ブラッドパッチ後なかなか痛みが治らないのはなぜか? | 脳脊髄液減少症を日本最東端からぶった斬る!

脳脊髄液減少症を日本最東端からぶった斬る!

脳脊髄液減少症は自身も患っている病気で、
認知度は年々増えてきましたが、
医師の中にも知らない人がいる程です。
症状は多様で、人によって違います。
私はブラッドパッチと人工髄液で治療をしています。
社会復帰を目指し、闘病している方の助けになれれば幸いです。

脳脊髄液減少症の

発症からブラッドパッチまで

数年単位という長い時間を

経過してしまった人

症状回復または社会復帰に

長い時間がかかる理由を

考えてみました(簡潔に)。

 

医師免許を持ってるわけではないので

参考程度に見てもらえると助かります。

ただ大学では生理学や解剖、薬理など

人体の仕組みについては学んだので

その時の知識も含めて書いています。

 

発症から漏れがふさがるまで

数年かかった場合、

通常ではありえない痛みを

感じている期間が長いはずです。

(自身は2年でした)

 

この痛みを持続的に感じている

ということがある問題に繋がります。

 

専門用語で

「感作」

というものです。

 

わかりやすい例で言えば

重いものを手に落として

腫れたとします。

さらにその後また同じ場所に

モノを落としてしまったとしたら

健康な部分に落とすよりも

痛いはずです。

腫れた部分を手で触った

だけでも痛みがでます。

 

この状態を

感作していると言います。

(敏感になっている感じです)

 

上の場合だと手の部分

だけなので

末梢性感作といい

 

この敏感な状態が続いていると

脊髄や脳までが敏感になる

中枢性感作を起こしてしまいます。

(脳と脊髄は中枢に区分されるから)

そしてこの中枢性感作になると

全身に痛みが広がることもあります。

 

鎮痛剤が効けばいいですが

脳脊髄液減少症では

ほとんど薬は効果がないです。

 

あまりに感作状態が強すぎると

麻薬といった強い薬でも効かない

状態にもなる可能性があります。

 

この中枢性感作が起こっているために

脳脊髄液の漏れが止まっているのに

痛みが治らない原因だと私は

考えています。

(もちろん脳脊髄液量が

増えてこないなどの要因も

原因の一つだと思いますが)

 

 

繊維筋痛症の機序説明に

この中枢性感作が

使われています。

(脳脊髄液減少症なのに

繊維筋痛症と診断される

ケースもあります)

 

そこでこの感作状態から

どうにか抜ける方法はないか

1日中探していました。

 

そうしていたら

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)

というものを見つけて

そこからヒントを見つけました。

(MPSも脳脊髄液減少症と

類症鑑別が必要です。)

 

http://trigger110.net/

ここのサイトは

MPSをトリガーポイントという

所に注目して治療方法を

考えています。

 

ペインクリニックに通院して

おられる人なら慣れた言葉

かと思いますが、

トリガーポイントというのは

ざっくり言うと痛みを発生させてる

根源の場所といった感じです。

 

このトリガーポイントを

攻撃することで

脱感作をすることを

目標としています。

 

この中で自分でできるものを

探しました。

http://trigger110.net/treatment/treatment-method

触手療法というものです。

これなら簡単にできそうですし

無理そうならすぐ止めれば

そこまで悪化はしないと思います。

 

となると脳脊髄液減少症が

さらに悪化した例も

聞きますし、私自身も医師の

意見がないと怖いのでしませんが

 

触手だけならいいかなと思い

今日から始めてみました。

(頭痛がしている頭全体部分を

触っただけです。)

 

実際にやると体が温かく

なりましたが、頭痛は頭の固さが

より感じている状況で

何とも言えません。

なにか変わり次第

報告したいと思います。

 

 

日々痛みに苦しんでいる方が

ほんの少しでも痛みから

解放されることを祈っています。