ベッドに戻り泣きながら、陣痛に耐える。
看護師さんが度々様子を見に来てくれる。
しばらくすると、便が出たい感覚がある。
上の子を産んでいるので、陣痛の痛さは痛いけどまだ耐えれる痛さ。
自分では訳が分からなくなり看護師さんを呼んだ。
「便が出そうな感じです。でも、よくかわかりません。」と言うと、分娩室に行くことになった。
看護師さんとみち君が私を支えながら、分娩室まで歩く。
私はテリーちゃんとお別れをしたくなかったので、分娩室に行きたくなかった。
ずーとお腹の中に居てほしい。
悲しくて、辛くて涙が溢れてくる。
「行きたくないよー。産みたくないよー。」と泣きながら、歩いて行く。
みち君は分娩室に入らずに外で待っている。
分娩台に上がって直ぐに、いきむ事もなくテリーちゃんが産まれて来てくれた。
本当に母親想いで優しい子。
静かな出産でした。
テリーちゃんを出産した時、私はもう泣いてはいなかった。
悲しい気持ちより、嬉しい気持ちの方が勝っていた。
決して産声を上げる事がないってわかっていても、他の赤ちゃんのように産んであげれた事が嬉しかった。
出産前まで、
【なぜこんなにも痛くて辛い思いをしてまで。亡くなっていることがわかって、なぜ産まないといけないんだ。帝王切開で出してほしい。】
って思っていました。
でも私はちゃんと他の赤ちゃんと同じように産んであげられた事が嬉しかった。