的なところもあり、いまひとつ絶対オススメという製品はないような気がします。

 

今回、関東を直撃した台風15号で、1997年5月より愛用しているサンブレラタイプのオーニングに決定打を受けたので、記事にしてみました。

 

まず、オーニングのタイプは、いつかの生地があり、これが耐久性や使い勝手に影響します。

形状としては、スタン側から被せていくものであることは共通しているのですが、ロングタイプとトップのみのタイプがあります。他に、追加要素としてボトムカバーもあります。

 

前述の通り、今回廃棄したのは22年使用しました。2009年以降は出艇回数も激減したとはいえ、それまでは結構使用していました。使用頻度(動かす頻度)よりも長い年月耐えてきたというところの方がポイントかもしれません。

さて、「消耗品的なところもあり…」なんて書いちゃっていますが、客観的に見ると実はかなり耐久性がよく長持ちしています。もちろん、傷みやすいところを考慮しながら、結構大事に使用していますが、けっこう長く使いました(最後は、別のカバーも足してたけど…)。

周囲の船を見てみると、割と他の素材のものでも長く使っている方が多いように思います。

 

ただ、心理的には割とすぐに傷む感じがします。その理由は、比較的早い機会に次の写真のような穴が見受けられたり、縮んで最初の設計通りにカバーされなかったり、みすぼらしくなることが多いからです。尚且つ、最初のコストがカバーにかける費用としては高い印象があるんですね、これ。

 

 

 

 

 

 

 

事情としては、そうそう買い替えがあるものでもなく、売れないので、コストも上がるし、在庫も抱えられないといったところでしょうか。

 

前置きが長くなりましたが、個々にあくまでも個人的なレビューを…

まずは、ファクトリーゼロのウェブサイト、PSJのウェブサイトを参照してみます。

※2019年9月現在

 

テトロン生地のトップのみのものは、税抜価格45,165円で販売されているみたいです。オーニングのページには見当たらなかったのですが、通販のページで確認。かなり昔、一般的だったボートオーニングのタイプですが、これ、生地が硬化する印象があります。生地が硬化するものは、被せる時も外す時も畳む時も扱いにくく、カートップして車内に積み込む時も潰れにくくて邪魔になります。

 

サンブレラ(と思われる)生地のトップのみのものは、ラインナップからなくなったみたいです。これが私が22年使用したものでしたが、生地の硬化がなく、いわゆるテントや店頭の日除けなどに使用される生地で、カートップの際にも折りたたみやすく、きれいにたためるので被せる時もやりやすいです。生地自体は少し縮むため、バウ側がほんの少し足りなくなります。

形状がトップのみなので、両サイドのボトムカラーは日焼けします。サンバーストにしたくない場合、ロングスカートがよいのですが、ボトムの紫外線劣化までを気にするのであれば、ボトムカバーをオススメします。尚、ボトムカバーは税別価格54,880円で販売しています。

 

サンブレラ(と思われる)生地のロングスカートのものは、マストが立てられないC型が税抜価格51,200円、マストが立てられるB型が税抜価格53,860円で販売されています。税抜価格10万円前後のものありました。

生地については、前述の通り。ロングスカートのものは、生地の縮みが顕著でバウ側が結構足りなくなります(※上の写真参照)。

マストアップタイプ(B型)は、テーザーの場合、必要ないと判断しています。テーザーは割とマスト周りの出艇前チェックは重要なので、マストは倒しましょう。ダイヤモンドのテンションくらい確認して当たり前です。これ左右でテンション変わると片側だけローテーションレバーが戻りやすくなりますよ。また、余計な切込みが増える分、生地が縮んだ際に影響出やすいと考えています。

 

グレーの生地のものは、生地の名称がよく分からないのですが、ビニル系のもので厚地の重いタイプのと薄くて軽いタイプのものがありました。

厚地のタイプのものは、テトロン同様に生地が硬化する印象があります。また、生地も縮み、バウ側がけっこう足りなくなっていました。こちらは5万円台くらいだったかと思います。現在、販売はないようです。

薄くて軽いタイプのテーザーのロゴが入ったものはマイラーセールが出た後に販売されたかと思いますが、使い勝手はよさそうでした。ただ、耐久性は不明で、ガンネルまでの完全にトップカバーだったような気がします。「デッキ (ミディアムデューティー) マスト立てタイプ (グレー)」というのがコレかな? 税抜価格42,500円です。

 

以上が一般的なラインナップなのですが、こうしてみると、コストや使い勝手などを総合的に検討して、サンブレラ生地と思われるソフトオーニングのC型(51,200円)というのが、やはりいいのかなと思います。

 

今回、さらに調べてみると、関西にテーザーのオーニングを扱っているところがありました。

これ、送料・代引き手数料込みで、30,032円(消費税8%込)でした。

 

はい、試しに買ってみました。

 

予め断っておきますが…、この製品を推奨するわけではないです。実績的には、個人的な評価はサンブレラ生地です。コスト的にもバランスがよいと思います。ただ、今回の製品は、コストがかなり安く、テーザークラスであまり知名度は高くなさそうであり、試しに入手してみたので、掘り下げてご紹介してます。しかしながら、第一印象はかなりよかったです。

 

 

今回の台風で、長年使ったオーニングが下の写真のようにかなり裂けてしまいました。

 

 

 

カラスが潜り込んで、干からびた魚を保管したり、穴からロープをつついて引っ張り出すのも気に入りません。

 

 

ネットで注文すると、火曜水曜は休みなのでしばらくかかるよという旨のメールをいただきましたが、すぐに届き、原付でささっと交換に行ってきました。

 

 

ネットで注文した時、このオーニングはグレーのビニルタイプの厚手で重い生地が硬化するタイプかと思っていたのですが、届いた商品は、デニム素材のような布製でした。ネットで判断するには、生地の写真と情報が少し少ないですね。素材の評価は、よほどひどいものでない限り、5年くらい経たないと分からないと思いますが、結構よさそうです。新品だからか、少し硬い感じでした。

なにしろコストが安いのは、買い替えを決意させますよね。こういうことでオーニングを交換するハードルが低く、船が大事に保たれるのはいいことだと思います。まだ少し在庫ありました。

 

オーニングだけじゃなくて、中古艇がきちんと評価されて一定の価値で流通して、新艇への買い替えが進んで、新艇コストも下がり、クラスが活性化する状況にならないかな~。

海外だと中古の建物がきちんと評価されるのだけど、日本だと建物ってあまり価値が評価されにくく、近年インスペクションだのなんだのってやっているのですが、なかなか評価が上がっている様子は見受けられません。中古のボートも同じで日本での評価価値が低いですよね。中古が売れなきゃ、新艇も売れないと思います。置くところがないしね。

いずれにしても、競技人口が少ないから、なかなかうまくいかないか…。

 

話を戻しますが…。このオーニング、開けてみてちょっとうれしかったのが、これです。

 

 

シリアルナンバー。こんなものにまでシリアルナンバーが入っているところが好きです。

残念なのは、テーザーのスペルが違いますね。

 

 

せっかくなので、本体にも日付とシリアルナンバーを書き込んでみたら…。

 

 

ちゃんとシリアルナンバーのタグが付いていました。

 

あ、生地はこんな感じですが、分かります?

 

 

 

カバーをかけた感じはこんな感じ。ハイドセールってロゴがあります。

 


 

 

補強はあちこち入っていますが、あまりまだよく見ていません。

トラベラークリートのところが、穴があくとプラスチック製品でクリートが劣化しやすいのですが、そこは補強されていた感じです。

 

バウは、他のロングスカートタイプと同じベロクロで止めるタイプでした。

他に、プラスチックバックルがよくある部分についています。予備も1個入っています。

 

個人的には、このプラスチックバックル、ただのロープでいいです。

これくらい結ぶの大した労力じゃないと思います。

 

オーニングをかける前に、スパー類がない側にお風呂マットを乗せています。

水たまりができにくく、オススメです。出艇の時にバースにものを置く下敷きにしていますし、ひっくり返して修理する時など、何かと緩衝材が必要な時に重宝します。

 

 

あとは、ロープが当たるところはあてものをした方がいいですね。

古いカーペットとかがよさそうです。5cm幅くらいで15cmくらいの長さに切って、両端にロープを通す穴を開けて、ロープを通しておくと使いやすいです。

カートップの時も同じようにパンチカーペットなどをガンネルやチャインに当てています。