経済という言葉はあいまいです。
人に聞いてみれば、いろいろな答えが返ってくると思います。
家庭の経済状況ともいえば、会社の景気の話になったりもします。
かといえば、市役所の財政状況や国家財政の話になったりもしますよね。
例えるなら、自宅で水道管が破裂して「水が漏れて困ってるんです」とお客さんから電話がかかってきますが、
「どこからですか?」
「?家の中です」
「お風呂ですか?トイレですか?洗面所ですか?」
「あ、、、壁の中みたいなんです。」
「場所はわかりますか?」
「なんとなく音がしてるような場所はありますけど・・」
「水道の検針の方が来て、いつもよりずいぶん水を使っている、と言われたんでしょうか?」
「そうです」
とまぁこんなふうに、うちが水道関係の業種なもので例に出しましたが
「漏水」も「経済」も単独ではあいまいで、特定できない言葉なんだってことを知ってほしかったので例に出してみました。
経済って何?と人に聞いて返ってくる言葉が違うのは、みんなそれぞれの場所のことを考えているからですね。
IE問題の基礎で川瀬武志先生が
「答えの出ない問題は、質問が具体的でないからだ」
と述べていましたが、まさにこのことかと思います。
・・・言葉は違うかもしれませんが、ニュアンスはあってるはずです^^;
経済の論争もいろいろありますが、だいたいこれだけで解決すると思います。
具体的に言わない(言えない)で、互いに水掛け論をしている人が多いですから。
IEとは industrial engineering 直訳は産業工学ですが、生産工学やら経営工学とも言われます。とはいえ、上記の書籍では、さらにその核心に迫っているだけあって、勉強になりました。IE手法とかQC7つ道具とか、仕事で別に使わない人でも、むしろ一般の人にとってはこの本こそ人間関係の問題解決に役立つかもしれません・・・と書籍のPRになってしまいました笑
というわけで、世の中にはあいまいな言葉がたくさんあります。インターネットは情報の海のようなものですが、そこをうまくかき分けて泳げるようになる、取捨選択できるようになるためには、やはり疑問を持ち、質問を投げかける私たち自身が、具体的に詳しくならないといけないですね、ってお話でした。
さて、タイトルは回収しましたが、これで終わってしまってはいけませんので、経済の由来だけでも確認しておきましょう。経済はあいまいだ、と申しましたが、どれもこれも間違っているわけではないわけです。どれもこれも正解です。ただし知りたいのは何か?というわけですね。
家庭の経済状況、会社の経済状況、市政、国家財政の状況と、順番に見ていけばいいわけですが、今回は、まずは経済の言葉の定義だけでもしておきましょう。
wikipediaでも書いてあるように、経済とは経世済民のことです。
「経世済民經世濟民(けいせいさいみん、経世済民)は、中国の古典に登場する語で、文字通りには、「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」の意。「経国済民」(けいこくさいみん)もほぼ同義である。」
あ、具体的に知りましょう、と話しましたが、正直wikipediaとか、読まなくてもいいです。なぜなら、初心者にとっては、意味不明な言葉が大量に出てきて嫌になるからです。そしてある意味言葉については詳しすぎるために、いつまでも核心に触れないという・・・だから参考資料、確認資料って意味でwikipediaは使えばいいのではないかと思います。
さて、言葉の定義の話に戻りまして、今は経済とは、民を救うとも書いてあるように「国民のためになるもの」とでも覚えておけばいいかとも思います。付け加えるなら、この時点で「最小不幸の原理」「最大多数の最大幸福」が基本になるかとは思います。
なぜなら、国民という言葉もあいまいな言葉ですので「じゃあ、たった一人の国民に富と権力が集中して、他の国民は超絶格差社会で貧乏でもいいの?」という話になってしまいますので・・^^; そうすると詰まるところ、バランスが大事、格差社会ダメよね、中間層が分厚い社会がいいじゃない、という話になります。
そのあたりを軸に、じゃあ現実はどうなっているの?って、具体的に数字を拾って確認していけばいいわけですね^^
まずまず、今回は言葉を具体的にしましょう、というお話でした。
皆さんも具体的になって、今後の若い人に教えてあげてください^^
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----編集後記----
2018年になって初めての更新です。
明けましておめでとうございます。久しぶりの更新になります^^;
さてはて、今後の更新を考えるに、
できるだけ丁寧に、記事に通し番号でもつけながら、
誰もがインターネットから経済データにアクセスし、
そのデータを自分で加工、分析できるように、
解説をしていき、裾野を広げていきたいと思います。
ここしばらくは身の回りのことばかりでしたが、
やはり外に発信していかないといけないな、と思いましたので。
というわけで、編集後記でした。