L.O.T.C 2017
L.O.T.Cってなんの略?
LANDING on the CITY の略です。
アルバムの副題が「渋谷に舞い降りた天使」なのでね。
どうして渋谷なのかは謎(笑)
退団後のお仕事が渋谷にご縁あることが多かったし、単純に真咲さんが好きな街なのかもしれません。
その「渋谷」もそうだし、アルバムのビジュアルも、ここしばらくの猛スピードな女子化も、私にとってはちょっとしんどくて…。
正直、メジャーデビューに対する期待もワクワクも静かなものでした。
コンサートは3回とも観る、と決めていました。
黙っていても次から次へ主演舞台が出来た宝塚時代とは違って、単体で大きなステージに立つことはとっても貴重な機会。
「MUSE」が宝塚時代のファンに対する最後のご挨拶だとしたら、今回のコンサートは正真正銘のスタート。
心の中のモヤモヤと自分なりに闘い、意を決しての初日。
そして、カミングアウトすると、メディアに出た一曲は聴いていましたが、他のアルバム曲は敢えて聴いていませんでした。
初めて、ナマの真咲さんの歌を聴いて、そこで自分はどう感じ、何を思うのか、それを確かめたかった。
結果。
初日こそ真咲さんと観客の緊張感が微妙な探り合いとなり、目の前で起こっていることに対する整理も評価も出来ない状態(笑)でしたが、みんなで晩御飯食べて、ひと晩寝て…
迎えたラスト公演は。
何だか全てが腑に落ちて!!
ここしばらくの自分のモヤモヤもひっくるめて気持ちよく整理されました。
真咲さんはどこに向かわれるのか。
そんな事、誰も知らないし、わからない。
けれど、この方のパフォーマンスを、歌を、好きだと思えば手をのばせばいいだけ。
変な思い込みや、執着心や、責任感、もっと言えば嫉妬に近い、可愛さ余って憎さ百倍的な、自分の心の片隅にある小さなシコリ。
私の知ってる真咲さんはもうとっくに旅立ってしまっている。
そして今、まさにこのコンサート、この渋谷オーチャードホールのステージに landing on the city
目指すところをJ-POP、と決めたのならそれもよし。
ナマで聴いた真咲さんのアルバム曲は、とっても素敵だった。
前半のサービス精神満点とっ散らかった?雰囲気よりも後半、ひたすらオリジナル6曲をマイクひとつで歌い切ったステージがとてもとてもかっこよかった。
ミュージカル曲とJ-POPを比して、何となくミュージカルの方がホンモノ、みたいな優劣を勝手につけていたけれど…違うな。
コンサートの後、車の中で聴くアルバムは、あのナマ歌には及ばないけれどやっぱり素敵で、勝手に脳内はライブ音源に変換してる。
楽曲の曲調、歌詞には、真咲さんの意向がくまれているのをビシバシ感じるし、そしてそれを実にプロ!なテクニックでキャッチーに仕上げてくれている。
そして何より、真咲さんの、一曲を演じるに近い歌唱。
この道、いけるのでは?
ミュージカルをたくさん、あの役やこの役…!
と思っていたけれど、何もミュージカルに限定することはなくて。
何だって出来る、どんな歌も歌える歌手、龍真咲!でいいじゃない。
舞台の人が出すオリジナルアルバム、ではなくて、
J-POP歌ってる人がミュージカルも演れる。
この道ありかも。
その昔、黒木瞳さんが退団した頃。
退団後初のデビュー作を見届けようと映画館に友人達と駆けつけた。
作品としては良かったのかもしれない。けど、いきなりのオールヌードでした。覚悟はしてたものの、彼女の大ファンだった友人は泣いてた。
天海祐希さんのデビュー作も衝撃的でした。
もちろんミュージカルを主体に素晴らしい実績を残していかれるOGさん達もたくさんたくさんいらっしゃいますが、宝塚の匂いを払拭して、真っさらな道を、真っさらな世界を歩いて行こうとされる方は最初の一作めが勝負なのかもしれません。
まだ真咲さんがオールヌードでなくて良かった(笑)
なーんて冗談です。
